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日本代表U-16バスケで思う事

残念ながらフィリピン代表に負けて準々決勝敗退
というのが冒頭に出てくるのが、日本代表を気にして見てる人達の声かもしれない!

Coachをしている西田的には視点がちょっと違う
代表に出る事は誇らしいと思うけど、代表は世間の目に晒されるので覚悟を持って臨む姿勢が大事なんだろうな~って感じてます。

それにしても、U-16クラスの日本のバスケット、世界と戦う為に随分変わって見えました。
日本お得意のディフェンス頑張ればどうにかなる!というのは個人のオフェンス能力が高い選手がいる世界の舞台では通用しない。
しかし今回の戦いではチームの戦略を遂行しながら守る様子に見えました。

オフェンスも同様
速攻でカッコよく、ドリブルでカッコよくってな雰囲気ではなく、それらの特徴を戦略、戦術の中で使おうとしてる様子を感じました。

チーム練習では、選手達には自分の考えも芽生え、我も強くなり、自己主張をしたくなるこの時期に、コーチスタッフ陣も選手に寄り添い、チームのテーマに向かって選手がチーム一丸となれるように皆で勝利を勝ち取れるように、練習を通して導かれていたんじゃないかとご苦労も想像できます。

近年日本でも個人スキルを指導する環境も増え、バスケットボールIQを口にする人も増えてきた。
後は、それが何の為に必要なのかを理解する日本人が増える事が世界と肩を並べられるようになる。。。
その為の試み、その一歩に向かってるチームで取り組まれてる様子がモニターを通して感じられた。

勝ち負けは時の運、そしてどんな時も選手は一生懸命。
負けたからって選手を外野が責めたり、選手を身内がかばったりする必要はないと思う。

外野は、選手やコーチスタッフほどの覚悟が必要な場所にいるわけではなく、お気楽に好きな事を言える場所にいるわけだから。。。
当事者目線ではないしね!
それより、外野は彼らの「覚悟とチャレンジ」を讃えてあげるだけで良いと思う。

そんな考え方の外野が増える事も今後のバスケット界の発展にも繋がるんじゃないかな?とも思う。

ただ、最後に気になるから書いておく
義務教育期間中の中学生が授業を置いて大会に参加する。
その有様は、正直、日本の古き悪しき習慣のように思う。
上が決めればいい。日本代表だから優先される。
大人がその時の都合でルールを捉えたら、勝つ為に立てる戦略、戦術、それを遂行する為にスキルやIQをアップする為に練習する、努力するという方程式が成り立たなくなる。

民間の活動だと、公欠扱いは難しくても、保護者も学校もOKなので休みます。となるから外野がとやかく言う事ではないと思うが、日本代表=日本バスケット界の最高機関=公の立場がこんな事を率先してやっちゃだめだね。

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