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日テレ採用〜合宿審査での失敗〜

日テレ採用

僕にとって
キー局で初めての面接でした。

結果的に言うと
合宿面接(最終面接1つか2つ前)で落ちました。

記憶が曖昧ですが
1次〜4次(曖昧ですみません)面接あり
合宿面接で落ちました

落ちた原因は、はっきり理解してます。
なぜなら、、、

結構活躍したのに落ちたから

ですww


この落ちた原因に、
就活1年目の時は、全く気づくことができず
就活2年目に、ようやく気づくことになりました。

その「失敗談」を綴ります。


最初、面接は
思いのほかトントン拍子で進んだ。

面接で意識した事は
とにかく

「明るく、短く、ひと笑い」

とてもシンプル

①「明るく」
テレビは、世の中を明るくするメディアだと思う
まずは自分から
明るくいないと!そう心がけていた


②「短く」
面接官は、みんなテレビで働く人たち
忙しい、疲れてる
そんなコンディションの人たちに
ダラダラ長い話が響く訳ない
端的に!最短で!

③「ひと笑い」
これはむちゃくちゃ意識した
クスッとでもいい
大人を笑かしたい!と
普段テレビに携わってる人なんだから
笑いのハードルは高い
そんな人たちをクスッとさせる事

すなわち、これがインパクトを残す
という意味だと思った

この意識で
実に順調に進んだなか

迎えた
「合宿面接」

60人くらいが
日テレのホールに集められ
7人ずつくらいでグループに分けられた

合宿の
お題が発表される

【お題】
3日間で、2つのVTRを完成させよ
テーマは以下

グループみんなでつくるVTR
「輪」

個人でつくるVTR
「輝き」


この
つくるVTRが「2つ」
ということが

この合宿の裏テーマであるという事
もっというと一番のポイントであるという事を

この時の僕はまだ知る由もなかった


僕は
むちゃくちゃやる気マンマンで

個人でつくるVTRの企画を考え
VTR構成を作った

各グループに2人つく社員さんの
チェックをクリア

企画は
すごくシンプル
僕は「なぞなぞ」をつくるのが
趣味であり特技だったので

そんな僕が
「輝き」が答えになる
「なぞなぞ」を3時間以内に
何個つくれるかのドキュメント

今思うと、なぜ3時間?など
ツッコミどころ満載だがw
まぁ学生頭脳なのでお許しを

撮影も終え
実に順調

「これは良いペースだ」

僕は心の中でガッツポーズ

そして
並行して行われる
グループでつくるVTR

「輪」をテーマに何をするか
みんなでアイデアを出しあった

その中で
みんなでどれがいいか話し合い
最終的に僕の出したアイデアになった


「おいおい、僕のテーマ採用されちゃったよ
こりゃ、合宿は突破決まりじゃね?」

心の中でまたもニヤリ

実はこのあたりから
僕は「不採用」への道へ突き進み始めていた
そんな事実に
ノリノリの僕は全く気づかない


これまた余談であるが

採用されたアイデアは
小学生の頃
友達とふざけてやっていた遊び

「おしり協奏曲」

これは、コーラス大会みたく生徒が
2列で整列し
指揮者の指揮に合わせて
リズム良くお尻をふる

それをみんなで
ドラマ風に撮ろう!と提案

冒頭は
僕たち学生が
会議で煮詰まり険悪なムード
怒って会議室を出ていく者もいたり
みんなバラバラに

そこから
会議に残った2人の
1人が「指揮者」となり
もう1人がそれに合わせてお尻をふり始める

それに合わせて
ベートーヴェンの「第九」が流れ始める

すると
会議室に戻ってきた1人が
その光景を見て
一瞬驚くも、なんだか楽しそうと
おしり協奏曲に参加

そこから
場面を外に変えて
海沿いへ
どんどん人を巻き込みながら
指揮者に合わせてお尻をフリフリする集団

最新的に
日テレの大階段前では
グループ以外の人も参加し

「大おしり協奏曲」に

一番ピークに盛り上がった所で

黒味に文字が出て

くだらない事でも「輪」は出来る


と格言っぽく出て終わり


今思い出しても
青臭くて仕方ないが
当時の僕らケラケラ笑いながら作っていた


合宿最終日に
日テレのお偉いさんたちの前で
プレビュー

当時、まだ日テレにいたガキ使でお馴染み
「ガースー」さんもいた

ガースーさんが
「3人目の子が参加する理由って何なんだっけ?そこだけかな、気になったのは。それ以外は、くだらなくて良いと思いました」

みんなで
ガッツポーズ

ここまで聞くと
実に実に順調で
合宿審査、突破できそうな雰囲気プンプンですよね

でも、実は実は
この発表会の一歩手前
明らかに落ちが決まった瞬間が
明確にあったのです

それは
「編集」作業中のことでした

先ほども言った通り
僕らは
2本のVTRを抱えていた

僕は
個人でつくるVTRに
むちゃくちゃ力を入れていた

グループでつくるVTRは
分担制にしつつも
結局、誰がやるかでモヤモヤしてた

僕は、心の中で思った

アイデア出したのは僕だし
編集は任せていいよね
個人のVTRの編集にも力入れたいし
他のメンバーに任せよう

僕はぬるっと
負担を減らした

すると、ある女の子が
「私がやるよ!」と手を挙げた

みんなはラッキー!となり
結局、その子は、自分のVTRの編集はそこそこに
グループのVTRを一生懸命編集してくれた

もうお気づきの人もいるだろう


そう、この合宿面接で
うちのグループで
受かったのは

たった1人

その女の子だった


この合宿で何を見てたか
もちろんクリエイティブ能力のセンスなども
見ていたかもしれないが

一番のポイントは

「犠牲心」

どんな過酷な状況でも
自己犠牲を払って、チームの為に汗をかけるか

そこが
僕は決定的に欠けていたのだ

自分さえ受かれば
それでいい!と思っていた

その心を
グループ担当の社員さんに
まんまと見抜かれてしまったのだ

採用面接は
相手は全員ライバル
蹴落としてナンボだと思い
全力で走っていたが


会社からしたら

人を思いやれる人が欲しい

自己中なヤツはいらない


この事に僕が気づけたのは

恥ずかしながら
就活2年目の夏であった

その夏の話は
また別の機会に、、、


みなさんは
僕と同じ過ちはしないで下さいね







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