薬を飲みすぎてませんか?(毎日投稿16日目)
今日は、薬を飲みすぎてませんか?について話していきます。
私は仕事上、高齢者の方に関わる事が多いのですが
薬の数が多いな~と思っていました。
私はまだ20代なので風等などを引かない限り
1日に薬は一錠も飲まないです。
なので、自分の感覚が違うのかなと
一瞬思いましたが、そうではありません。
明らかに、1日に飲む薬の数が多いんです。
高齢者になると幾つもの病気を複数持っている
だから、複数の種類の薬を飲んでいる方が多いのです。
多くの薬を飲んで副作用を起こす事をポリファーマシーと言います。
何錠からポリファーマシーになるの?
何剤からポリファーマシーとするかについて厳密な定義はなく、患者の病態、生活、環境により適正処方も変化する。薬物有害事象は薬剤数にほぼ比例して増加し、6種類以上が特に薬物有害事象の発生増加に関連したというデータもある 引用:高齢者の医薬品適正使用の指針
何錠から起きるという定義はなく、統計的に6種類以上が増加傾向。
よくあるパターンとして
・複数の病院から薬を処方してもらっている
・どんどん病気が増えていっていく
・勝手に市販の薬を服用している
※決められた数を飲めていない(認知症の方など)
が挙げられます。
また、
薬を複数飲むことで、Aの薬の副作用を抑える為にBの薬も飲む。
Bの薬の症状を抑えるためにCの薬を飲むといった感じで薬の数が増えている
通称「処方カスケード」が起きるパターンもあります。
まずは、行う事として
①複数の病院から薬をもらわないようにする。
(もし複数かからなけらばいけない場合は、医者に他にどんな薬を飲んでいるかの説明をする)
②勝手に市販の薬を飲まないようにする
③薬の確認を主治医にもう一度してもらう。
複数の薬を飲んで違和感が出た場合には主治医に相談しましょう。
同じ薬でも効き目が違う薬があるので、薬の調整が可能です。
また、飲む方が認知症の方だと気づかない場合もあるので介護している方は一度確認してみてください。
最後に
薬は飲んだら治るというイメージですが
適量の数でないと時に
薬は毒にもなるので注意してください。