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芸能マネージャーになりたいあなたへ。芸能事務所に入社するには〜新卒入社編〜

"芸能事務所に入社するには"などと大袈裟に書いておりますが、
一般企業と基本的には変わらず新卒入社、中途入社の大きく分けて2つになります。
ただし、新卒採用をしている事務所は多くありません。
また、新卒採用している全芸能事務所がリクナビやマイナビといった就職ポータルサイトに掲載している訳ではありません。
(私が就職活動をしていた頃に比べると掲載数はかなり増えていますが。)
ですので、気になる事務所がある方は、その事務所のHPの採用ページを確認する方が早いです。

余談ですが、私は学生の頃から大好きだった女優さんが所属している芸能事務所に入社する事ができました。
合格した時は喜びと驚きが混ざったような感情が湧き上がり、最高にテンションが上がりましたw
ただ、入社後その女優さんとご挨拶する機会があり、驚くほどに気持ちが冷めてしまった事はどこかで記載したいと思います。

採用試験では、大好きな女優さんがいる事は話していません。
当たり前ですが、好きな所属者がいるからという理由はライトな志望理由としては悪くはないですが、ガチファンの方はそのままファンでい続けてもらった方が事務所としても嬉しいので採用に至るケースはごく稀だと思います。
こうして、私は秘めた思いを隠し続けて入社しましたが、実際に私が受けた選考内容、入社後人事担当からヒアリングした内容、在籍中に新卒採用の面接官も担当した経験を交えてご紹介します。
※企業によって試験内容や採用基準は異なる為、私が持っている情報を参考までにお伝えしたいと思います。

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一次試験:筆記試験、グループディスカッション、グループ面接

1日で3つの選考を行いました。
筆記試験は、SPIでした。正直ほぼ対策をしていない&偏差値50もない大学を卒業している私の結果はボロボロだったのですが後から人事担当者に聞いたところ受験者を絞る目的で実施していただけなので選考には関係ないとの事で救われましたw
グループディスカッションでは、受験者3~4名に対し試験官が2名で行われ、お題は「このメンバーで新規事業を立ち上げてください」でした。
紙とペンが用意され10分間の議論、5分でまとめ、3分でプレゼンという内容でした。
私は、時間制限があったのでまず最初に腕時計を外し全員が見える位置に置きタイマーをセットしました。
その後は、一人一人が意見を発言できるようにそれぞれに「〇〇さんはどう思いますか?」と投げかけるように進行していき、最後は自然と私がプレゼンする流れが生まれました。
後日、人事担当者に聞いたところ、最初にタイマーをセットした受験者が一人しかいなかったので印象に残った事と、一人一人に発言を促す様にコミュニケーションをとっていた事が好印象だったとのことでした。
試験官は、アイデアが優れているかを見ている訳ではなく、ディスカッションしている様子を観察しています。
入社後は、実際にマネージャーとして様々な現場に立ち会うので、決まったマニュアルがなく"いかに気付けるか"が重要になります。
自分の意見ばかりを主張するのではなく、周りを見て俯瞰視点を持てる事は大切だと思います。
グループ面接では、面接対策で行うようなオーソドックスな質問とグループディスカッションの際に試験官が気になったポイントについて聞かれたくらいで特に変わった質問はなく10分程で終わりました。

二次試験:圧迫面接
受験者2人に対して試験官5名の面接でした。
質疑応答が進むにつれ、答えた内容に対して掘っていくをひたすら繰り返されました。。。会議室の空気もピリつき追い詰められる感が段々と増していくのはかなり辛いものがありました。。。
ポイントは、最後まで諦めずに答え続ける事だと思います。
仕事の現場では、理不尽だと思っても謝罪しなければならない事も多々あります。
多少の自己犠牲の精神を持ち合わせていないとマネージャー業は辛いと感じてしまうと思います。

三次試験:社長同席の最終面接
受験者3名に対して試験官5名の集団面接で、社長と役員陣との面接でした。
良くも悪くも多くの中小企業は、社長の意見が強く反映される為、最後はこれまでの試験官の推薦度合いと社長の印象が重要なポイントになると思います。
内定が欲しい、この企業で働きたいという思いが強いと自分を偽り面接テクニックで対応しようとする思考に陥りがちですが、タイミングや巡り合わせという不確定要素も大きく関わってくる為、ありのままの自分で臨む事でどんな結果になろうとも納得できると思います。

芸能事務所に入社するには〜中途入社編〜

続いて、中途入社の方法をご紹介します。
冒頭でも記載しましたが、企業によって試験内容や判断基準は異なる為、私が持っている情報を参考までにお伝えしたいと思います。

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松本竜浩
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