イタリアのパスタは空港で食っても美味かった
一度イスラエルに飛ぶときにローマで十時間くらい足止めを食らったことがある。
そもそも、行くはずのない出張だったのだ。
その頃、僕の会社と広島の某社とのプロジェクトが大炎上し(それも石油コンビナート爆発級の大炎上)、僕は当日まで広島に詰めていた。
その時のカントリーマネージャーは元コンサルタントで、そのイスラエルの会社が日本市場に参入する事を仕事として手がけたという前歴を持っていた。
本来だったら参入したところで手を引いてコンサルタント料をもらうべきだったのだろう。何しろそのイスラエルの会社はバリバリのIT企業、そして如何わしいコンサルタントとITとは何かと相性が悪い。
ところがその人はなんでか舌先三寸でそのイスラエルの会社の日本支社のカントリーマネージャーに収まってしまった。収まったけど、コンサルタントとクライアントの関係性は払拭しなかった。従って、イスラエルの顔色ばっかり窺っている誠に残念なカントリーマネージャーとなった。
とにかく、保身。自分の保身のためなら部下を平気で犠牲にする。イスラエルから呼び出しがかかれば『はい喜んで!』、何か起これば『部下が悪い』。
要するに彼にとってはイスラエルが自分のお客さん、誰がプロジェクトにお金を払っているかは知ったことではない。
そしてそのとんだトバッチリが僕に飛んだと、まあそういう訳だ。
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