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子供の泥遊びと僕の常識 #清潔のマイルール

僕の #清潔のマイルール が、破壊される日々を送っています。


泥遊びの一撃

子供って泥遊びが好きですよね😅

1歳ぐらいからやり始める気がするんですが、

公園とか連れていくと、

子供は敢えて水溜りや水道の蛇口に向かっていて、

バシャバシャとやり始めます。


親の心子知らずの1ページ目だと思うのですが、

「泥遊びなんかされたら、洗濯大変やん。。」

ということで、日々泣かされます。


ある日子供がひたすらに泥遊びをし始めまして。

最初は、

「しゃーないな」

と思いながら、見ていたんです。

「僕の服が汚れるわけではないし」

と思いつつ。


すると、
ひたすら泥遊びをして泥だらけになった我が子が、

大声でこう叫びました。


「おとうさん、抱っこ!」


なるほど。

こうきたか。

僕の服も汚れるな。


この日までは、多少、子供を公園に連れて行く時も

オシャレしていく気持ちはありました。

子供にとってもカッコいいお父さんの方がええやろとも思ってました。

時にはホワイトジーンズを履いて公園に行ったことも

あったかもしれません。


この泥だらけの我が子から

無邪気に抱っこ!

と言われた日も、

せっかくの休日なので、

僕はお気に入りの服を着て公園に行っていました。


なので、ちょっとはあらがってみたんです。

「・・・歩いて帰らへん?」

「いやだーーー!!!

 抱っこしてーーー!!!」


イヤイヤ期特有の、地面に寝そべって足をバタバタさせるやつが

始まりそうでした。

しかも、その地面は泥水の水溜りです。


こりゃ二次災害の方が大きいなと思い、

やむなく泥だらけの我が子を抱っこし、

自分も泥だらけになって帰りました。


この日を境に、

僕は公園には徹底的に汚れても良い服で行くようになりました。

なんやったら、雨ガッパにジャージで行きたいぐらいです。

こちらも本気です。


ただ、休日の公園でジャージ行くのもなんかなと思い、

比較的汚れても良い服を来て行っています。


その日から、僕はいつも思うんです。

公園にホワイトジーンズを履いてきている

他所のお父さんを見る度に

「素人やな」

と。


泥遊びと僕の常識

普通の感覚なら止めるわな


こちらはもうジャージに近い格好です。

子供が泥遊びをしようが、問題ありません。

臨戦態勢とはこのことです。

戦に臨む心と体です。


今日も、いつものごとく泥遊びをする我が子を見つめていると、

近くに他所の子供が近寄ってきました。


すると、その子供のお母さんが

「いっちゃダメ!

