
当たり前の水準
こんばんは。社谷内です。
今日は当たり前の水準って大事だなーっていう、当たり前の話をしたいと思います。
私は小学校から陸上競技の走高跳に親しみ、中高では全国大会に出場しています。
全国大会に行くとなれば地元も大騒ぎです。
保護者や有志の方々からの激励として、公民館など目立つ場所に私の名前入りの段幕がかけられていました。
数年に一度出るか出ないかの全国レベルの選手は、田舎では有名人でした。
それが名誉であり、鼻高であり、モチベーションでもありました。
全国大会に出るために、「月刊陸上」という月刊誌を読み漁り、そこに載っている選手の名前は暗記する勢いで、穴があくまで読んでいました。連載されている技術特集も切り抜き、自分だけの練習帳を作っていました。
そんな環境で陸上にどっぷり浸かり、のめり込んでいました。
しかし、大学に入学して愕然としました。
私が入学した大学は、関東1部校(所謂メジャー、所謂J1)でした。
そこには県優勝は掃いて捨てるほどいて、全国入賞も珍しくなく、全国優勝も同期に4人いました。
まさに「格が違うな」というのが第一印象でした。
しかも、関東ではその辺の記録会や競技場に全国のトップ選手が出場・練習しているというのはざらにあることなんです。
当たり前の水準が全く違うんです。
私にとってみれば全国に出ることが名誉でありアイデンティティでありました。
しかし、そんな私には「出場すること」が目標になってしまっていたのです。
身近にもっとすごい選手がいたら違った世界を見ていたのかもしれません。
個人競技なので、自分自身の意識の高さや努力量によってトップで戦える力はつけられたのかもしれません。
私にはそれが足りなかっただけではありますが、身近で本物を見てきた子どもたちと、そんなものに触れる機会もない子どもたちでは差が出て然るべきだと、大学時代に感じました。
そんなことを感じた私が田舎に戻ったからこそできる還元は、そこで得た人脈をフルに活用する以外ない!とも思っています。
プログラミング塾と並行して、こちらも力を入れていこうと思っています。
まだまだ陸上教室の方は動き出せていないですが、必ず形にしていきます。
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