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建築におけるミステリーは豊富

建築の世界、とりわけ歴史的建造物に関わる場合は、不思議な体験をすることが多いです。

私は以前、歴史的建造物に関わったことがありますが、不思議な体験を経験しています。と言いながら、今回はそんな体験談をお話しようとは思っていません。(すみません・・公にするのも少し怖いので。)

建築においては結構ミステリーが存在するので、オカルトやスピリチュアルな事がお好きな方は結構面白い分野だと思います。

そんなミステリーの中で今日はひとつ、チェコ、プラハにある「カレル橋」についてです。現在の橋は1403年に完成したものです。それまでにも橋は存在したのですが、洪水により何度か流されてしまいました。現在の橋は完成から600年以上過ぎてもなお当時の姿をとどめています。

カレル橋

このカレル橋。
定礎されたのは1357年9月7日5時31分
数字を並べると、135797531
上昇してから下降する奇数の数列です。
この定礎の日時は、橋を守るために天文学と数の魔術により決められたものだということ。

さらに、カレル橋にはある呪文が刻まれています。
カレル橋の両端にある橋塔の屋根の下には、次のような文字が円形に刻まれているようです。(残念ながら、私は見たことありませんが。)

「Signatesignatemeremetangisetangis」

左から読んでも右から読んでも同じ回文になっています。意味はラテン語で「覚えておきなさい、覚えておきなさい、注意しなさい、私に触れるやいなや、汝は滅びるであろう」という意味のようです。

カレル橋が600年以上も経った今も残っているのは、建設した当時の技術力によるところが大きいとは思いますが、こういった呪文が見えないところで橋に訪れる災厄を退けているのかもしれません。

ちなみに、日本建築でもまじないやゲン担ぎが多いでしょうか。

社寺建築の部位を表す言葉は水に関する言葉が多いです。
「懸魚(げぎょ)」
「蟇股(かえるまた)」
「海老虹梁(えびこうりょう)」
「亀腹(かめばら)」
などなど…

木造建築で一番怖いのは火事です。
火除けのおまじないとして、こういった水に関係する言葉を用いたのかもしれません。

他にもまだまだ建築に関するミステリーはたくさんありますので、またご紹介したいと思います。


……………


フリーメイソンも起源は石工職人と言われているようです。建築に大きく関係していて、密議が伝授され「宇宙の建築家」という称号が与えられるとのこと。

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