 汚れる!」

と怒っていました。


その子供の手を引っ張って、別の場所で遊ぶように誘っていました。


「そりゃそうやんな」

と思いながら、僕は見ていました。

普通の感覚なら、泥遊びは止めるわな、と思います。


以前、僕の父親からも言われました。

父親が、ふとしたタイミングで

僕の子供が泥遊びをしている写真を見た時に、

僕に

「こんなん、ようやらすわ。やめさせえや。

 お前は子供に甘いな

と。


僕はぼんやりといつも考えていることがあります。

僕も最初は、

子供が水溜りに入って行ったり、

水道で泥水を作って遊び始めたりすると、

「おいおい、汚れるからやめて」

と言っていました。


でも、子供はやりたがります。


何度か言い聞かせようとしました。

しかし、子供は頑固で、絶対に泥遊びをしようとします。


そんなやりとりを繰り返している内に、

ふとこんな考えが頭をよぎりました。


「この子には今、泥遊びが必要なんではないか」


あまり大それた哲学的なことを言うつもりはありません。


ただ、子供が欲していることならば、

シンプルにやらせてあげたいなと思ったんです。

ただ、それだけの感覚です。


子供が泥遊びをすることによるデメリットは、

洗濯と、抱っこをした時に僕の服が泥まみれになることです。

両方とも、大人側で解決できることです。


一方で、子供は泥遊びを通して、何かを学ぶかもしれません。


僕の常識では、泥遊びからはあまり学ぶことは無い気がしています。

僕も一応子供時代があり、泥遊びをした経験が少なからずあります。

その泥遊びから、

目に見えて役立った経験をした!というような記憶は皆無です。


しかし、この子は僕の子供ではあるものの、完全なる別人格です。

なので、この子は泥遊びから何かを学びとったり、

良い経験とするのかもしれへんなと思いました。



自分の子供には大きく育ってもらいたいなと思っています。

なので、僕みたいな人間の常識を当てはめるのは、

勿体ないな、少し違うなと

いつも思っています。


そもそも常識って


思い返せば、僕には兄弟がいますが、

その内の一人は、僕が子供のころ(1980年代)から、

アニメが大好きでした。

当時は、アニメ好きというのはなかなか市民権がなく、

理解を得れていませんでした。

奈良の田舎育ちなので、より一層そうだったかもしれません。

僕の両親、僕自身、その兄弟の友達も、なかなか理解を出来ず、

アニメ好きというだけで、

根暗やオタクなどネガティブなことを言われたりしてました。

果ては、アニメをやめろとも言われていましたね。


時が経ち、

今はアニメはかなり幅広く世の中に浸透していると思います。

コミケなども活況で、市民権も十分過ぎるぐらいに広まっており、

著名人もアニメ好きを公言している人も多いです。

僕の仕事場でも、例えば今時の大学生のアルバイトなんかは、

自分のアイコンをアニメのキャラにしている学生が非常に多いです。

男性であっても女性であっても。


世の中変わったなと思うと当時に、

これってめっちゃ重要ちゃうんかな?と思うことに気付きます。

「僕の子供の頃にあった常識(アニメはダメ)は、何だったんだろうか?

 こんな世の中になるならば、なぜあの時、アニメ好きの僕の兄弟を、もっ

 と理解できなかったのか。」

このアニメの話はあくまで一例です。


これ以外にも、僕が教えられてきた常識が、

時間が過ぎると共にいかに変わるものかということを、

数多く体験してきました。


「止めること」の怖さ


話が戻りまして、今目の前で子供と

「泥遊びをやめて」

「やる」

の攻防をしているところです。


僕の頭には、もう一つ大切にしている考えがよぎっていました。

それはこういう考えです。


なんだか、ここで子供の泥遊びを止めさせてしまうと、

今後、ことあるごとに、僕が自分の常識をあてはめて

 「それは、やめとけ」

と言ってしまいそうやな。

そして、それは絶対に良く無いなという感覚です。


こんな輝いた目をしている子供の可能性を、

親である僕が止めてしまいそうやなと。

一番、子供の可能性を伸ばしてあげないといけない僕が、

止めてどうする。

それは避けないといけない。


しかも、その止める理由が、

僕が持っている”常識”が理由だと、

もっと意味がありません。

その常識なんてものは、どんどん変わりますので。

そう思い始めると、

デメリットが子供の生命や健康に大きな影響を及ぼすのではない限りは、

やらせてあげたいなと思いました。

別に、泥遊びに限りません。


もう少し年齢がいくと、

高いところからジャンプしたいとか、

何かを壊したいとか、

いろいろ言うでしょう。


そういうことも、
ジャンプならばこちらが体を張って受け止めれば良いし、

何かを壊すのならば、

僕がその解体の手順を覚えておいて、

後から作り直せば良いし
(リバースエンジニアリングですね。
 技術者としての仕事の経験がこんなところでも役立ちます)、

と思っています。



止めるのは自分で判断すれば良い


また、子供の泥遊びをボーッと眺める内に、

もう少し深く考えるようになりました。


なんだかんだ考えても、結局、泥遊びってそんなに良く無いよな、

とは思います。


まず、砂や土にはバイ菌が多いと聞きます。

子供の遊びなので多少はしょうがないとしても、

敢えて泥まみれになることは

やはり清潔とは言い難いですよね。


また、服を汚すことで、

お父さんお母さんが手洗いしたりとか、

めっちゃ洗濯の手間が増えているので、

それも少し困ります。


大人は泥遊びのデメリットはすぐにわかります。


では、子供にどう伝えるか。

冒頭の他所のお母さんのように、

ハナから止めるというのも選択肢です。


ただ、理想を言えば、「自分で気づいて欲しい」と思っています。


自分自身で、

「泥遊びって、めっちゃ汚れるやん!

 お気に入りの靴や服も汚くなるし、もうやめよ」

と思って欲しいなと思っています。


親としては、いきなりこの答えを与えても良いのです。


でも、出来たら、こういう泥遊びとかを経て、

自分で経験して、自分で感じて、自分で気づいて欲しいな、

なんて願っています。


そうすることによって、

果ては自分で物事を考える力がつくのでは?!

なんて、壮大なことを考えています。


着眼大局着手小局の100ページ目ぐらいに、

子供の泥遊びの対処法が出てくるのではないでしょうか。



そして、今。


そんな仰々しいことを考えながら、

子供が泥遊びをするのを、黙って見ている日々です。


これぐらい仰々しい考えで、

子供が泥遊びをしているのを見ているので、

僕の親父が言うような単なる「甘さ」では無いということは、

このnoteではお伝えできるかなと思います。


まあ、親父には一生わからんやろうなと思いつつも、

今日も泥まみれの我が子が泥だけの手で、

僕のメガネをいじくり倒してきます。


「服はええけど、メガネに泥はやめて。。。」


抱っこすると、ちょうど僕の顔が子供の手の届くところにきますもんね。

次は新しい抱っこの仕方を開発しないといけません。





子供を通して、

僕の清潔のマイルールは、

どんどん破壊されています。


結果的には、

清潔のマイチルドレンズルールが

主流となっています。


#清潔のマイルール
#子育て

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中川達生/AI開発のROX CEO
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