『0~100』で革命が起きる流れを見よう
日々、世の中は大きな変化へと動いています。
Airbnbを始めとする民泊の改革、LGBTQIA(+)を始めとするセクシュアリティの改革、便利さと共に様々な問題も引き出しているインターネット、コロナウイルスによるライフスタイルの変革など、とにかく色々あります。
ここでは”世の中の大きな変化はどのようにして起こるのか”について、僕の捉え方を共有したいと思います。
こんにちは。川上達輝です。
先日(とはいえ数年前)、tomarigiにてダラッとお喋りをしている時に、尊敬する木村新さんとtomarigiの阿部から「この話はぜひnote.にまとめてほしい!」と言っていただけたので、僕自身への落とし込みも含めてまとめておきます。
まず本題に入る前に5つ。
『0→1』~大きな変化の最初のきっかけ~
声を出す人たちがいます。
「僕たちのことを知ってくれ!」
「私達はこういうのを認めてほしいのです!」
「この新しい体験、いいね!」
大きな変化の最初のきっかけは『当事者の声』です。
当事者たちが主張し、行動し、声を出していくことが”始まり”を創ります。
『1→10』~その事象を調査、分析、説明する~
調べる人、分析する人、説明する人たちがいます。
「この新しい事象は一体どういうことなんだろう」
「これまでのと比べて何が違うんだろう」
「何かルールを破っていないだろうか」
当事者はその未知のモノを認知してほしいと願い声を出します。
しかし、人類は未知のモノを認知するまでに自分が持っている知識量にまで噛み砕いてもらう工程を要します。また、それが自分にどのような影響を与えるのか(または与えないのか)も気になってしまいます。
ここでその工程を受け持ってくれるのが科学者や専門家たちです。
その事象について調査し、分析し、一般に説明する作業をしてくれます。
『10→50』~世の中に広めて、人とお金を集める~
新しいモノを広め、人やお金を集めるのが得意な人たちがいます。
「この新しいものは間違いなく流行る」
「これまでになかったものを打ち出せば注目される」
「これはもっと世の中に広まるべきだ」
未知なモノに注目は集まります。「自分もそれに触れてみたい」と思うのは純粋な欲求です。さらに、それに対する説明が確立されていれば、堂々とその欲求を表現することができます。
ここでその欲求を活用し、一般的に未知だったモノを世の中に広めていく工程を受け持ってくれるのがビジネスです。
科学者や専門家たちの説明の上にそのモノをサービスとして提供し、人とお金を集めていきます。その工程の中で”未知なモノ”が”未知だったモノ”へと変わっていきます。
ちなみにこの『10→50』のビジネスの工程も細かく分けていくことができます。
だいたいですが『10→20』がベンチャー、『20→40』で競争が激化し市場の伸びもここが見せ所、『40→50』となると大手企業などが当たり前化を図っているでしょう。
『50→100』~ここまで来て初めて世の中が変わる~
ルールを作る人がいます。
「これを認めるためにこういうルールが必要だ」
「このルールを作らないとこういう危険性がある」
「このラインまでは許すことにしよう」
もはや一般に広まった”未知だったモノ”。
ここまで広まったからにはしっかりとルールを作らないといけません。そうやってルールを作ることで、”未知だったモノ”を正式に認めることにするのです(一見それを認めたようですが、時々ルールを作った人が有利になるように仕向けることもあります)。
この最後の工程を受け持ってくれるのが”国家”であり、ルールとは法律のことを指しています。
この日本国家は民主主義。民主主義とは簡単に言うと”多数決”のことではないでしょうか。つまり、過半数を取れば良く、過半数を取って初めて動くものです。『50→100』というのは全体の過半数にまで影響が広まっているということを意味しています。
”未知だったモノ”が、”当たり前である”多数派にまわった瞬間なのかもしれません。
この話を聞いた後、あなたに問いたいこと
『0→1』 当事者たちが声を出し、行動に移す
『1→10』 科学者や専門家がその事象を説明する
『10→50』 ビジネスにして人とお金を集めながら広める
『50→100』 国家が法律を作り、認める
上記がここまでのまとめになります。
ここまでお伝えした後に問いたいことがあります。
「あなたは『0→100』のどこの立ち位置にいますか?」
あなたが何か世の中を変えようとしている人であるなら、上記の問いを考えてみてください。どこでも良いのです。まずは自分自身の立ち位置を定めましょう。
その上で僕がポイントだと思う部分を下記にまとめます。
1人では世の中は変えられない
「仲間を作れ!!」と言いたいわけではありません。
前提として書いておりますが、ここに書かれているのは『世の中の大きな変化』をどのようにして起こすかではなく、”どのようにして起こるのか”というお話でございます。
『0→100』を工程ごとに分けて書いてきましたが、それぞれに役割があるのです。本当に世の中を大きく変えるには、その全ての役割が順序よく、そして繋がりを持って機能しなければなりません。1つも無駄な役割などないのです。
1人で全ての役割を持つことはきっと難しく、時間もかかります。
あなたが心からその変化を望み、目指すのであれば連携しなければいけないのです。
工程と工程を接続する役割が重要である
僕がこのお話で一番好きなところです。
『0→1』、『1→10』、『10→50』、『50→100』とそれぞれの工程がある中で、それぞれの端の数字が重なっていることに気が付きましたか?
これは数字をもとにお話しているので極端な言い方になりますが、
『1』、『10』、『50』には(またはその前後の数字には)、接続の役割があります。
ここまで引っ張り上げてくれた工程を、次の工程まで繋げる役割です。
『0→1』から『1→10』へ 「この事象について説明をしてほしい」
『1→10』から『10→50』へ 「これをもっと世の中に広めてほしい」
『10→50』から『50→100』へ 「これにルールを作ろう」
その接続が上手くいけばスムーズに変化は進んでいきます。しかし、ここがそう簡単にいかないのが現実でしょう。
例えば、『10→50』から『50→100』へと繋げる役割を担う時。
『48、49、50』という”ビジネス”の工程の中では最も発言力のある立ち位置にいる(またはその立ち位置の人を動かせる)ことと合わせて、『50、51、52』という”国家”の中で新しいルールを作る意志と力のある立ち位置にいる(またはその立ち位置の人たちを動かせる)ことが必要です。
そうです。簡単に言うと接続の役割には上記のように片方のトップでありながら、もう片方のスターターにならなければいけないのです。
ただ、これも上記に書いておりますが、その立ち位置にいる人たちを動かせることができれば良いこともあります(こっちの方が現実的です)。
そろそろこの話も終わりになります
日々、世の中は大きな変化へと動いています。
ちなみに僕がいるシーシャ業界は『10→50』のビジネスのフェーズにあると考えています。この業界では現在、全国各地でシーシャカフェ開業ブームが訪れており、毎月数店舗の新店舗が誕生しています。
しかしシーシャやシーシャカフェに対する法律は確立されておらず、現在は”たばこ”の法律に則って業界が動いています。国家が動きシーシャに対する法律が制定されるのはもう少し先になるでしょう。
今回のお話では”世の中の大きな変化はどのようにして起こるのか”をお伝えいたしました。
さてここまでお話した上で、最後にもう一度あなたに問います。
「あなたは『0→100』のどこの立ち位置にいますか?」
以上になります。
もしよろしければ皆様が今いる立ち位置、目指す立ち位置を教えていただけましたら嬉しく思います(僕の各SNSでいつでもお声掛けをお待ちしています)。
皆様が目指す世界の実現を陰ながら応援しております。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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