聖闘士星矢【Final Edition】の違い【4巻】
前回に続いて秋田書店から発行されている
聖闘士星矢ファイナルエディションの加筆修正や違いを集英社文庫版と比較したノート第4弾です
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前回の【3巻】比較ノートはこちらです↓
4巻の内容は暗黒聖闘士編決着から白銀聖闘士鳥座のジャミアンが登場するまでです
今回も大量の加筆修正がありますがまずは絵の部分から取り上げていきます
絵の加筆修正
不死鳥よ甦れ
全員の聖衣と体が加筆修正されております
氷河の腕に血、不死鳥座の聖衣の胸アーマー
手に血が付いています
胸アーマーが大きくなっています
台詞も
「バ、バカないくら兄弟とはいえ一輝はおまえまでほうむろうとしてきたのだぞ」
→「バカな!一輝は弟のおまえまで葬ろうとしてたのだぞ!」
「それにこの男は青銅の中では最強をほこる、今たおさねばたおすときは二度とないかもしれんのだ!」
→「しかもこの男の強さは知っての通り!」
に簡略化されています
ホエールの胴体
胴が伸びて腹部が丸出しになり防御力が落ちてるように見えます
ペガサスクロスの背中のパーツ
前巻と同じく背中のパーツを加筆
首周りも変わっています
台詞も「戦闘準備完了!!」→「戦闘準備完了だ!!」
沙織を包んでいる布
なぜか花柄に(笑)
唇の加筆
細かい、、ここ以外もちょくちょくあります
星矢の髪
髪のボリュームがアップ
台詞の加筆修正
今回も大量の修正があります
前回までと同じく台詞の簡略化が目立ちますが中でも白銀聖闘士編はストーリーの流れが変わってしまってあるものもあります
どうだ一輝
「どうだ一輝自分がはなった幻魔拳をみずからあびた感想は...おまえにとってはいまわしいデスクィーン島での地獄日びでも思い起こしたか...」
→「どうした一輝幻魔拳を自ら浴びていまわしいデスクィーン島の日々でも想起したか」
「さすがにおそるべき魔拳よ...どうやらもうはなすこともうごくこともできんようだな」
→「だが鳳凰幻魔拳とは...さすがに恐るべき魔拳よ」
FE版でよくある台詞の簡略化ですね
無益な戦い
氷河
「とどめだ一輝これでうっとおしい戦いは終わらせてもらうぞ!!」
→「とどめだ一輝これで無益な戦いは終わらせてもらうぞ!!」
細かい変更ですね
この一輝
この一輝→【オレ】に変更
前巻のノートでも取り上げましたが【この紫龍】も【オレ】に変えられてしまい車田漫画特有の言い回しがなくなるのは寂しくもあります
半死半生
一輝
「フッ・・・とはいえどいつもこいつも半死半生のようなツラをしている!」
→「とはいえどいつも死人のようなツラだな!」
知るか!
中段のコマに「知るかよ!」
文庫版では右下に「知るか!」
JC版だと「そうだ!」だった覚えがあります
一輝の台詞も
「なにい!?」→「オレが弱虫だとぉ!?」に
FE版はたまにテンポが悪くなる変更がありまくね
おまえだけじゃないぞーッ
星矢
「地獄のような苦しい思いをして帰ってきたのはおまえだけじゃないぞーッ」
→「そうさ地獄のような思いをしてきたのはお前だけじゃないってんだ!!」
6年前の回想
紫龍
「あの鉄条網には一万ボルトの電流が流れてるってはなしだ。ふれただけであの世いきだぞ」
→「あれには高圧電流が流れているらしい」
紫龍
「むうバスがでるな。今日は第三陣の三四名か」
→「むうバスが出るな。今日は第三陣の16名か」
34人が16人に
このわからずやめー
【ぐわっ】という叫び声が追加
バカめあたらしく
「バカめあたらしくよみがえった不死鳥が命の脈動ではじけるような今おまえの流星拳などへでもないわ!」
→「フン甦った聖衣の前では流星拳など屁でもないわ」
フッかんけいないさ
「はっイッ...一輝...お前右腕が...そんな右腕おまえは今まで戦っていたのか」
「フッ関係ないさ」
→「むうっ一輝おまえ凍りついた右腕で今まで戦っていたのか」
「フン右腕など」
流星が4つとんだ
よくあるナレーションのカットですね
