見出し画像

noteはじめました

はじめまして,奥田達郎と申します.

兵庫県宝塚市清荒神という小さなマチで,建築設計事務所をしています

建築の仕事をしていますが,大学の学部生の頃は文化人類学専攻しており
建築設計は,大学を休学した2年間を使い昼間は設計事務所でアルバイトをして実務を経験し,夜は夜間の専門学校で,10歳ほど年上の同級生たちと切磋琢磨して学びました.

復学してからは,都市部の古民家が地域社会の変容(農村の都市化)とともにどのように住み継がれていくのかという建築人類学的な研究を行っていました.

そして学部4年生のころ,知り合いの所有する長屋のフルリノベーションを設計施工をする経験得たことで,本格的に建築家としての道を志しました.

その後,大阪豊中の間工作舎(カンコウサクシャ)小笠原絵理さんのもとで修行をし独立しました.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

文化人類学をルーツに持つ経験から,理系的な形づくりや作品として哲学的な建築をつくるということより,むしろ建築はストーリーを紡いだ人の暮らしの背景としてつくることを心がけています.

ヒアリング・フィールドワークなど
お施主さんのみならず,地域に暮らす人々,文化,敷地の風土,マチを丁寧に理解するところからはじまります.

画像2

プランニング・設計・将来像のイメージは,お施主さん,時には地域の人,大工さんや職人さんを交えて,みんながいいなと思う理想の建築,心地いい居場所の背景を考え図面や絵をつくります.

画像3

そして施工の段階も,つくってくれる職人さんとちゃんとコミュニケーションを取り,居場所づくりの想いを共有し,しばしお施主さんや地域の人を巻き込んで手の跡を残しつくっていきます.想いを込めるように施工をする.

画像4


竣工後も,イベント企画や居場所を育てる相談相手として,その場に関わり続けていきます.

なので設計に携わったどの仕事にも,たくさんの愛着と思い入れがあり,空間にしても,素材にしても語りきれないストーリーがこもっています.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

また,一つの建物ができることで,その地域やマチまでも心地よくなるような建築をつくりたいという想いから,

まずは自分自身の暮らす家とマチをちゃんと心地よくしたい!と思い

2015年から,清荒神(きよしこうじん)という地域で自宅と事務所を構え,ライフワークとして,遊びに来て心地いい,住んで楽しい,清荒神にしようとイベントなどを企画しています.

2020年現在では,小さな地域に7件設計させてもらった物件があり,ありがたいことに関係の深いお友達や仲間が増えてきました.

画像1

「まちづくり」や「都市計画」という言葉はあまり好きではないのですが,

人口が減少して行く時代に,「一つ一つのマチや居場所が楽しくて個性のある”場”になる,きっかけになるような建築と人の居場所をつくっていきたい」と考えています.

画像5

↑awai KIYOSHIKOJINシェアハウス
僕の住んでいるシェアハウス
かまどの神さまのマチ清荒神がより”食"のマチとしてより個性的になるように,素敵な人が集まるようにと願いを込めて,”食”に特化したシェアハウスをつくりました.


まさに自分自身で居場所を育てる実践をしながら経験を積んで,
お仕事を通じて,いろんな方の,いろんな地域の,誰かにとっての心地いい居場所を育てていきたいです.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このnoteは,
奥田達郎の「居場所を育てる」という思考と
文化人類学的日常のエッセイ的に綴ってゆくつもりです.


よろしければフォロー・コメントをいただければ幸いです.

2020年10月23日 奥田達郎

いいなと思ったら応援しよう!