思いきって 集落に飛び込もう!
他人の家に土足で入り込むのと同じように、
集落に足を踏み入れる事はドキドキするものだ。
沖縄に限らず、都会であっても街中から一歩中に入れば
喧騒からは外れ、住宅地に入る。
やはりドキドキする。
でも、他人の家に土足で入り込むような罪悪感はない。
その違いを少し考えるために
だいぶ前に買った「沖縄の集落景観」(坂本 磐雄著)を
パラパラめくってみた。
(正直 だいぶ難しい本でじっくり読むには力が入りそう!なのでパラパラ)
都市の住宅地と集落・・・特に 沖縄の集落の違いは
・地理的(山や海)概念
・家屋の配置(方向)
・拝所
にあると・・・。(ものすごく簡略)
そこには、
これらが整っているからこそ出来上がった「景観」が構成される。
沖縄の原風景と言われる所以ではないだろうか。
確かに 集落に入ることはドキドキする。
でも、沖縄を感じたいなら 思い切って集落に飛び込んでみることを
お勧めする。
集落は家屋の集合体でもあるから、人様の家を盗み見をしたり写真を撮ったりするために入るのは持ってのことだ。そこは節度を持ってほしい。
家屋と家屋の間の小径や風や音を感じ取って歩いてみると何かを感じるはずである。
時として、その長い長い歴史の中で構成されてきた景観が崩れていく時がある。
集落の中から崩れることもあるかもしれないけれど
大抵は外からの力で崩れていく。
僕のお店も集落の中にある。
ここ(=今泊の集落)が好きで沖縄に来たのだ。
僕は外からの人間だから「お邪魔します!」という気持ちは
忘れないようにしている・・・つもり。
100%景観を汚していないか?と言われると自信はないけれど、
55%は汚していないと思う。
長い長い歴史の中で構成されてきたものを 外部から率先して崩していく事が罪悪であると思うからなのだ。
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