いま野球を席巻している問題について本気で考えてみた

おはようございます。
日本に帰りたくなるのはいつですか？という質問に頼んだビックマックにビーフパティが入っていなかった時と答えている野球留学生の上野樹生です。
#仕事が適当すぎる
#もはやレタスサンド

さて、今日は『日本学生野球の闇！』みたいな感じで昨今取り沙汰されている問題について、僕の考えを少しだけお話ししようと思います。
そこそこ良い文章だと思うので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

この文章はどこか特定の団体や個人を指すものでは無いので予めご了承ください。
#この話はフィクションです

まず、言葉を選ばずに言えば、日本の学生野球界は『暴力』や『体罰』、『いじめ』の類のものが正当化されている世界と言っておおよそ間違いないかと思います。
グランド上や野球部寮で日常茶飯事で行われていることが、そこら辺の道端とかで行われて
いたら、それ犯罪じゃね？ってことがザラにあります。
#本当に言葉を選ばねえなお前は

そして、たまにその様子が世間の目に晒されるとお巡りさんに捕まったり、実際に書類送検されたりします。そのニュースを見て、俺らの野球部の方がやばくね？と思ったら野球部員も少なくないでしょう。
#僕はめちゃくちゃ思った
#素手ノックは日常茶飯事

こうしてみると明らかに力の強い指導者が加害者で、従うしか選択肢がない選手が被害者ですね。

ただ、僕がずっと心に引っかかっている言葉があるんです。

「俺らはお前たちのことを思って言っているんだぞ」

皆さん一度は聞いたことありませんか？
しかも、理不尽やしごきを受けた直後ですね。
野球部の監督や先輩、もしかすると社会に出て上司の方から言われる機会もあるかもしれません。

つまるところ、彼らにとって先程挙げた類の行き過ぎた指導は、彼らの中で『正当化』されているんです。彼らは正しいことをしていると思っているわけです。

加えて、体罰やしごきをする指導者や先輩が「意外と良いやつ」だった経験とかありませんか？もちろん性根腐ってる人も中にはいたと思いますが、僕の周りにも、日頃はしごきに近いものを強要してくるにも関わらず、ある場面では野球を優しく教えてくれたり、相談乗ってくれる人って居たんですよね。
#この話は絶対にフィクションです

そんな人たちが初めから暴力やいじめの類を肯定しているとは到底思えなくて、何か正当化しなきゃいけない理由があるんじゃないかと思ったわけです。どうしてわざわざ自分がされて嫌なことを他人に強要するのだろう？
そこで彼らを敵に回すのではなく、彼らに寄り添って考えてみることにしました。
#上から言ってるみたいでごめんなさい
#そんなつもりはないよ

すると面白いことに彼らがそのような行動をする理由が見えてきて、野球界を席巻する非道な文化の正体が分かって来ました。
原因はおそらくこんなところです。

・皆、指導者は学生時代、先輩は下級生時代に死ぬほど辛い理不尽や体罰、しごきを受けて、それらに耐えて来た。

・自分が主導権を握れる立場になった時、自らが後輩にしごきを与えなければ、今まで死ぬ思いで理不尽に耐えて来た自分は間違っていたと自ら認めることになる。

つまり、あの日、指導者や先輩からの仕打ちに耐えて来た自分を、自らが後輩たちに同じ仕打ちをしなければ否定することになる、ということです。

そりゃ嫌ですよね。
今まで一緒懸命に耐え抜いて来た自分が馬鹿みたいだもん。
もし、これらの仕打ち無しで彼らが活躍して勝っちゃったら俺らの立場無いやん！

こんな感じです。
ちょっと見えて来ませんか？

もちろんこれだけではなく、野球界の縦社会文化やクローズド文化など色々複雑に絡み合った結果だとは思いますが、
指導者や先輩が後輩に対して、行き過ぎた仕打ちをしてしまう心理はこんな感じだと思います。

今でこそ加害者に成り下がってしまっている彼らも、かつては被害者だったということ。そして今この瞬間生まれている被害者たちは将来加害者になってしまう可能性を秘めているということ。

ここに向き合わなければ、
野球界はいつまで経っても変わらないだろうなと思います。

そして最後にですね、
僕もこんなこと言っておきながら野球界の中にいるものです。
やっぱりこんな形で日本の野球界が廃れていくのは嫌なので、僕の目標は『野球界の再構築』です。
数年後、この文章を見た時に僕の仮説の答え合わせをしたいなと思ってます。
#よく勘違いされるけど
#日本の野球も大好きなんですよ

ってな感じで、ここまで見てくださってるあなた様は神様ですか！！
本当にありがとうございます😭
#あなた様は神様

野球界が優しい世界になれば良いなと思い、今後も発信に邁進していくので、今後ともよろしくお願い致します🤲

それでは素敵な一日をお過ごしください！
現場からは以上でーす。

上野樹生