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今までの人生とProtoOut Studio での2ヶ月を振り返り、これからを考える。
新型コロナは、多くの障壁をいとも簡単に崩しました。
私がProtoout Studioに参加したのもそうです。
コロナ以前、このようなスクールは、東京にしかなく、広島に住んでいる私が参加するのは不可能でした。
私は4年前に、1年に1回しか取得できない一週間の休暇を使ってプログラミング教室に通ったこともありました。
3年前にデジタルハリウッドのG'sアカデミーの門を叩こうとしたこともありました。このときは本気で会社を辞めて東京で修行しようと考えてました。(今考えると40歳代でこんなこと考えるなんてかなりヤバイです)
で、半年前に、SNSでProtoOutStudioのことを知りました。
新型コロナのおかげで、オンライン開催ということから興味を持ち、充実したメンター陣、毎週何かを作ってQiitaを書くこと、クラウドファンディングが卒業制作ということに惹かれ、申し込みしました。
入学するまでの経緯
私は、普通の高校を出て、大学は経済学部、その後は地元の企業に就職し、30年近く、転職もせず、特に出世もせず、今に至る典型的な普通のサラリーマンのおっさんです。
そんな私の転機は、9年前41歳のときに初めてiPhoneのアプリを作りAppStoreを通じて全世界にリリースしたときです。世界の窓が一気に開いた感覚、凄くワクワクした感覚、自分が「特別な何者」かになった感覚を得たのを今でも覚えています。
仕事では、いわゆる出世街道からは外れ、つまらない仕事を延々と繰り返すなかで面白く無い日々を過ごしていましたが、週末にアプリを作ることが生きるモチベーションになっていました。
46歳のときに、面白法人カヤックさん主催の「クソゲー供養会」でクソゲー大賞をとったり、初めてハッカソンに参加するなど、クリエイティブなことへのモチベーションは高まっていきました。
一方で、現実の世界では、まったくクリエイティブでない仕事、クリエイティブを理解しない周囲、いい年して何やってるのという空気に、悶々としていました。
それが、3年前47歳のときに、ある自治体のイノベーションを推進する部門に出向になってから変わりました。今まで変わり者・マニアと言われ続けたことが、認められる世界でした。
ハンダごてを初めて手に取り電子工作を始めたのもこの頃です。以降国内外のメイカーフェアに5回参加するほどハマっていきました。
出向から帰ってくると世界が変わってました。毎日のようにデジタルやイノベーションを連呼している世界になっていました。デジタルやイノベーションが体験で身体に刷り込まれている私はそれなりに重宝される環境に置いてもらえ、充実な日々を過ごしています。デジタル化の時代になっていなかったら、どこかの閑職でずっと悶々としていたと思うとゾッとします。
そうはいってももう50歳です。そろそろ人生の後半を考えなければいけません。人生の後半はクリエイティブに過ごしたい。今まで独学だったことの基本を学び、実際にプロダクトを世に出してみたい。
そんな思いでProtoout Studioの門を叩きました。
入学後
入学してから今日までの2ヶ月間は、仕事以外のプライベートの時間を全てProtoout Studioに注ぎました。
毎週、何かを作ってQiitaに記事を書く。講師陣が真剣に自分の作ったものを評価してくれる。
そんな状況が、最初のころは楽しくて仕方がなかったです。普通にサラリーマンを過ごしていたら知り得ないような知識もどんどん貯まっていきました。Qiitaの記事が増えていくのを見ると、その分自分の知見が増えていくようでモチベーションになりました。
しかし1ヶ月がすぎると、これに魅力を感じて入学したはずなのに辛く感じるようになりました。作ることは楽しかったのですが、企画が辛くなってきました。作ることは手を動かせば、なんかよく分からないけど、「動いたらヨシ」状態になるのですが、企画はそうはいきません。
私は今まで「変なものを作るのが好き」と公言していましたが、それは自分のスキル不足の言い訳に使っていたこと、本当に作りたいものが無いことが露呈してきました。
周りからアイデアマンだとおだてられていたのが、実際に自分のプロダクトのアイデアが浮かばない。そういう自分を認めたく無いというつまらない感情などから、毎回企画の宿題は辛かったです。
最終製作
とはいえ、最終製作を決めなければいけません。
「決めなければいけません」という受動的でいいのだろうか、メンターの方々に失礼になるのではないだろうか、
私の信条は「迷ったらゴー」
「迷ったらゴー」
行動すること、手を動かし続ければ前に進む、決して悪いことにはならないことは今までの経験から知っています。
ということで、レモン農家さんの課題を解決するハッカソンから生まれ、メイカーフェアの展示まで至った多くの人たちが関連しているこのプロダクトを最終製作にします。
スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー1」風に言うと、
「俺は、草刈りで行く!」
草刈りだけに、まだ「草」案段階ですが、ご意見などいただければ幸いです。