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バスケット日本代表女子の「今」を考えてみた

今行われてるオリンピックアジア予選で強豪オーストラリアを撃破し本戦出場を決めた。その試合を含めてちょっと振り返ってみました

今回のチーム平均身長は175~6㎝、世界と比べると圧倒的に小さい
でも過去の日本代表を比べても大きくなったわけではなく、むしろ今回の方が低かったりする
なのに何故圧倒的な強さを誇ってるんだろうか?
その理由を西田なりに紐解いてみました

2013年籠究塾主催で講演会が開催されました
講演者:東野技術委員長(2列右から3人目)恩塚女子日本代表ヘッドコーチ(2列左から4人目)
西田Shooting Garageコーチ(2列目左)

この時、東野さんはアルゼンチンの育成についてお話され、西田はアメリカのマイナーリーグ活動の報告、そして恩塚さんは内海監督率いる日本代表に自費で帯同されビデオコーディネーターの仕事をされました
確か2013年のアジア選手権かな?
この時の話で印象に残ったのが「これからのバスケットはビデオを上手く活用して選手が試合でどんな仕事をした方がいいのかを明確に指示をする必要がある」という話でした

データと使ってビデオを用いて「相手の〇〇番が得点源だからお前しっかり押さえてこい!」なんて話じゃなく、選手が理解しやすいように、選手が仕事を遂行し易いように、ビデオを使って分析して、戦略と戦術を立てて説明する
素晴らしい指導者が日本にも出てきたな~って思わされました

その後彼は東京オリンピック日本代表女子のアシスタントコーチとしてトムホ―バスヘッドコーチをサポートして見事チームは銀メダルを獲得
一歩一歩、あの日の話を実践されてるんじゃないかと思わされましたね

そのころ彼が言いだしていたのが「わくわく思考が大切」という言葉
試合の緊張した場面で勝利のシュートを決めるのは真面目や責任感ではなくわくわく思考から(たぶんこんな表現だったと思うけど。。。(^_^;))だと話をしてました
責任感が強く負けず嫌いなシューター林選手にもそれが求められる、そんな話だったと記憶してます

そしてその考え、その指導が、この2023年アジア大会で表現されていたように思います、その大きなポイントは選手のシュートセレクションです

直接この件に関して話を聞いてるわけではないですが、ここの写真にある2013年の講演会時の話、そしてオリンピック後のインタビュー記事などから推測してみて、たぶん作業としては、他国のデータを集め、それを分析し、戦略をたて、動画などを使って分かりやすく選手に説明し、その上で選手の特徴を活かして、選手にやってほしい事を明確に伝える、更に試合前の練習では、対戦相手をイメージして戦術を元に自分の仕事を遂行出来る為に個人練習もしっかりやる
そんなチーム作りをされてたんじゃないかな~
そうやって恩塚ヘッドコーチのリードのもと、サポートスタッフも個々の仕事を遂行し今回のようなチームを生まれたんじゃないかと推測しています

私個人的には、個性を尊重しチームとする指導者が世界基準で生まれてきたように感じてます

ダイバーシティ(多様性)、ジェンダーレス、国際化と言われる世の中でバスケット界もそれに乗り遅れることがなければいいな~とは思ってましたが、正にそのタイミングでバスケット界にもリード出来る人が表れた事は、日本代表の勝利以上に嬉しい出来事だと個人的には思ってます

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