noteをはじめるきっかけになった雑談
INCLINEシェアアトリエでの会話
清荒神の参道沿いにあるINCLINEという複合施設の2階
INCLINE SHARED ATELIERでシェアオフィスを運営している
シェアメイトのふーちゃんは
主婦さんなのだが、自分のライフワークとしての活動の場として
シェアオフィスを使用している
路上観察で自分がおもしろいものを写真で撮りためたり
面白い形の影を集めて、作品づくりをしたり
最近は、その活動がスケッチへと移行したので
「今和次郎の考現学みたいですね」と僕がコメントすると
なるほど!私は考現学をやっていたのか!と感動し
ますます楽しそうに、清荒神や身の回りにある面白いを
スケッチし収集されている方
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仕事中に休憩しようとコーヒーを淹れる際に
「ふーちゃんも一緒にどうですか?」と誘ったことから
深い雑談が始まった
「ハイコンテクストとローコンテクストって知ってる?
日本ってとってもハイコンテクストな国なんだって」
ハイコンテクストという言葉は知らなかったが、説明を聞くと
”ハイコンテクストとは、コミュニケーションや意思疎通を図るときに、前提となる文脈(言語や価値観、考え方など)が非常に近い状態のこと。民族性、経済力、文化度などが近い人が集まっている状態。”(シマウマ用語集より)
らしい、確かにそうだなと思った
島国で他民族が少なく、文化的な当たり前をかなり共有しているし、農業をする人が多かったので村社会として、集合体が一致団結してなるべく同調を促す文化的背景もある、日頃からそう感じることも多い
そんな話の延長線上に、ふーちゃんの知り合いの女子大生が
「付き合った男の人の暮らし方や価値観の違いが多すぎて、適応できない!こんな私は結婚できるのかなぁ」
と悩んでいたという話題
とっても面白いなーと思った
日本は国民性がハイコンテクストで
”人と暮らし方が違う”ということがストレスになってしまうみたい
自分のことを振り返ってみると僕も若い頃はそうで、洗濯物分別の仕方や包丁の扱いなど、生まれ育った家庭によって当たり前が違うことが、面白いとは思わずにストレスに感じていた時期がある
でも、現代社会の中で多様性はとっても大事で
多様な他者を理解し、受け入れることでクリエイティブにもつながるし
日常が楽しくなることを日々実感している
自分と他者の違いはなんなのか、どう違うのか、なぜ違うのか、
違いのコンテクストを理解することで面白いにつながり
価値観が更新される感覚
自分の当たり前より、相手の当たり前の方が理にかなっていたら
自分を改めればより暮らしがよくなる
仲のいい夫婦を観察していると、どこもそうやってお互いを理解しあって
関係や暮らしをアップグレードし続けているように思う
ふーちゃんの夫婦もそうだし、奥田夫婦もそうだよね!って
とっても話が盛り上がった
違いの理由をたくさん知ることで、考え方の視点が広がる
これこそ、文化人類学の醍醐味ではないだろうか!
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ふーちゃんとの雑談で
こんなにも飛躍してしまったけど
すごい大事な話をしているように感じたので
「もっとたくさんの人とこんな話を共有したいよね」
この話をnoteで文章にして発信したり
「人類学茶話会(仮)」と題して、清荒神でイベントしましょう!
ってことになった
この文章を書くきっかけのエピソード
noteはこうやって執筆しはじめ
茶話会は早速、人類学者のお友達に連絡して一緒にやりましょうと快諾いただいた
シェアオフィスは多様性に富んでいて
本当に学びが多い、この体験を多くの人と共有したいと思う
ふーちゃんとの雑談の風景