生後3ヵ月の赤ちゃんを連れて飛行機に乗った話
7月上旬に子のお食い初めを関西の実家で行うにあたり、東京の自宅から関西へ帰省することになった。その際、幼い子を連れて初めての飛行機移動を経験したので、その過程を記録する。
帰省時の交通手段を考える
東京から関西へ帰省するにあたり、まず初めに浮かんだ交通手段は新幹線だった。そのまま新幹線にしようとも考えたが、他にも飛行機や自家用車という手段もあったのでこの3つの選択肢を吟味した。
吟味した結果、今回は飛行機を選択した。費用を抑えられる点と今後の旅行に向けて子連れ飛行機に慣れておきたかったのが大きな理由である。検討した内容を箇条書きで記載しておく。
新幹線
良い点
本数が多く時間の柔軟性がある
子の機嫌が悪くなった場合に退避できるスペースがある(デッキ)
懸念点
コストがかかる(飛行機の項目で後述)
乗車時間が約2.5時間と長い
飛行機
良い点
費用を抑えられる
貯まっていたマイルを利用できるため
フライト時間が約1時間と短い
ベビーカーを預けられる
空港は子連れに助かる設備が整っており快適
着陸する空港から実家が近い
懸念点
飛行中に泣き出した場合、退避できるスペースがなく周囲の乗客に迷惑がかかるかもしれない
空港まで遠い
自家用車
良い点
コストはそこそこ抑えられる
ガソリン代+高速道路料金
プライベート空間を確保したまま移動できる
懸念点
時間がかかる(休憩時間含めて約7時間)
ドライバーが疲れる
搭乗日前に予行演習をする
飛行機は飛行時間こそ短いが、搭乗までに手続きがたくさんあり手間がかかる。子連れ搭乗は初めてなので、当日のトラブルを避けるべく、搭乗1週間前に予行演習として空港へ移動してみることにした。
本番当日と同じ時間に家を出て空港へ電車で向かい、混雑具合や乗り換え経路を確認する。ベビーカーはエレベーターを利用する必要があり、乗り換え経路が複雑になる。都心の迷路のような駅の乗り換えを事前に経験しておくことで、当日のトラブルを避けることができた。
搭乗日当日
自宅出発から手荷物チェックインまで
予行演習で事前に移動経路は経験済みなので、当日の朝は焦らずゆとりを持って移動することができた。通常、国内線なら離陸1時間前に空港へ着いておけば十分であるが、今回は離陸2時間半前に空港へ着くようにした。(結果それでちょうど良かった)
空港到着後は手荷物と共にベビーカーも預ける。ANAであれば無料でベビーカーを預かってくれ、羽田空港国内線では搭乗ゲートまで利用できるベビーカーを無料貸し出ししてくれた。ただし、貸し出しベビーカーは角度が割と立っているのと乗り心地が硬いため、首が座っていない赤ちゃんにはオススメできない。ベビーカーを預けた後は抱っこ紐が良いと思う。
チェックインから搭乗まで
チェックインを済ませたら、お昼ご飯をテイクアウトしてから保安検査場へ向かう。ベビーカーが通れる保安検査場のゲートは限られているようで、指定されたゲートへ向かった。
搭乗までの間に大人はご飯を食べてしばし休憩して、子はオムツ替えを済ませる。機内で空腹にならないよう、必要があれば授乳しておく。
搭乗中は大人の膝上で子を抱えておくため、抱っこしやすいようにおくるみに子を包んだ。おくるみに包んだら安心したのか、子はすぐ寝たので眠った状態で搭乗する。
搭乗から離陸・着陸
搭乗後は子が寝た状態を保つべく、ゆらゆら揺らしながら背中をトントンして離陸を待つ。離着陸時の気圧変化により耳抜きができず、赤ちゃんが泣くことがあると聞いていたため、離陸に備えて妻は授乳ケープを着けたまま待機する。泣いた場合は、授乳して耳抜きをさせる。
夫婦ともに緊張して離陸したものの、離陸時も子は寝たまま、結局着陸まで一度も起きることなく機内で穏やかに過ごすことができた。同じ飛行機に乗っていた他の赤ちゃんはよく泣いており、保護者があやすのに苦労されているのを見たので、自分の子に感謝して飛行機を降りた。
まとめ
初めてのことで緊張した赤ちゃん連れ飛行機移動だったが、しっかり準備すれば問題ないことが分かった。帰省後にさらに2回搭乗した時(そのうちの一回は3時間半も乗っていた)も同様の手順で問題なく乗れたので、子連れ夫婦として経験値を上げることができた。
空港は赤ちゃん関連設備が整っており快適
帰省+旅行で利用した4つの空港全てで設備が整ってた
赤ちゃんの空腹とオムツを管理しておけば飛行機も乗りやすい
搭乗前に寝かせられるととても楽
長時間のフライトだと抱っこは疲れる
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