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高校最後の文化祭で後輩2人からそれぞれ告白されたんですが…

舞台
坂道高校の文化祭前日+2日間の文化祭+後夜祭

登場人物
◯◯:主人公、高3、アニメ部とバンドを掛け持つ
渡辺莉奈:ヒロイン、高1、アニメ部所属
宮地すみれ:高3、◯◯の友人
小川彩:ヒロイン、高2、◯◯のバンドメンバー
一ノ瀬美空:高3、◯◯の友人



私、渡辺莉奈には好きな人がいます

同じ高校の2つ上の◯◯先輩で同じアニメ部に所属しています

今年は先輩にとって最後の文化祭

文化祭が部活最後の活動なので文化祭が終わると今までみたいには会えなくなってしまうから

私は告白することを決めた



私、小川彩は好きな人がいます

同じバンドの1つ上の◯◯先輩です

去年の文化祭で先輩が演奏している姿を見て一目惚れしちゃいました(照)

先輩に近づきたくてバンドに入りたいと言うと、メンバーが1人骨折してそれを機にバンドを抜けたみたいで、私はピアノを習っていたこともあり空いたピアノとして加入できました

文化祭での披露が終わるとバンドメンバーは私以外3年生ばかりなのでバンドは解散になってしまうから、

私はこの文化祭で告白することに決めた


文化祭前日

◯◯:ふーっ、オリジナルアニメの上映は大丈夫そうだね

莉奈:大丈夫だと思います。宮地先輩とか色んな先輩に声優を頼んでもらってありがとうございます。

◯◯:いや、あれは宮地が渡辺を溺愛してるから大丈夫だよ~ってすぐOKしてもらえただけ。これを機にもっと仲良くしたいみたいだよ

莉奈:あっ、そうだったんですね。だから最近よく声をかけてくるんですね

◯◯:まぁ悪いやつじゃないから仲良くしてあげてね

莉奈:はい

莉奈:(ゴクリ)あのっ、私と先輩って1日目の午前だけシフトじゃないですか

◯◯:うん。だいぶアニメの制作をやったからね

莉奈:よかったら、1日目の午後一緒に文化祭まわりませんか(ドキドキ)

◯◯:いいよ。まだ誰とまわるか決めてなかったから。渡辺は高校初の文化祭だろ?頑張って楽しませるよ

莉奈:(ヨカッター!)ありがとうございます// じゃあ楽しみにしてますね


その後◯◯はバンドの最終調整へと向かった


◯◯:お疲れ~。緊張してる?

彩:あっ◯◯先輩お疲れ様です。私にとって最初で最後のステージなのでやっぱり緊張します

◯◯:まぁそうだよね、でも小川がいなかったらピアノがいなくてもしかしたら今年は演奏しないかもしれなかったんだぞ

彩:えっそうだったんですか!

◯◯:けど、小川が来てくれたからまた活動できて嬉しいよ。ありがとな(ナデナデ)

彩:えへへ(照)// 私は去年の演奏にとても感動してまた見たいなって思ってただけですよ

◯◯:ありがとうな。それと、一ノ瀬も小川の指導ありがとな

美空:全然!私が骨折したときはほんっっっとうに申し訳なかったけど、こんなに可愛いあーやが入ってくれるなんて!ぎゅーーっ💕(スリスリ)

◯◯:ま、まあ程々にな

彩:あ、そうだ。先輩って2日目って空いてますか

◯◯:演奏の披露以外は特に何もないよ

彩:じゃあ2日目いっしょに過ごしませんか

◯◯:わかった、いいよ

彩:(ヤッタ//)

美空:(フフッあーやちゃんと誘えてえらいね)

美空:(多分◯◯はあーやの気持ちに気づいてないと思うけど)


文化祭1日目

オリジナルアニメの上映はお客さんの反応を見てる感じ好評だったみたいだ

午前中のシフトが終わり午後からは渡辺と模擬店をまわり、

定番のたこ焼きや焼きそば、フルーツ飴を食べたり、お化け屋敷やステージの披露などいろいろ楽しんだ

1日目の終わりになり、渡辺から話があると言われ人の少ないところへ

◯◯:話ってなに?もしかしてアニメ部辞めたいとか?

