【美味クレソン】8話 故郷への橋
どうも〜ご無沙汰〜、不幸田幸子です。もうすぐ9月というのに何なのこの暑さは?んもーやんなっちゃう、太陽め踏んづけちゃうぞ!
最近、アルバイトで入った中国からの留学生ヨンピョウ君なんだけど元気がないの。夏バテかしら?そうだ、たつじさんに夏バテに効く料理を聞いてみよう♪
たつじ「ヨシ、劉夫妻のお店に連れて行こう。中華料理を食べれば元気になるかもしれない」
中華料理屋、サモハンにて
劉「いらっしゃいませー!ぜひお越しくださいました」
幸子「お久しぶりです。お店も繁殖してますね!今日は何を食べようかしら」
ヨンピョウ「このお店懐かしい感じがします。四川に帰りたいです」
劉「……」
たつじ「マスター空芯菜の炒め物できるかい?」
劉「はいよ!」
ヨンピョウ「美味的!美味しい.....故郷の四川にいるようだ...僕は去年から日本に来ました。中国は経済成長しどんどん豊かな国へと発展しています。しかし、人の心の繋がりが少なくなっているような気がします。文化の交流とはいったい何でしょうか?」
たつじ「ここにいる劉さんはアパートの隣の住人でね、ザァーっと大きな音が僕の部屋まで聞こえたんだよ。火事だと思ったらチャーハンを炒めていてびっくりしてね、それからかな劉さん夫妻と交流が始まったのは」
ヨンピョウ「交流ですか?」
たつじ「交流って言っても物々交換かな。劉さんが餃子を持って来たら酒を渡すし、チャーハンを持って来たら、ちんすこうを渡したり」
幸子「.....(ちんすこう?)」
たつじ「食もまたひとつの文化ということなんだよ。要するに生活に根ざした交流が大事なのさ」
ヨンピョウ「......そうなんですね」
幸子「.....(故郷が恋しいのかしら?泣いてるわ)」
たつじ「涙はポイしちゃいナ!笑っていこう」
ヨンピョウ「はい!」
幸子「......」
たつじ「笑顔飛ばしちゃいナ!希望を持とう」
ヨンピョウ「はい!」
たつじ「夢見ちゃいナ!故郷へと羽ばたけ」
幸子「.....(中国とチャイナをかけているってわけね)」
ヨンピョウ「文化って奥が深いですね。分かりました。こうやって人と人が話すことが文化交流なんですね。考えすぎてました」
たつじ「今の時代ソーシャルディスタンスが当たり前になりつつあるが、心のソーシャルディスタンスはいらない。逆に繋がっていかないと」
ヨンピョウ「よし、千里の道も一歩から万里の長城も一歩から」
たつじ「こうなったら万里の長城へ行っちゃいナ!」
幸子「それは無理があるわ」
一同「ワッハッハー」
【美味クレソン】続くかも.....
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