貧困について考える
サブタイトル
〜『絶対的貧困』と『相対的貧困』〜
『貧困』ときくとあなたはなにについて考えるでしょうか。
実際にフランスにきて貧困というものを直に目の当たりにしているのでショックも大きいですし、その違いは日本とは大きく異なるものです。
そこで最近考えてたことが貧困。実際にフランスでは移民や難民をはじめとする大きな問題が話題になっており、ホームレスや貧困の問題は絶えません。
欧米諸国では貧困について定義をするときには目に見える形で自然に誰が貧困で誰が貧困層ではないかはっきりとわかります。
しかし実際に日本でも貧困については議論になることはありますしその存在がないわけではありません。
興味があったので研究の合間にそれについて調べてみることにしました。そして実際に面白い定義とその現象について知ることができたのです。
貧困の定義には複数のものがありますが、代表的な考え方として
「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2つがあります。
「絶対的貧困」というのは簡単に言えば生きていく上での生活が非常に困難な状態。客観的に誰が見てもそして経済的に見ても生活水準を満たしてない人のことをさします。
例としては食べ物がない、家がないなど人間としての最低限の生存条件を欠くような貧困のことを意味します。私たちが一般に「貧困」と聞いてイメージするのは、このような貧困です。
一方で、「相対的貧困」は、簡単にいえば世帯の所得がその国の全世帯の所得の中間値の半分に満たない状態のことを意味します。そしてその経済力や生活水準は実際に場所や環境において非常に異なります。
つまり、その国や地域での文化水準や生活水準の基準と比較したときに適正な水準での生活を営むことが困難な状態のことです。
例えば地元や田舎出身の人がそこでは貧困ではないですが上京をしたときには相対的貧困になるケースがよくあります。食べることに対して別に問題がなくても全体的に見たときにその周りと比べて相対的に貧乏、貧困ということが都会ではよく起こりうる現象です。
まとめると
絶対的貧困と相対的貧困の違いと定義
■絶対的貧困:客観的に見たときに人間として最低限の生存を維持することが難しく経済的にも一般手の生活水準を満たしていない状態
■相対的貧困:その国や市域の文化水準や生活水準と比較したさいに基準よりも経済的に生活的に劣っているかそれを満たしていない状態。
問題提起とその解決案(個人的)
実際にフランスをはじめ欧米諸国では絶対的な貧困層が多くこの解決には時間とお金がかかります。しかし実際に多くの援助団体や非営利法人などが活動したり税金による生活援助がなされています。この問題が消えることはありませんが問題を発見することは困難なことではないです。
発展途上国のように毎日の食糧に欠き、履き物もなく、家もないというような状況の子どもは、日本ではほとんどいないと言っても過言ではないと思います。そして実際に世界の絶対的貧困をなくしてみんなに平等にそして、この現状を根絶していくことも非常に大切なことです。
しかし日本全体でみたときや先進国において今や高校進学や大学進学が当然のようになり、多くの子どもたちが学校以外の場所で学ぶ機会を得て、学習をしている環境下では基準的なことは整っています。
しかし経済的な理由によってそれらの機会が失われている相対的貧困の状況も決して見過ごすことはできません。そしてそれがいじめにも繋がりかねないと僕は思います。
日本の学校では裕福であろうと相対的貧困の家庭の子供であろうと学校ではユニフォームや制服の着用が義務付けられています。これはチームとしての団結という意味でもいいと思いますし、それよりも生徒同士での服にたいしてのジャッジや差別を引き起こさないための非常に良い政策ではないかと考えています。これは個人的に続けていくべきと思いますし、海外では今日本の制服制度には注目が集まっています。
そして『相対的貧困』的な観点から見て『給食』という制度も非常に有効かと思います。今や給食制度は減ったり増えたり地域ごとに違いはありますがこれも僕は推しています。
日本が注目すべき『相対的貧困』
この話題について議論したいなー。
あ、テスト期間が終わったら本格的にYoutubeとPodcastを始めます。あくまでPodcastはあくまで対談形式でほぼ編集なしにするつもりなのでその中で起こる化学反応が楽しみです。
個人的にはその化学反応を『ブリコラージュ的化学反応や感』と言っておきましょう。
では今日はこのへんで!
A bienôt !
Reference
・Economics.Help https://www.economicshelp.org/blog/glossary/definition-of-absolute-and-relative-poverty/
・Newspics 落合陽一『地球の限界について考える』
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