莉奈:いえっ、そうではなくてですね、、、

莉奈:私、◯◯先輩のことが好きです。アニメ部でデザインしてるところとか素敵ですし、私がミスしちゃっても助けてくれたときは本当にカッコよかったです。すぐには返事をできないと思うので、

莉奈:もしOKなら後夜祭が始まる18時に屋上に来てください

それだけ伝えて私は逃げるようにその場を去った

◯◯:…

◯◯:マジか、、、(渡辺が俺のことが好きだなんて、、、)




文化祭2日目

バンドの演奏は午後からだったのでそれまでは小川といろいろと巡った

途中、一ノ瀬がやってるメイド喫茶に行くと小川が逆に一ノ瀬に『萌え萌えキュン』をやらされていたが、、、

それからしばらくして、そろそろステージの方に向かおうとすると、小川から少し話があるからと空いている教室に入った。

◯◯:(昨日もこんなことあったな、、、)

◯◯:それで、どうしたの?やっぱり緊張してきた?

彩:それもそうなんですけど、、、

フゥ…

彩:わ、私先輩のことが好きなんです// 去年の文化祭でのステージを見たときから。だから少しでも近づきたくて同じバンドに入れないか聞いたんです。この一年バンドメンバーとして一緒に練習してて、やっぱり先輩の演奏はカッコよくて、、、もっと好きになりました

◯◯:(本当に告白だったんだ)

◯◯:(ていうか結構前からなんだ、、、)

◯◯:あ、ありがとう。小川にそう言ってもらえて嬉しいよ

彩:あ、まだ返事は大丈夫です!これから演奏なので。その前に私の気持ちを伝えたかっただけなので、、、

彩:もし、OKなら後夜祭が始まる18時に私のクラスに来てください。

彩:じゃ、じゃあステージに向かいましょう!

◯◯:あ、うん、、、


その後のステージはバンドの中で最優秀賞をもらうほど盛り上がった



そして18時…
後夜祭でみんな運動場に集まっており校舎には数人しかいなかった



屋上と教室の扉が同時に開いた
ガチャッ
ガラガラ





??:来てくれて嬉しいです






◯◯:うん、そうだね







◯◯:やっぱり渡辺と付き合いたいなって







莉奈:ふふっ、嬉しいです。私、聞いたんです。1つ上の先輩が◯◯先輩に告白したって。だからとっても不安だったんです。もしかしたらその先輩と付き合うのかなって…

莉奈:どうして私を選んでくれたんですか?

◯◯:俺、渡辺の描く絵が好きなんだ。どのキャラクターも生き生きとしてるし、一生懸命に描いてるのも知ってる。だから俺も最後の文化祭だし告ろうと考えてたんだよね

莉奈:そうだったんですか!


莉奈:あのっ、付き合ったので名前呼びでもいいですか?(照)

◯◯:いいよ、莉奈//

莉奈:えっ、あっ、はい//

莉奈の顔は真っ赤だった


莉奈:そういえば◯◯に告白した先輩ってどうしたんですか?噂によると私と同じ18時に待ってるって言ってたみたいですけど、、、

◯◯:あぁ、そっちは大丈夫じゃないかな、多分…





少し時を戻って

ガラガラ

彩:美空先輩…

美空:彩…

美空:事情は聞いてるよ

彩:そっか……私フラれちゃったんだ…

美空:うん…◯◯が行ってあげてって。俺は他の子のところに行くから小川を選べないって。でも、小川はバンドの練習の時も一人で抱え込みすぎるクセがあったから、一人にさせないように、一ノ瀬、慰めてやってくれって

彩:やっぱり◯◯先輩は優しいな…だから好きになったんだけど…(グスッ)

美空:今は私しかいないから泣いていいんだよ




それからしばらくして


美空:ハッ!今って彩付き合いたい人いないよね!

彩:◯◯先輩以外はそうだけど、てか知ってますよね

美空:これからは私があーやのお世話してあげる!ギューッ

彩:それはヤメてー!



end



読んでくださりありがとうございます!
投稿2作目です
今回はばななさんの企画 #読ませて負けヒロイン の作品です
初の企画物の参加でしたがばななさんの作品は櫻坂がほとんどなので、だったら乃木坂がと日向坂のコラボで書こうと思い、最年少メンバー同士で書いてみました
ぜひ、感想などお待ちしております!


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