次のステージへ向かって
2016年
祐希「ねえ、私、転校するんだ。」
そう言ってきたのは幼馴染の与田祐希。
◯◯「そっか…ってことはこの島から出ていくんだね」
祐希「うん…ごめんね。もっと一緒にいたかったんだけどね。」
◯◯「俺もそう思ってた…」
祐希「ごめんね…。私ね、アイドルになるんだ…。」
◯◯「祐希って昔からアイドルすき好きだったもんね」
祐希「私、頑張るから」
◯◯「じゃあ、俺がファン1号になってもいい?」
祐希「もちろん!」
こうして祐希はアイドルになった。
祐希の活躍はとても輝かしいものだった。
直接連絡を取ることはあまりしなかったが、
俺もできるだけ
握手会やミーグリには参加していた。
2025年現在では
アイドルの中でも珍しく、3rd写真集を出すことが決定している。
1月5日
今日はなんだか虫の居所が悪かった。
特に理由はないが、なんとなく祐希に関することで何かあると感じていた。
19時
祐希のブログが更新された。
◯◯「そっか、原因はこれだったのか…。」
ブログを読んで数分後、祐希から電話が来た
祐希「もしもし」
◯◯「もしもし。久しぶりだな。」
祐希「そうだね。…ブログ読んだ?」
◯◯「…もちろん。ファン1号だからね笑」
祐希「ほんとは発表前に言いたかったんだけど、情報が漏れちゃったらいけないからって言われて。」
◯◯「しょうがないね、でも、今電話できてることだけでも嬉しいよ。」
祐希「ありがと…」
◯◯「卒業後はどうするんだ?」
祐希「地元に戻ろっかなって」
◯◯「そっか…まあ、いいんじゃない?今は俺も地元にいるしさ。」
祐希「…前にさ、転校するって言った時に、一緒にいたかったって言ったの覚えてる?」
◯◯「覚えてるよ。俺がファン1号になるって言った時でしょ?」
祐希「うん。それでさ、本当に一緒にいたいなって。」
◯◯「それって…」
祐希「私とさ、付き合おう?」
◯◯「どうしよっかな~笑」
祐希「え⁉︎今、雰囲気完璧じゃなかった?即OKだと思ってたんだけど。」
◯◯「いや、俺も祐希の事好きだよ?笑」
祐希「だったら…」
◯◯「フフッいいよ。ただ揶揄っただけだから笑。祐希がこっちに戻ってきたら付き合うか。」
祐希「ん~もう!」
数ヶ月後
祐希「ただいま。」
◯◯「おかえり。」
祐希「これからよろしくね」
こうして祐希の人生は新たなスタートをきった。
投稿40作目です。
与田ちゃんは割と推してたので卒業発表に心がやられたので書きました
ぜひ感想などお待ちしてます