美人2人に告白されたのでゲームで勝った方と付き合うことにしました

和「◯◯さん！ぜひ私と付き合ってください‼︎」

史緒里「いやいや、◯◯さんは私と付き合いたいですよね！ね⁉︎」

俺、◯◯はクイズ作家として働いている

以前、乃木坂46のメンバーが出たクイズ番組の問題を作成したので、

現場で監修として居た時に2人とも俺のことを一目惚れしたらしい。

◯◯「まず、君たちはアイドルでしょ？恋愛していいの？」

和「そんなのはどうでもいいんです！」

史緒里「そうです‼︎というか、君たちって言わないでください。私には久保史緒里っていう名前があるんです！」

和「私も和って呼んで欲しいです！」

◯◯「わかった、わかった。史緒里と和ね。」

和&史緒里「はい！」

◯◯「それで、俺を好きだっていう話だけど…」

和「そうです！どっちと付き合いたいですか？」

◯◯「う～ん…そうだなぁ。どっちも可愛いし決めかねるなぁ」

和「///」

史緒里「可愛いって言われちゃった～ｸﾞﾍﾍ」

◯◯「あっ！そうだ！だったら俺の作ったクイズ解いてよ！それで点数が高かった方と付き合ってあげる！」

和「私、あんまりクイズとか得意じゃないんですけど…」

史緒里「私も…」

◯◯「大丈夫大丈夫。今からやるクイズは

『乃木坂歌詞漢字イントロクイズ』

だよ」

和「？」

史緒里「なんですかそれ？」

◯◯「乃木坂の楽曲で漢字イントロとして、歌詞に書かれる最初の漢字五文字だけで何の曲かを当てるんだ。」

◯◯「まあ、例題を見たらわかると思うよ」

例題「土曜夜彼映」

◯◯「これは『土曜の夜は 彼と映画に行こう ~』から始まる『13日の金曜日』が答えだよ」

史緒里「今のはわかった」

和「私も！」

◯◯「問題は全部で5問。全部表題曲で１つ10ptだよ。それじゃあ始めるよ」

第1問
「買中古君乗」

和「はい‼︎わかりました！」

◯◯「答えをどうぞ」

和「『チートデイ』」

◯◯「正解！」
(買ったばかりの中古のバイク 君を乗せてフルスロットルで ～)

史緒里「和のセンター曲じゃん。ズルくない？」

◯◯「曲はランダムに選んでるから」

史緒里「まあ、まだ負けてないからいいけど」

和「ヘヘーン◯◯さんの彼女に一歩リードですね」

史緒里「乃木坂イントロ女王として絶対勝ってやる‼︎‼︎」

◯◯「では次に行くよ」

第2問
「電車近気配」

史緒里「はい‼︎」和「はい‼︎」

◯◯「若干、史緒里の方が早かったね。答えをどうぞ！」

史緒里「『サヨナラの意味』」

◯◯「正解！！」
(電車が近づく 気配が好きなんだ ～)

史緒里「ヤッタ‼︎これを取られてたらヤバかった」

和「くっ」

◯◯「流石に簡単だったかな」

◯◯「じゃあ次の問題」

第3問
「月雫背受一」

史緒里「わかった！」

◯◯「どうぞ、答えを」

史緒里「『命は美しい』」

◯◯「正解！」
(HA…HA…HA…  月の雫を背に受けて 一枚の葉が風に揺れる ～)

◯◯「やっぱイントロ女王だけはあるのかな？」

史緒里「よし、あと1問！」

和「ヤバいヤバいヤバい…次とらなきゃ…」

◯◯「では第4問」

第4問
「真白書今一」

史緒里「はい‼︎」

◯◯「おっ史緒里が早い！答えは？」

史緒里「『僕は僕を好きになる』です」

◯◯「すごい！正解‼︎」
(真っ白なノートの1ページに書いてみるんだ 今一番嫌いな人の名前とその理由を… ～)

史緒里「やっぱり山の初センター曲は譲れないよ。じゃあこれで30pt対10ptでもう逆転できない！つまり◯◯さんと付き合える‼︎」

和「そんな……」

◯◯「史緒里落ち着いて。問題はまだあと1問あるよ」

史緒里「でも、10ptじゃ逆転できないでしょ？」

◯◯「この企画作品は『起死回生の大逆転』がテーマだよ？つまり、最後は100ptです‼︎」

史緒里「ちょっと、メタ発言やめてもらっていい？それって私が負けることになるんだけど…」

◯◯「まあまあ、そんなことは気にせず史緒里が正解してもいいんだからね？」

和「私にもまだ付き合えるチャンスが…」

史緒里「絶対正解してやる‼︎」

◯◯「では、運命の最終第5問！」

第5問
「知僕見何度」

和＆史緒里「う～ん」

◯◯「おっこれは意外と悩んでるね」

和「わかったー！」

史緒里「げっ」

◯◯「答えをどうぞ‼︎」

和「『インフルエンサー』‼︎‼︎」

◯◯「大正解！！」
(ブンブンブン ブンブンブン ブンブンブン ブンブンブン
インフルエンサー (HEY!HEY!HEY!)
ブンブンブン ブンブンブン ブンブンブン ブンブンブン
インフルエンサー (HEY!HEY!HEY!)

いつだって 知らないうちに
僕は見まわしている (何度も) ～)

和「ヤッターめっちゃ嬉しいです‼︎」

史緒里「やっぱりこうなる運命だった…」

◯◯「ま、まあそれは作者に言うとして」
(たっつー「それはごめんって」)

◯◯「じゃあ改めて和、これから彼女としてよろしく」

和「はい！よろしくお願いします！」

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投稿16作目です
今回はたあーさんとラギさんの企画 #毎日が絶望の1秒前 の作品です
作ってて多分これじゃない感はあったんですけどいい感じに書くのが難しくてこういう形に落ち着きました
ぜひ感想などお待ちしてます！