名称未設定アートワーク_11

対話を深める練習法

私は、よく表現に困ったときや、考えがまとまらない時に1人で対話をしています。それをU対話と勝手に呼んでいるだけなのですが、とても有効なので今回はそれについて書いて行こうかと思います。


その名もU対話

U対話とは勝手に作った造語です。UターンのUです。そして、やり方は、至って簡単です。


やり方① 作ってみよう

1. 紙に、微妙な表情の人を書く(目線が泳いでる、上の空、困ってるetc..)
2. 座って、正面で向き合える場所に貼る

たった2行程です。30秒で準備できます。それで作ったのがこちら

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微妙な表情の人を書いて、椅子に座って向き合える位置の目線の高さに貼る。そうすることで擬似的に対話をする相手を得ることができます。


やり方②やってみよう

早速この人に、自分の中で言語化できない部分であったり、考えがまとまらない時に話しかけるようにしましょう。
すると不思議と口から出た言葉が人のものになったような気がします。そうすることで、今までとは違った角度から自らを省みたり、抽象度が高くごまかしていた部分が出てきたりします。

例えばですが、

私「ワークショップをもっとやりたいんだけど、集客の方法が全然わからなくて」
壁)(どんなワークショップ?)
私「私がやりたいのは、アートを通した鑑賞のワークショップかな。」
壁)(アートをやりたいの?)
私「アートは手段で、やりたいのはそこで獲得できる思考力とかなんだよね。批判的思考とかコミュニケーションとか。」
壁)(批判的思考って何?コミュニケーションも)・・・・・・・・・

みたいな感じで紙1枚を壁に貼るだけで、1人で問いかけ深めていくことがしやすくなるんですよ!(体験談)

実際に壁に貼った人が問いかけをしてくれるわけではありません。こいつはちょっと微妙な表情をしているだけです。なのでどこかわかりにくい場所やふに落ちない点があったのでしょう。そうしたら、今の発言のどこが伝わってなかったのかを考えて、自分に問てみます。そしてその要素を織り込みつつ対話を続けていきます。これがU対話です。

ざっくり感ですが、やっているうちにどこがまだ掘れるポイントなのかというのがわかって本当に対話が深まっていくような気がします。なので、対話の練習やファシリテーションの練習にも向いてるのではないでしょうか。


おまけU対話の由来

最後にU対話と勝手に呼んでいるだけですが、その説明をちょろっとしたいと思います。

これは、発した言葉が自分に戻ってくるのでUターンのU、そして話しかける対象は仮想の自分いわゆる幽体。
なのでUと幽体をかけてU対話って呼んでるってだけの洒落です。


私の家には、様々な幽体たちがいます。話す話題や対象を意識して、色んな幽体を増やしてあげていくといいかもしれません。

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ヒキ/Hiki
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