α900が欲しくて堪らない日々
お疲れ様です。TATSUKIです。
今回のトップ画像は、本アカウントのアイコンにもなっている写真ですが、僕が構えているこのカメラ、みなさんご存知でしょうか……。
2008年、SONYより発売されたフルサイズ一眼レフ、「α900」です。
2006年3月、かつて本格的なAFを搭載したカメラを発売し、一世を風靡した一大カメラメーカーであるミノルタと、同じくカメラメーカーのコニカが経営統合された会社、コニカミノルタがカメラ事業から撤退。その技術はSONYに譲渡されます。
同じ年の6月、SONYは同社初のデジタル一眼レフ「α100」を発売しました。大人気α7シリーズをはじめとする現在のSONY製カメラの歴史は、この機種から始まったとも言えます。まぁ詳しいことは各自お調べください。僕程度の解説では資料性に欠けますので……。
話をα900に戻しましょうか。
このnoteを書いてる2024年2月25日現在、α900は僕の手元にございません!
ということはかつて手にしていたことがあるんですが、もう本当に完全に心を奪われてしまったほどに、使って感動したカメラでした。
時は2022年の暮れ。
当時入っていた写真部の顧問の先生(カメラコレクター)が、「フルサイズ使ってみるか?」とおっしゃってくださり、先生がお持ちの「Nikon Df」か「SONY
α900」を選ばせてくださりました。
確かその時くらいに、鈴木文彦氏著書の「オールドデジカメ・ファン」を読み、そこに掲載されていたα900のデザインが印象的で覚えがあったので、僕は後者を選び貸与という形ではありますが、栄えあるフルサイズデビューを果たしたのです。
それまでOLYMPUSのE-M5 MarkIIIを使っていた僕ですが、当時は特にそのカメラに不満はなかったものの、「フルサイズ」というセンサーサイズのカメラは一体どんな絵を紡ぎ出すのか味わってみたかったので、使い出す時は非常にワクワクしました。
階調とか、色再現とか、そんな単語の意味も知らなかった僕ですが、大きいセンサーが生み出すそういった写真データの何が優れているのか。それを肌で感じ取ることになりました。
本当に感動しました。
立体感とか、色とか、何もかもが違ったんですから。
雑誌やインスタで見るような、ボケボケの写真が撮れるのが、楽しくて楽しくてしょうがなかったです。
あとネットではノイズ多いよ的なコメントが多く散見されるこのカメラですが、自分はα900のノイズ感は大好物ですね。
あと、Aマウントですから!クセ玉銘玉の多いミノルタのAFレンズがそのまま付くんです!アダプター経由でさらに古いMDレンズも付くみたいですね。
お気に入りは、作例でも多々使用している「MINOLTA AF 50mm F1.7 New」ですね。
絞り開放での滲み方とかほんまたまらんっす。
至高のファインダーとの呼び声高い本機のOVFですが、見え方はあんまり覚えてないです。でも同時期に使ってたPENTAX K10Dよりも大きくて明るかったのでびっくりしたのは覚えてます。
しばらく借りた後、返却の時がやってくるわけですが、手元から離れてから、このカメラが自分の撮影スタイルに死ぬほど合っていたということを実感しまして。
α900だけは絶対に手に入れたい。いや、手に入れなければならないという使命感に近い物欲に駆られております……。
もはや、この感覚は恋に近いですね(?)
古いカメラですが、確か2400万画素程度はあったので解像感は余裕で現代機に匹敵します。
ていうか僕は普段AF速度がめちゃくちゃ必要な被写体を撮っている訳ではないので、普段使いの域では十分すぎるスペックを持っていると思います。
人気が出てき始めているのか、このカメラと出会った当初からだいぶ中古の値段が上がってきているみたいです。
早いところ我が家に来ていただかないと手が出せなくなる値段になる予感、プンプンです……。
お金がない!
使いたいカメラを使えば、気分が上がってより良い作品が生まれる。
という理論の下、お金貯めていつかお越し頂こうと思います……。