スーパーセンチナリアン(Supercentenarian)
110歳以上の百寿者はスーパーセンチナリアン(Supercentenarian)と呼ばれている。
centenarianは一般的に100歳以上の長寿者を指す。
長寿者は例に漏れず、単なる寿命のみではなく、健康寿命が長い。
日本では100歳以上の高齢者の約88%が女性である。
2021年の住民基本台帳によると、100歳以上の人数は86,510人であり、1992年から約30倍に増加している。
認知機能
642人の100歳以上の高齢者の認知機能(Mini Mental State Examination ; MMSE)および日常生活活動度(activities of daily living ; ADL)を年齢ごとに比較した結果、
年齢が高いスーパーセンチナリアンから順にMMSEとADLが高いことがわかった。
つまり、100歳以上の生存には認知機能の保持や自立した生活を送れる体が必要である。
心血管疾患リスク
N-terminal pro-brain natriuretic peptide(NT-proBNP)
インターロイキン6(炎症性サイトカイン)
の両方が高い値を示し、
シスタチンC
の低値が高齢者の死亡リスクの上昇と関連していた。