【眼鏡の一枚】#あこはる企画
眼鏡は生活必需品、というより眼鏡がなくちゃ生きていけない裸眼0.01のド乱視です。
小学校に入る時点で指摘を受け、3年生から眼鏡をかけてうん十年。
今まで眼鏡にかけたお金で車買えますね。マジに。
昔は子ども用眼鏡が高くって、最初の一個と、就職祝の一個以外はみんな自分のお金で作ってます。
どうやって?
就職するまではお年玉とアルバイトが眼鏡代でしたね。
親戚が多かったので中学生の頃でお年玉8万円くらい集まるんですよ。
でも眼鏡が7〜8万円の時代ですからね。
毎年作らなくても壊れた時の保険(?)もあって、お年玉には手をつけられなかったなぁ。
そういう事情というか、ほとんどが眼鏡代になっているのに親に「おまえはお金を貯められない子だねぇ」と言われたし、自分が子どもの頃は、眼鏡をかけている子なんて少ないから当然囃されるし、眼鏡なんていいことなしですよ。
と、思っていたけど、視力が0.1を切ったらそんなこと言っていられなくなりました。
自分は近視は中度ですが、乱視が半端なくて、若い頃は合うコンタクトがない!で眼鏡一筋になってしまいました。
そのうちドライアイがひどくなって「ソフトコンタクトできませんよ」と眼科で言われるも「着けないのでいいです」なんて強がってました。
自分の結婚披露宴の時のためだけに作ったコンタクトは本当にその時だけで終わり(痛くて我慢できなかった)、眼鏡生活のもはや免許皆伝ではないだろうか?と思っています。
大人になって良かったことのひとつは「眼鏡のふたつ持ち」ができる。
予備の一個を常に持てるのはいいのですが、やはり高い。
「安く作れます」のところにいっても、12mmのレンズをフレームからはみ出しているのが目立たない厚さ(7mm)にしてもらって、牛乳瓶の底にならないレンズにしてもらって(もしくはカッティングで渦を見せない)になると片玉2万円は軽くいく。
「レンズにそれだけお金をかけてフレームがメイドイン海外はちょっとバランス悪いよなぁ。安いの買ってすぐ曲がっちゃうより少し高くても丈夫なものがいいなぁ」
なんてやってると、フレームもメイドイン鯖江になってしまう。
特別高級なわけではないけど、2本一緒に作ると15万は吹っ飛ぶ。
だからひとつはレンズだけ交換して、もうひとつを新調する。
が、諸処の事情で2本一気に作る羽目になることもある。
それが今回(ん?前回というべきか?)。確か2本で割引入って12万円くらいでした。
若い頃は度が進むのが速かったので、1〜2年に1回は作って、年を取ってからも3〜5年に1〜2本作る。眼鏡に100万円以上費やしてるのは確かです。
ホント、眼鏡には感謝していますが、同じくらい恨みもある、そんな存在です。
眼鏡は常に掛けていて、眼鏡だけを写真に撮るなんてまずない。
このような企画をいただいた時こそ撮るチャンスなのでは?
というわけで「撮った!」
2本並べてなんてほんと贅沢な(?)一枚。
歴代の眼鏡でこんな自分の顔にのっていない状態で写真があるのはこの2本だけですよ。ホント。
去年作ったのだけど、1本は普段掛け。掛けて0.6くらい。(ヘッダー写真下「もうひとつは運転用。天気が悪い時とか夜とか。眩しさを抑える青味の強いレンズで、度数も少し高め。掛けると0.9くらい。
それ以上はっきり見えると世界がクリアすぎて具合が悪くなる。
目が悪いおかげで、老眼の方はあまり気にすることなかったけれど、ここ2、3ヶ月、寝っ転がっての読書が急に見えなくなった。
最近はおしゃれに「リーディンググラス」なんて言われているが、まさに読むための眼鏡。
拡大鏡というわけにはいかないのは乱視のせい。
月は常に朧の満月。車のライトは線香花火。
乱視を合わせてのリーディンググラスを買わなくては積読本が増える一方。
でも、やはり予算が・・・
いつの日か3本目購入の際には、noteで紹介させていただきますね。