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【試合結果】vs仙台22‐23第27節@沖アリ


前節の京都戦につづきこの日も仙台のディフェンスシステムにはまってしまい前半キングスは26点に抑えられてしまう。
後半に小野寺のディフェンスとオフェンス両面での活躍とダンカンの起死回生のスリーで追いつき、なんとか延長に持ち込み勝利を収めた。

しかしクーリーの1発退場や選手のエナジー不足など多くの課題があったこの日の試合。

今日もつらつらと書いていこうと思います。


Bリーグ公式より


■仙台のディフェンスが良い

仙台のチームディフェンスが良く機能していた。キングスのビッグマンのダイブに必ず1枚ヘルプに入って3人で囲む様なディフェンスを徹底していた。ターンオーバーが多かったキングスの問題もあると思うが、いつもなら通ってたクーリーへのパスコースを仙台が潰していた。
信州を彷彿させる「ギュッ」と収縮するチームディフェンス。
キングスの生命線のインサイドを時には5人で守りターンオーバー(TOV)を誘発。キングスの前半のTOVは10個となった。

TOVは1試合で10個以下にしましょう

と一定の目安がある中でやはり前半で10個は多すぎる。

1月に広島から移籍してきた#14青木保憲がチームにフィットしすぎてチームにいい影響を及ぼしてる。いや及ぼしまくっている。
小林だけでは足りなかった強度、ここではフィジカル的な意味で仙台の日本人選手のディフェンスの強度に厚みを加えている。

前半は仙台のプラン通り。

キングスはTOVを乱発し得点も26点に抑えられてしまった。

■小野DのDはDefenseの「D」!(2回目)

誰かが言った小野DのDはDefenseの「D」だと(ワイ)

小野寺の気合の入ったディフェンスは今日もチームにエナジーを注入した。
いや今日はディフェンスだけでなくオフェンスも活性化させた。

貢献度を表す数値 EFFは16
ダーラムのEFF23に次ぐ2番目の数値でチームに貢献した。

11得点 スリー2本 レイアップ2本 フリースロー1本を成功させた小野寺は今日シュート成功率100%。

中でも3Q残り3分40秒あたりのスティールからのレイアップはしびれた。
ダーラムのトラップディフェンスにいち早く反応してパスコースを読みスティールしそのままレイアップでスコア。ディフェンスからオフェンスまで小野寺らしいプレーが詰まったいいシーンだった。
4Q残り1分40秒には絶好調の#7澤邉からオフェンスチャージングを奪い流れをキングスにグググっと引き寄せた。この日当たっている澤邉(最終的に3PT4分の4の100%)のシュートフェイクに今村がひっかかってしまいゴール下に進入されるが小野寺がノーチャージセミサークルの外に出てコースに入って起死回生のオフェンスチャージングを奪った。
この日キングスをピンチから何度も救った小野寺の活躍は本当に素晴らしかった。

↑どちらのプレーも公式で上がってなかったので前半の岸本のキックアウトからの小野寺の3PTを貼っておきます。


■あれはクーリーが悪い

仙台ブースターの皆さん。すまん。
あれはクーリーが悪いです。

第38 条 ディスクォリファイングファウル (DQ:Disqualifying foul)

38-1   定義

38-1-1 ディスクォリファイングファウルとは、プレーヤー、交代要員、ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、5 個のファウルを宣せられたチームメンバー、チーム関係者によって行われる、特に悪質でスポーツマンシップに反する行為に対するファウルのことをいう。

38-2  暴力行為


38-2-1 ゲーム中に、スポーツマンシップとフェアプレーの精神に反する暴力行為が起きたときは、審判または必要に応じて警備担当者により、暴力行為を速やかにやめさせなければならない。

(公益)日本バスケットボール協会より引用

審判は正しい判断とコミュニケーションだったと思う。3人全員で意見を固めて両チームのHCを呼んで説明のあと、オフィシャルにコール。

バスケットと関係のない蹴りの動きはスポーツマンシップとフェアプレーの精神に反する行為と言われても仕方ないだろう。

あれはクーリーが悪い。退場は仕方ない。
蹴りが強くヒットしなくて良かったわ。

信州ブースターさん、すまん。


■勝ち切れるようになったのはデカい

最近はまた1Qの出だしにつまずくキングスが帰ってきてしまった。ピリッとしない試合の入り方をしてずるずる行っていつの間にか前半が終わってしまう。シーズン序盤~中盤にかけてありがちだった試合展開になってしまった。
ゲームコントロールする牧の不在も影響しているとは思うが最近どうもピリッとしない。

ただ前半戦と違うのは後半にアジャストできるようになったところだろう。
昨シーズンの様に苦しくても何とか勝ち切れる試合が増えてきた。
前節の京都戦に続きこの日の試合も前半にかなり苦しめられても後半で修正できている。スタートの選手が苦しければ松脇や田代、この日の小野寺の様にセカンドユニットの選手が試合に変化を加えるいわゆるゲームチェンジャーになっている。

強いチームって内容が負けてても最後にはなんか勝つからね。内容に課題はあるけど最終的に勝利に収束する試合運びが出来てるようになっているのはホントにデカいと思う。

終盤戦、しかも超過密日程のど真ん中に入り、全員の疲れが溜まってきている所で比較的フレッシュのセカンドユニットのメンバーがどれだけ活躍できるかは苦しい試合を勝ち切るのに重要になってくる。

GAME2はクーリーは処分として1試合出場停止になると思われるので、それこそタマヨ・ヒューのステップアップが求められる。

島根が連勝を伸ばしているためキングスも落とせない試合が続く。GAME2・クーリーが不在でもキングスは強い所を証明するために総力戦になりそうだ。


■仙台89ersを東の6位だと思うな!

前半からエナジー出していかないと仙台に気圧される可能性あるぞ。
特にクーリーが不在の影響はかなり大きい。いくらダンカンやダーラムのインサイドが強いからといっても#24バーレルと#45ブースのパワーに勝てないシーンも多く出てくると思う。#25トーマスに関してはドライブもあるので、どれもこれも組織的に守らなければ止めることが出来ない。
全員がハードにプレーをして1勝をつかみにいかないとGAME2は勝利できないだろう。
GAME1の様にどっしり構えて横綱相撲ではなくキングスがずっとそうであった挑戦者のマインドで東の強豪仙台89ERSを倒しにいく。

疲れがあることは十分わかってはいるが仙台は今節でアウェー5連戦目なので疲れ具合は同じかそれ以上。

1Qの頭からファーストパンチをかますつもりでいって、タマヨとヒューもステップアップして総力戦で1勝をつかみに行きたい。


■まとめ

小野Dの「D」はDefenseの「D」(2回目)
今日はオフェンスもスパークしてチームを救った

クーリーの退場は妥当
信州さんスマン

仙台は東の強豪だ!!
GAME2は総力戦で勝つ!!



たつまる

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