白銀聖闘士編の台詞修正によるキャラの行動の変化
上でも書きましたが白銀聖闘士編は台詞の修正により話の流れも変化が生まれました
主には星矢たちが富士山を脱出した方法とその後のマリンとムウの立ち回りです
ミスティ登場
「フッ・・・フフフ他愛のない者たちよ。かわいそうだが彼らは永久にこの富士の地底でねむることになった。むしろこのミスティの手にかかって死んだことを誇りに思え!そう白銀聖闘士蜥蜴星座のミスティのな!!」
→「フッドブネズミどもめ。慌てて飛び出してきたな。これから大掃除が始まるのだ。むしろわたしの手にかかって死ねることを誇りに思え!この白銀聖闘士蜥蜴座のミスティのな!!」
マリンとミスティの台詞変更
「ミスティ流石だね、大地を揺るがせて獲物を穴から飛び出させるとはでものんびり構えてると逃げられるよ」
このページ文庫版では「フッあまいわミスティ」の一言のみ
ミスティは富士山にマーブルトリパーを放ち星矢たちを生き埋めにしたつもりでしたが
何者かがテレポーティションで脱出させたことに気づかずマリンにそれを指摘されました
FE版ではミスティは星矢たちを富士から追い出し自らとどめを指すために富士を揺らしました
その為マリンの台詞が全く逆のものになっています
「青銅と白銀では神と虫けらほどの差があるのだから」
→「空を裂き大地を割るのが聖闘士だ。青銅のおまえらにはムリだがな」
この辺は少しかっこよくなった修正かも
ムウのテレポーティション
元はムウがテレポーティションで星矢たちと暗黒聖闘士の8人を救出しましたが
FEでは星矢一人を救うので手一杯だったようで他の聖闘士は一輝のように自力で脱出したようです
戦いとは実力が等しい者同士で出来るもの
「青銅と白銀が戦いになると思うか、戦いとは実力がひとしい者同士で出来るもの青銅と白銀では天地のひらきがあるのだ」
→「同じ聖闘士とはいえ青銅と白銀では天地の開きがあるのだぞ」
「ああっペガサスの聖衣が夜空からおりてきた」
→「ああっペガサスの聖衣だ!!」
ムウ
「べつに味方をしているわけではない。ただおなじ死ぬにしてもすこしは希望をあたえてやってもよかろう」
→「青銅が白銀に立ち向かうというのだ。少しは希望を与えてやってもよかろう」
空拳に気づくキキ
星矢がやられたと思っていたキキですがFEではあやしんでいます
ムウを問い詰めるミスティ
星矢を救った理由を問い詰めるミスティでしたがFEでは警告するのみ
マリンのイリュージョン
元はムウが暗黒を青銅に見えるよう幻惑をかけたのですがマリンがイリュージョンをかけたことになりました
この修正はムウの格が落ちてる気がしますね
マリンが幻惑を使えるのもおかしいと思います
このミスティ
「魔鈴めこのミスティの目はごまかせん!」
→「そういつまでもわたしの目はごまかせん!」
またこの〇〇が修正。好きな言い回しなのに残念
勝った
文庫版ではこのシーンは台詞のがありませんでした
純金とメッキの違い
氷河
「フッ純金とメッキのちがいが最後になってやっとわかったか!」
→「それが純金とメッキの違いだ」
心の小宇宙が燃え尽きるまで
元は
「敵が来るならどこまでも戦いぬくだけだ。心の小宇宙が燃えつきるまで...」でした
【心の】はカットしなくても良かったと思います
ミリオンゴーストアタックの速度
速度がマッハ2から3に
ニセ者だ
何度どころか一度も言ってなかったからこの修正はありですね
さりげなく紫龍たちに唇の加筆がされています
臆病者
沙織
「いいでしょう臆病者に用はありませんどこへなりとさりなさい」
→「いいでしょうどこへなりと去りなさい!」
飛び降りる時のセリフ
「うおおおーっ」→「行くぜぇーっ」に変更
おわりに
いかがでしたでしょうか?
これまでは台詞の修正で簡略化はあっても意味は変わりませんでしたが
今回はキャラクターの行動にも変化がありましたね
次回も楽しみに
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追記(2023/06/14)
5巻のノート投稿しました!