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“神の一手”だった星野源のコメントとそれでも残るキャンセルカルチャーへのモヤモヤ

noteのおすすめにのりました

年内最後の更新になります。

まずは12月の報告ですが、マガジンは10人以上の方に登録していただきました。本当にありがとうございます。自分の文章にお金を払っていただく方がいることは励みです。


noteでは先日のM-1の審査員の得点について分析した記事がnoteのオススメに載りました。

1万人以上の方に見られたのですが、記事終盤はマガジン登録の方しか読めないにも関わらず、ほぼ誰も入っていませんでした。今回は半分以上は無料で読めるようにしたからかもしれません。

「コンテンツにお金を払う人と払わない人の差は黄河以上の隔たりがある」とは聞いていたのですが、本当に大きいですね。 書き手は終盤に大事なことを書くことが多いのですが、そこは読まれず上部の情報だけを吸収していったのかもしれません。ちょっとモヤモヤしますね(笑)。

星野源さんの紅白楽曲変更


年末にもう一つ、気持ちをモヤモヤさせたことがありました。星野源さんの紅白歌唱曲の変更です。

詳細はいろいろな媒体に書いてあるので、そちらをお読みいただきたいのですが、簡単に説明すると12月23日に発表された星野さんの紅白での歌唱曲「地獄でなぜ悪い」は2012年にくも膜下出血で倒れた星野さんが闘病中に病院で作詞した楽曲ですが、同曲が性加害疑惑を報じられた映画監督・園子温氏が手がけた同名映画「地獄でなぜ悪い」の主題歌だったことから、性加害の被害者へのセカンドレイプになるなど曲の披露に対して一部で批判の声が上がります。これに対して、園氏と星野さんの楽曲は直接には関係なく、今回の件はクレームなのではと、楽曲披露やめるな派からも声が上がっていました。


結局26日に楽曲を「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」へと変更。ただこの際に星野さんの事務所に発表されたコメントは曲披露やめろ派、曲披露やめるな派の双方から賞賛されるという離れ業をやってのけました。まずはその分析から始めましょう。

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フリーランスライターとして働く44歳の私が直面した、突然の仕事喪失。安定を失い、途方に暮れながらも新しい道を模索する日々を綴ります。ただ明…

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