吉田鉄郎の『日本の住宅』
今、読んでいる本の紹介をしたいと思います。
建築家・吉田鉄郎の『日本の住宅』
DAS JAPANISCHE WOHNHAUS
1935年に、ドイツや欧米向けに、日本建築の解説書として出版されロングセラーとなり、日本建築の特質や日本文化を海外に知ってもらう一助となった名著。
著者の吉田鉄郎は「東京中央郵便局(現:KITTE)」や「京都中央電話局(現:新風館)」など逓信建築のおいてモダニズム建築を体現した建築家。
書籍『日本の住宅』は海外の人たちに向けて解説された日本建築の入門書だけあって、SD選書の中でも読みやすい。
さらに、内容も日本建築の部位や形式の名称(例えば、床の間の種類や建具の名称など)を図解や写真とともに掲載されているので、一般の方にとっても日本建築について簡単な知識を得ることができるので、建物探訪や観光地に訪れた際には、より面白味が増すと思います。