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ワンマンのあれこれ。

歌詞ならいくらでも書けるのに、長い文章が苦手だ。

でも今のうちに残さないとダメだと思ったので、感じたこと、感じることを思うままに書きます。



いつぞやの、K'sのインスタライブで完全にノリで決まった稲毛バースデーワンマン。

最初は何か色々考えた、せめて今の時期にソールドしないとかっこつかないかなー、とかそういうクソどうでもいいこと考えてた。けどすぐ消えました。

とりあえず期間はある。

やることやろう、いい曲を書いて、いい歌を歌って、いいライブをする。

そのどれもに、一片の嘘を混じらせないように。

すなわち、バンド解散から一人になってずっと続けてきたこと。



とりあえず一年を目処にきめてた。

来たオファーはほぼ確実に即答、全てOKする。

中にはマジかよ、みたいなブッキングも、まぁ、あった。

でもその分を含めても来てくれた人の時間、お金を無駄にはしない、むしろお釣りが来るくらいの最高のパフォーマンスをする。し続ける。怒りも悔しさもあれど、多分そこが自分の現状。甘えてたまるか。新人だ。スーパー大型新人だ俺は。


バンドを愛してた、というか今も愛してるけど、比べられて劣るようなシンガーソングライターには絶対になりたくなかった。

悔しい、むかつく、そんな事もあったしまぁこれからもあるんだろうけど、それは全部曲にします。たまに言っちゃうかも。



ワンマンが決まって何週間か経った頃、ライブハウスでかるびに会った。

た「え、太った?」

か「太った」

た「今何してんの?ドラムは?」

か「それが何もしてないんだよねぇ」

た「んじゃ何曲か叩いてよ、勿体ねーよ」

か「いいよ、カホン?」

た「いや、折角だからバンドでやろ」

そんなノリでバンドセットをやることになった。



次はベースだな。

実は前にゆーまとバンドセットをやる予定があったけどコロナで無しになっちゃった事があって誘わないのは違うなと思いLINE。

た「バンドセットで何曲かやらね?」

ゆ「あー、多分もうすぐ専務になるからリハの時間とかちょっと都合つき辛いかも、ちょっと待ってね」

た「せ、せ専務?!」

そんな会話がありましたが、後日専務からオーケーとの事。

しかしどうしよう。こうなると、あれだ。ギターが困る。

なら俺が弾くしかないな、うん。

(♪今回リリースした新譜を聴く)



無★理



アレンジを担当してくれたハシグチカナデリヤ氏にLINE。

た「11/2にワンマンやるんです。前やってたバンドのベースとドラムが一緒なんですけどギター弾いてくれませんか?」

すぐさま(ホントすぐ、10秒くらい)電話が来る。

ハ「いや、いいんだけど、それだと俺じゃなくて前のギターの人に弾いてもらうのが一番いいんじゃないの??」

た「いや、確かに観る側も、あれこれ考えてしまう可能性もあるし、どっかで角が立つかもなんですけど、ギターはもう別のバンドで活躍してるし、そこに水差すのも違うと思うんすよね。だし、あくまで村上達郎のワンマンライブのバンドセットとしてやりたいんす。」

ハ「なるほどー、、、うん、、いいよ。」


という経緯があり、村上達郎バンド結成しましたとさ。



ワンマンはあくまでソロメイン。一年間やってきた事をぶつける。そして最後にエンターテインメントとしてバンド演奏を披露する。中盤に挟んで、ってのがセオリーなんだろうけどそこは濁したくなかった。



ほんで、当日。

ビックリするくらいフラットな気持ちでステージに立った。久しぶりの人も沢山いたなー。

ソロで15曲。自分がこの一年で書いた曲は決してエンタメに特化したものではない。本当の事しか書かねー!と思ったら中々重い仕上がり。

でも歌ってて楽しいし、楽しんでくれてたみたいね。良かった。

思わず口に出してしまうほどには、疲れた。そんくらいせんと伝わらんから。

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ほいで、バンドセット。

何か、不思議な感覚だった。

言うなれば昔の自分は今と違うし、その部分というのは作り上げた部分、嘘とまでは言わないにしろ、自分の本質とは違うところにあると思っていた。

だから解散したんだけどね。

そしたら、何も考えてないのに「オーライ!」って言ってたわ。

疲れ切ってたはずなのにわりと余裕で歌えた。

なるほど、俺はバンドのボーカルなのか。

だからバンド組む!とかそんなんじゃなく、なんか妙に納得した。そりゃそうだ、10年以上やってたんだもの。



で、ハシグチカナデリヤ氏のギターよ。

え、前もやってもらったっけ?というほど馴染んでた。アレンジしてもらったからそれはそうなんだけど、ステージに立つとなると、生で演奏するとなると話は別で。

誘って良かった。


リズム隊の方をチラチラ見てたけど、楽しそうだったな。ていうか楽しかったんだけど。

ずっとこの顔させてやりたかったな、なんて事も考えながら。


STATION、Forever youngとやって、最後に新曲、ベイビー・スターダスト・ユーという曲をやりました。

これはMCでも言ったけど、バンド解散前に書いてた曲。ひらたーくいうと、ありがとう、これからもよろしくって曲。とっておきのラブソングです。

バンドセット、いうなれば本来の形で演奏することはないかもなーって思ってたのでやれてよかった。

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で、アンコール。

の前にサプライズ。マジで知らんかったし気付かんかった。


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特大のケーキを頂きました。

すげー照れてたと思う、ごめん。


そしてアンコール、再びSTATION。

ソロメインとはいえ、曲少なかったね、ごめんね。でも楽しかったっしょ??

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そんなこんなでワンマン、無事終わりました。

そこから朝までしこたま飲んで、今に至るわけです。

朝まで飲むのは久しぶり過ぎた。ヘトヘトだったけど意外といけるもんで、話も尽きないわけで。

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(K's Twitterから拝借)

松本翔もわざわざ大阪から来てくれました。すげーよ、あいつの人間力。未だにビックリする。


変わらないもんもあれば、変わるもんもある。

どっちが良い、悪いはない。

けど、変わんない瞬間があると嬉しいねぇ。



ステージから、みんなの顔見えてました。

頻度はそれぞれ、でいーのよ。

今もライブハウスに会いにきてくれてありがとうね。





以上です。

中々に、不格好な歌を歌ってると思う。

辛気臭いことも歌ってると思う。

人によっちゃ、目を背けたくなることも、歌ってると思う。

でもそれで良い、それが良いと言ってくれるあなたを死ぬまで愛すと決めたんです。

ありがと、これからもよろしくね。

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