飛行機の離陸と滑走路に隠された人生
飛行機で帰省した。
爆音でゴーッと鳴り響く飛行機のエンジンと遠くに見える東京を背に
大阪へ帰省する。
生涯飛行機に乗った回数は20回くらいだけど、
何回乗っても離陸の際のグッとくる負荷には感動する。
自分が何者にかなれるんじゃないか、というシャボン玉のような淡い期待を抱かせてくれる。
この先に大きな飛躍、離陸が待っていると思うと興奮する。
飛行機の小さい窓から見えるなが〜い滑走路にも興奮する。
この幸せ、興奮がずーっと続いてほしい。
人類の誰しもが現状からの大きな飛躍や
なが〜い滑走路のような続く幸せを求めているのだと思う。
飛行機は全人類が求める幸福を表すのかもしれない。