試合を終えて、ホテルからnoteを執筆中…
ん?予定では試合後に家に帰るはずでしたが、何が起きたのでしょう?
また、リーグとのサインの際に、SNSでリーグやチームを卑下するような投稿はしないようにと、自覚を持つよう注意書きがありました。
僕の性格上、若干面白おかしい書き方をしてしまうことが多いため、多少言葉には気をつけつつ、
日本以外に拡散のしにくいnoteをメインの媒体とすることでトラブルを避けて行こうと思います。
では本題。
FPHLの洗礼5連発!お楽しみください。
練習なしで試合。は?
チームとの契約が決まったのは日曜日。
月曜日は移動が難しいということで、火曜日にコロンバスとミシシッピ両方のブースタークラブ(後援団体 のちに触れますが素晴らしい文化)が、
5時間の移動を半分ずつ負担し、中間地点で僕を引き継ぐという形の引越し方法を取りました。
僕1人の移籍のために多くの人が協力してくれました。
特にコロンバスのブースタークラブは、もうチームに関係のない僕を送り届けてくれるというホスピタリティ。
多くの人の支えでホッケーができています。
そんな形で火曜日にミシシッピに到着しましたが、
練習についてコーチに尋ねると
「リンクの準備ができていないから練習は木曜の朝までないよ。」
とのこと。
まあそういうこともあるかと思いスケジュールを確認すると木曜は試合。
え、練習→移動→試合?
それはそれでキツくないか?と思いつつ、試合前に氷に乗らないとコンディションが調整できないし、かといって水曜に練習がないことには変わりがないので、文句は言えず木曜の練習を待つことに。
結局木曜朝の練習は中止になったとさ。
潔癖症を克服!もうどこでも生きていける
水曜日にコンクリ剥き出しの窓なし部屋に移動。
何故か急に引越しを命じられ、元々住んでいた悪くはないアパートから、なぜかDIY途中のような工具まみれの家に移動。
コンクリの上に落ちてるシーツと枕を渡され、
「じゃ、なんかあったらいってね〜」
とコーチはその場を後に…
(のちにコーチは上の階に住んでいたことがわかり、おそらく彼が運転など僕のサポートをしやすいように引っ越したようです)
バス、動きません!
木曜日、残念ながら練習が中止になり、リンクに集合してミーティングとパッキングを済ませ、一旦帰宅。
お昼を過ぎ、いよいよアウェイ戦移動!
と思ってバスに乗り込むと、バスのエンジンが掛からない。
みんな慣れているようでのんびり日光を浴びています。こっちの日差しは強いけどあまり汗をかかない。
最終的には動きましたが、約1時間の遅れ。
練習なし、ギリギリに到着と、今のところ最高のコンディションです。
このことを現在同じリーグに所属するオーストラリアでのチームメイトに話すと、
FPHLにようこそ!
と返ってきました。ここはそういう場所だということです。
(追記:その元チームメイトのバスも途中で止まったようで、今タクシーで移動中!と連絡が来ました。)
一生忘れないであろうデビュー戦
出番はすぐにやってきました。
バックアップで迎えた開幕戦ですが、先発はファーストショット含め開始早々に3失点。
チームの動きも最悪で、かなり押されている展開。
3失点目の後、監督がアシスタントコーチに
One more.
と伝えていました。
これは、もう一点入ったらGK変えよう。
という意味の会話であるとすぐに理解。
気持ちの準備はできていたので全く動揺はせず、むしろ早い段階でアピールチャンスが来たことにワクワクしていました。
両チームのホッケーのクオリティも、コロンバスでのメインキャンプに比べるとかなり質が低く、ホッケーのレベル自体は十分についていける内容。
これはいけるな。と感じながら試合の行方を見守ります。
最終的には2ピリ終わりの5失点目で監督から交代の指示。
FPHLデビュー!
2ピリはシュート1本を無失点で終え、本番は3ピリ20分。
さあここから魅せるぞ!
と意気込んだ3ピリ開始数秒後、
2on1のピンチが降りかかり、シューターには十分体を寄せましたが味方がカットしたパスがそのままゴールに吸い込まれオウンゴール。
その後は僕のミスで2つの追加点。
そこから味方がスクリーンになり2失点し、計18本のシュートで5失点。
終わればスコアは1-10の大敗。
流石に21分で5失点は堪えます…防御率14点台です笑
自分のミスによる失点があるため反省するのはもちろんですが、味方選手も相当パフォーマンスのレベルは低かったです。
それもそのはず、
僕もチームも今週初めての氷上が今日の試合。勝てるわけがない。
プロチームなら、試合の週に1回しか練習がなかったら相当やばい。
2回でもギリやばい。3-4回で十分に調整できるという感覚。
0は初めて。というかあってはならないだろそれ。
移籍後に練習なしで練習なしのチームのゴールを守る。これは流石に選手として対策できることはありません。
でも、そこで一番最初にカットの対象になるのはきっとチャレンジャーの僕です。
もう後がない。
少なくとも今日の試合で氷に乗ることができ、僕もチームもコンディションは多少マシになったはず。
明日の先発はまだ聞いてませんが、どちらに転がっても良いパフォーマンスができる自信はあるし、必ずここからチームの信頼を得てみせると自分を信じています。
クビがリーチというプレッシャーのかかる状況。
成長の分岐点です。
バス、動きません!(本日2回目)
家に帰るために高速道路に乗った直後、またバスが動かなくなりました。
高速道路の端で停車し、事故のリスクもありましたがなんとか近くの駐車場までバスは移動でき、そこで修理を待ちます。
俺のホッケー人生で最悪の日だよ。
と漏らす選手もいましたが、僕にとってはこれがFPHL1日目なので、
あー、ここはそういうリーグなんだな(白目)
とこれがもはや普通なんだろという諦め。
急遽近くのホテルに泊まることになり、僕としては移動を減らすことができるので最高。
明日の試合はいいコンディションで挑めそうです。
そんな感じで、苦いFPHLデビューとなりましたが、
最悪のスタートを切ったという事実はもう消えません。
落ち込みたいところですが、落ち込んでる間にどんどんカットが迫ります。
今すべきことは落ち込むことではなく、
明日の出番に備えてベストな準備をすること。
次の出番で素晴らしい活躍ができれば、今日のミスを帳消しにできます。
noteで振り返りも終わったことなので、そろそろ眠りにつきたいと思います。
日本の皆さんは良い週末をお過ごしください!
事実を述べているだけですが、ネガキャンみたいになってしまい申し訳ありません…
次回は明るい内容になることを期待!!