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たまにはアートにふれよう

この記事はフルリモートデザインチームGoodpatch Anywhere Advent Calender 2022 12日目の記事です。

最近美術館や博物館などでアートをじっと眺めた人、何人いるだろう。

コロナもあり、リモートワークが普及していく中で、外に出かけること自体が減りましたよね。最低限の行動しかできないなんて、生きづらさでしかない。働いて食べて寝ての繰り返しはあまりに無味すぎる。

時間がないんだよね〜アートに興味はあるんだけど、とこぼすあなたへ。
さぁ読んだらいく先は一つ、美術館へ。

アートを理解しようとしなくていい

自分自身、アートの造詣は皆無だと思っています。別に美大を出ているわけでもない、なんなら物理学専攻。デッサンにおいては専門学校の先生に「マジでダメ」と言われるほど技術も絵心もありません。理解できるとすれば、絵画の横にある説明を読んだ時くらい。

人って何故か理解したがるもんで、答えを見つけるための行動をとりがちです。これは義務教育の弊害だと思っていますが、これから加速的にやってくる激動する未来は、まさに予測不可能です。その時代に答えを探すのは、鳥取砂丘で無くしたサンダルを探すようなもの。(実際に修学旅行で片足だけ無くしました)

アートを見るときに、答えを探してしまう行為は、誰かがセットした答えを見つけること。それは、あなたの感じた答えではありません。

そう、無理に答えを探そうとしなくていい。まずはそこから。

自分だけのものの見方を持っているか

ビジネスだろうがアカデミックだろうが、エンターテイメントの世界であろうが、「自分だけのものの見方」を持てている人が、幸せを感じていたり、結果を出したりしているのではないかと思うんです。

あの人はすごいな、どこからそんなアイデアが出てくるんだろう。みんなが思いもしないようなことをふわっと生み出してしまう。同じものを見ていても、その人はきっと「自分だけのものの見方」があり、「その人だけが持つ答え」を導き出しているはずです。

僕たちが厄介なのは、その人たちを別世界の人間だと勘違いしがちなところ。別に変わらないんです、同じ人類だもん。むしろ「自分だけのものの見方」を自然に失ってしまっていることに気づいていないことが問題だと思います。

壁にかかった1枚のアートを目の前にして、「自分なりの見方」で「自分なりの答え」を導き出せない人が、ものすごいスピードで押し寄せる激動する複雑な世界の中で、何かを生み出したりすることができるのかな。不安でしかありません。

まずは、「自分だけのものの見方」をしていい!と勇気を持つことが大事。

アートカードって知ってる?

でもさ、美術館とか足繁く通えないし、という方へ朗報です。
僕個人もワークショップでも使っている「アートカード」というツールがあります。国立美術館から販売されています。

カードの作品は、東京国立近代美術館本館、国立工芸館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館の所蔵作品から13点ずつ計65枚選ばれています。

よく工夫できているのが、はがき大のサイズのカードに1つのアートがプリントされています。そして作品をよく見て自由に発想できるよう、アートカードには作者や作品名を記載していません。ですので、純粋にアートしか目に入らずフォーカスして鑑賞が可能です。

ワークショップでよく使うカードたち

みんながポジティブに考えることができる

さてワークショップをやる場合のやり方をカンタンにご説明します。

1.社内のチームでやる場合なら、まずはランダムに1枚ずつ引いてください。そして5分くらい時間をとって、じーっと眺めることに集中しましょう。
口に出したくなりますよね、でもこの時間だけはお口にチャックです。

2.次に、各メンバーごとに眺めたアートをみんなに見せて、自分が感じたことを伝えてください。わかってほしい、理解してほしいと思わなくて大丈夫です。今はわからなくてもいいんです。まずは自分の感じたことをアウトプットすることが大事です。

3.アウトプットを受けたら、他のメンバーは、余計なツッコミをせずに、肯定的に受け止めてあげてください。「私もそう思った」「へぇそんな見え方してるんだ」とメンバーの感じたことを素直に受け止めてほしい。

これが一巡すると、チーム内に不思議と同じ空気感が生まれてきます。普段だと否定されてアイデアも出したくなくなるにもかかわらず、この場では、なんでも意見を出していいとみんながそう感じることがとても重要です。

アートカードを使ったワークショップでは、「自分なりのものの見方」を「素直に出していい」というポジティブな空気感を作る頃が可能になります。ですのでアイスブレイクにもってこいですね。

新たな価値を生み出す

不確実な未来にどうやって生きていけばいいのか、会社としてどう戦略を練っていけばいいのか、そういうワークショップの時、「自分なりのものの見方」が大きく役立ちます。

チームの中で、自分なりのものの見方ができ、自分なりに感じた答えを出すことができれば、それは考えの多様性が担保されています。

いろんな知見や経験を持つ人が集まり、そこに多様性があるからこそ、考えやアイデアに分断が起きづらく、知と知の新しい組み合わせを生む可能性が大いに高まり、新たな価値を生み出すこともできるでしょう。

だってAnywhere!

ということで最後はやっぱAnywhereだもんと言わせてください。
僕がAnywhereにjoinしてから1年弱経ちましたら、相変わらず多種多様な人がたくさんいます。住む、働く場所はもちろん、地方創生に取り組んだり、ヘルスケアやったり、自分で経営したり、遊びだって真剣!サーフィンしたり、ゴルフしたり。最近では新潟県の参与まで務めることになったり。いろんなバックグラウンド、そして経験、培われた能力が多種多様すぎてまさにカオスです。

Anywhereのメンバーのほとんどは、「自分なりのものの見方」を持っています。だからこそ常に新たな価値を生み出すことができているんだと感じています。

終わりに

ほんとアート好きなんです。知らんけど。
見方も変わってて、近くで遠くでじーっと眺めるの、できれば一人で美術館に行きたい。そして時間に関係なく居座りたい。なんなら寝転んでもいい。いろんな角度で見たい。

そして今日12日は誕生日。お祝いされる年齢ではないけれど、お祝いがてらに、スキ押してくれると喜びます。

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