年末年始の身体のケア
2022年も残すところあとわずかですね。
年末年始は暴飲暴食で太りやすく…といった文化も薄れつつあると感じている昨今です。
運動不足や、お酒の機会が増えると言われておりますが、実際は365日の7日間だけの変化で、1週間動かないことなんて多々あると思いますので今回は少し角度を変えて「環境の変化」と「塩分過多」の2つについて書いていきます。
環境の変化
年末年始の帰省や旅行を今年から再開される方もいると思いますが、長距離の高速移動は身体にストレスになります。時速36キロ-40キロ以上で移動すると、血中の活性酸素が上がるといった報告もあるため、人の身体は思ったよりテクノロジーの進化へ追いつけていなかったりします。
慣れ親しんだ生家への帰省も「環境の変化」であるためストレスとなります。これは主に神経の作用です。「ここが安全である」と身体が認識して副交感神経が活性化してリラックスする。脳での認識よりも身体がセンサーとなり起こる反応ですので「懐かしい」という郷愁を感じることと、リラックスをする身体の反応は差があったりします。この辺りはいかに認知的な歪みを生むかという面白さでもありますが、主観がないと幸福を感じることはできませんのでもどかしいところです。
塩分過多
外食が増えるとお酒、高カロリーな食事というイメージがありますが飲まない人もおりますし、最近は低カロリーメニューを提供する飲食店も増えています。そんな中で注意したいのが「塩分」です。もちろん日ごろから控えている方も多いと思いますが食塩として流通している塩は「精製塩」として、「塩化ナトリウム」以外のミネラルを除去しているものが多くなっています。醤油や味噌も作る際に精製塩を使っているか、海塩をそのまま使っているかで含有されるミネラル分が変わってきます。
ミネラルは単体での役割よりセットになって身体で働きます。たとえばナトリウムとカリウム(ナトカリ)、カルシウムとマグネシウム(カルマグ)これはセットの代表格です。精製されすぎた塩ばかりだと体内のミネラルバランスが崩れて代謝が滞りますので、浮腫みや怠さ、疲労感の元になったりします。
対策として
環境の変化に対するストレスを緩和するのは時間とコミュニティでの会話だったりします。Googleで研究され一時話題になった「心理的安全性」というものが代表的です。もちろん生産性を求めるわけでないので同じくくりにはできませんが、「私の居場所」として脳でなく身体が認識している状態が大切です。家族や親せき、友人、知人とたくさん会話をして心身ともにリラックスしましょう。深く知りたい方は「ポリヴェーガル理論」を調べてみてください。
塩分による浮腫みや怠さの対策としては、生鮮食品を積極的にとるようにしましょう。生鮮食品は様々な栄養素が含まれていますので、塩分のみならず身体の偏りを中和してくれる効果がります。とくにフルーツはお勧めです。みかんに限らず様々なフルーツを積極的に食べてください。また外食やテイクアウトが多くなるお正月ですが、簡単なもので良いのでぜひご自宅で調理していただくと不要な塩分を避けることができますよ。
お正月休みですので「運動しましょう!」なんてことは言いません。
※以前はそれしかお話してませんでしたが 苦笑
2023年が皆様にとって素敵な1年となりますようお祈り申し上げます。
お読みいただきありがとうございました。
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