(241117b) 「小選挙区選挙制度は、日本の癌(日本の悪癖)である」と思う。

小選挙区制度がいつ導入されたかはよく憶えていない。
しかし、
これは、日本の民意を踏み躙っている悪癖の制度であると思う。

何故ならば、
その地域の51%の得票を得れば、49%の民意は完全に無視される、
という内容だからだ。

一見、半分以上の民意を汲んだのだから、良い制度だと思うかも…。
でも、状況次第では49%の民意は無視されるケースが頻出する筈だ。

最低でも、その地域での支配的な民意と承認される為には、
最低でも75%(3/4)程度は得なければ、支配的な民意と採るべきではない!
と思う。

75%だとしても、まだ25%の民意を踏み躙っている。と思う。

なぜ僕がこんなに、小選挙区制度は癌だと、拘るのか?

これは、民主主義だとは到底言い難い制度だからだ。
そして、この方法(51%でその地域の意見を総取りする)は、
悪意のある政治への介入者の意向が反映され易いと思うからだ。

例えば、米国では州ごとに小選挙区制度と同じ制度である。
つまり、51%の選挙人が選ばれるならば、その州の意見を全部掌握できる。
そして、米国では事実上二大政党制度だから、50%vs50%に近い構図は
極めて発生し易い。という前提が有る。

こういう意見が真っ二つに分かれている前提で、
1%でも多くの意見だけを、そこの意見の総意である、とするのは
どう見ても、暴論である。と思うのは、僕だけでは無いだろう。

結局、この51%vs49%の得票状況を、支配しコントロールするのは、
悪意のある政治への介入者の意向が反映され易い事を生む筈である。
そう思うからだ。

教科書などで(数十年前の教科書)では、
古代ギリシャかどこかで、扇動者がその地域に居て、
民衆を扇動・揺動させて、民意を騙し、支配していたという歴史があった、
という話を見聞きした。

そういう状況を生み易いのが、小選挙区制度(日本)や、
州ごとの得票を総取りする制度(米国)だと思う。
だから、日本や米国は、到底、民主主義などでは無い!と断言する。
これら国の制度などは、
悪意ある政治への介入者が、政治への介入をしている国々である、
と断言できる。

5人家族という状況で、3人と2人で意見が割れた時に、
絶対的に3人の側の意見を採用する制度が民主主義だと思うだろうか?
こんなの、到底、いや絶対的に、独裁主義の亜流だと思わないか?
そして、いつもいつも、ほとんどの場合で、半分半分に割れ易い前提なら
どう捉えられるか?
僅かな介入力で、そこでの政治(決定権)の掌握が、
簡単に出来ると思わないだろうか?

日本でも、得票の割合が、50%vs50%に近い状態で割れる事が多い。
だから、小選挙区選挙制度は、「日本の選挙制度の癌」である、と思う。

うまく言えてなかったかも、知れないが、
そんな事を思っている。

以上です。


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Tatsuo Yokoyama
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