私がオススメする芸能事務所の強みや特徴を分析〜少数精鋭編〜
別記事で大手芸能事務所編として株式会社ワタナベエンターテインメント,株式会社ホリプロについて紹介しましたが、こちらでは、事務所の規模は大きくないが有名タレントが多く所属する事務所を紹介していきます。
大手芸能事務所編はこちらをチェックしてください↓
■株式会社トップコート
〜実力派俳優、女優が所属するこれぞ少数精鋭が売りの事務所〜
大手事務所編でナベプロの歴史が面白いと書いたので、業界に詳しい方は、この事務所を紹介しない訳にはいかないと思います。
なぜかというと、ナベプロの創業者渡辺晋さんの次女が代表を務める会社だからです。(株式会社ワタナベエンターテインメントの社長は実の姉になります。)なので、トップコートはナベプロの系列子会社として位置付けられています。
所属者は、木村佳乃、中村倫也、杏、松坂桃李、菅田将暉など実力派な役者がおり、他にも、佐々木希、新田真剣佑、杉野遥亮などが所属しています。
これに対し社員は30名程度とスタッフの数が少なく優秀な人材が揃っていることがわかります。
ナベプロの系列ということもあり、テレビ局や制作会社との強い関係性も考えられますが、売ると決めたら会社一丸となって力を注げるのが強みだと思います。
■株式会社レプロエンタテインメント
〜モデル業をベースにTV業界へ進出しヒットコンテンツを量産〜
女性モデルのマネジメントからスタートした芸能事務所で、
モデル業で同性ファンを獲得し、タレントや女優に転身させ各分野でトップクラスで活躍できる人材を育成できる事が強みの事務所です。
実績として、吉川ひなの、長谷川京子、マリエ、新垣結衣、マギー、能年玲奈、清水富美加がいます。(能年玲奈、清水富美加は退所しています。)
それぞれティーン時代から専属モデルとしてファッション誌で活躍し、同性のファンを獲得。同性のファンがつく事の最大のメリットは、一緒に歳をとって成長していくので離れにくい、長期にわたって応援してくれる事だと思います。
モデル→タレントやモデル→女優など新しいジャンルにチャレンジする時に応援してくれるファンがいるという頃はとても心強いです。
(能年玲奈や清水富美加の名前を見ると問題があった事務所と感じる方もいると思いますが、知人から事情を伺ったところ全く違う印象を受けました。
これに関しては、どこかで詳しく書ければと思っております。)
他にも、池内博之、中村蒼、宮沢氷魚、髙田延彦、ユージなど各ジャンルで活躍している男性所属者や若手演技派女優として注目を集めている南沙良も在籍していたりと将来有望な若手も在籍している魅力的な事務所です。
スタッフの人数も80名程と少なく、20代後半で部長クラスの役職で活躍できたりと若手が活躍できる環境が整っていると思います。
■有限会社フラーム
〜TVドラマに特化し次々に人気女優を輩出〜
元々別事務所で広末涼子のマネージャーを担当してた現社長が独立してできた事務所です。
所属者には、吉瀬美智子、山口紗弥加、戸田恵梨香、有村架純など広告クライアントを獲得できる王道ラインの女優さんが多く所属しています。
芝居業だけで生活するのには限界がある為、多くの役者は広告獲得を目指して活動している人が多いです。
どの芸能事務所でも先輩のパワーを使って所謂バーターで若手を売り込みますが、フラームは、TV局との関係性構築、バーターの使い方が上手いと思います。
同じドラマ内で事務所の後輩をキャスティングするのではなく、別クール、別枠のドラマに差し込んだりしているので交渉が上手いです。
社員も15名程度と少数で社長自ら現場にも足を運ぶスタイルは、客観的に見て所属者を愛しているんだなと感じました。
少数精鋭事務所での働き方
私もスタッフが100名以下の事務所で働いておりましたが、当たり前ですが社員数が少ないと一人一人の分掌は増えハードに働く事になります。
ざっと挙げると、現場同行、スケジュール管理、案件調整、打ち合わせ、営業、ファンクラブやSNSの更新、請求書の発行、契約書のやりとり、部下の育成などなど、担当しているタレントに関わる事はプライベートも含めて全てと言って良いほど把握します。
何より、担当タレントをマネージャーが理解していなければマネジメントなどできる訳がなく、タレントからしても自分の人生を預ける事なんてできないと思います。
ただ、ハードに働く分、やれる事が多く関われる領域も広いので短期間で多くの事を学べます。
何事も共通する事ですが"覚悟"を決めて行動できるかどうかは自分次第なので臆せずチャレンジしてみてください!