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梅鉢という異名のSUPER ROKKOR 45mm F2.8


梅鉢購入雑記

おかしい…
45mm F2.8といえば、SIGMAの45mm F2.8を買うつもりでいたはずなのに…。

長さ46.2mm、215gと小さくて軽く(なにせLマウントはLUMIX S50mmF1.8:82mm&300g、LUMIX S18-40mm:40.9mm&155g、SIGMA 35mmF2:65.4mm&325gとデカくて重い)、普通に写るしAFも使える。便利レンズとして酷使するつもりだったのに。

なんだこの我が家に届いためっぽうかわいい45mm F2.8は。
LマウントはLマウントでもL39マウントだし、AFがついていない。

梅鉢諸元

Chiyoko SUPER ROKKOR 45mm F2.8
Chiyokoとはミノルタがミノルタブランドを名乗る前のもの。1948〜1955年頃まで作られたレンズのこれはおそらく後期型。
出品者の方がmarumiのUVフィルターを付けててくれました。チリやキズも目視できない美品コンディション。約3万円。別口で純正ねじ込みフードを割引を駆使して700円くらいでヤフオクで入手。

このレンズのスペックとしては

  • 焦点距離 45mm

  • 安定の回転ヘリコイド F2.8〜16 絞り羽根9枚。ヘリコイドリングの形状から梅鉢という愛称がついているらしいですが、花弁は5ではなく6です。

  • レンズ面φ36mm(マウント部φ48mm)✗マウントから26.6mm 質量187g

  • フィルターサイズ前面34mm、レンズ面19mmのUVフィルター装着可

  • ライカL39スクリューマウント

  • レンズ構成は3群5枚のトリプレット型。前群3枚を貼り合わせ、2群目1枚、3群目1枚の潔さ。こちらのブログによれば後期型は初期型〜前期型と3-1-1のレンズ構成は同じですが、レンズの曲率等が大きく異なり、前期型はぐるぐるボケ、シャワーゴーストなどの特徴はおそらくは前期型特有のものなのではないか、とちょこっと触った感じ思います。

つまり前群3枚貼り合わせのトリプレットというユニークなレンズ構成ですが、いわゆる強烈な個性を有しているのは前期型まで、みたい。このへんを期待して買うと期待外れかもしれませんね。前面に絞り表示窓があったり、フォカスノブがついてないものが前期型ですね。

他の方のインプレなど

さて色んな方がブログを残されているのでそちらをご紹介。まずは私の師匠である上田晃司さん

ご近影

すごく可愛いです
フィルター外すと端正な顔
ほぼズマロンと同サイズ。
可愛いです。

作品

いつものごとく、最初はレタッチかけないものでどんな感じかご紹介。
殆どの写真は開放です。


まとめ

基本光の下ではフレアの影響で軟調になりますが、シャドーで撮ると凄くシャープな二重人格です。
逆光下でのフレア、ゴーストについてはフードなんて飾りです、偉い人にはわからんのです、です。あの割とゴツいフードを付けても出るもんは出るのでつけなくてもいいかな、と思います。
すっごく普通によく写って小さいので小さいシステム組みたい人にとてもいいと思います。
ボケはマニアにはたまらないうるさい感じ、若干ぐるぐるしますが、これをぐるぐるボケと言っては行けないくらいのレベルです。


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