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知性の尺度は変化する能力
vol.174
新年最初の投稿でもお話ししたように、2025年は単なる巳年ではなく「乙巳」。
蛇は脱皮することから、古いものを捨て、新しいものを生み出すことの象徴。
乙巳は60年に一度の大きなエネルギーを持った年で、変化と成長、結実の時期と言われています。
世の中、見渡してもそれは感じるところで、例えば、明日からアメリカではトランプ政権が発足。
政策次第では、日本にも大きな変化の影響を及ぼすことになるでしょう。
また、日本でも今年は団塊の世代の方々が全て75歳になり、5人に1人が75歳以上になりますし、労働市場で言えば、MZ世代が初めて過半数を超える年になります。
大阪・関西万博もありますし、変化の種を挙げたらキリがないのです。
一方、実は人生の変化の波は断続的に続いてる。
面白いと思ったのは、人は何と平均で36回も「人生を揺るがす出来事」を経験するという研究結果があるとのこと…(驚)
〈DIAMOND online / 2025年1月15日〉
大体、18ヵ月に1回の割合で来るわけです。
信じるか信じないかはアナタ次第案件ですが、いずれにせよ、変化の波をどう捉えるかが、非常にポイントだと思います。
基本的には、人は変化を負担と感じ、避けがちになるからです。
仕事においても、「やったことがないこと」は歳を重ねれば、重ねるほど億劫になってきたと感じる方は多いでしょう。
これは、ナサニエル・ブランデンが
「変化への第一歩は自覚であり、第二歩は受容である」
という言葉を残しているように、まずは変化を受け入れることが大事になる。
そして、挑戦を決断したとしても、ジョン・マクスウェルが
「変化は避けがたいが、そこで成長するかどうかは自分次第だ」
と語るように、変化に対してポジティブに捉える人ほど成長するはずです。
挑戦すれば、必ずメリットはある。
フレデリック・ダグラスが説くように
「苦労することがなければ、進歩することもない」
わけです。
変化と成長は密接であり、「現状維持」は老化やマンネリによるモチベーションの低下(飽き)も加味したら、退化につながる可能性は高いでしょう。
当社の先代社長は、ビックリするほど無茶振りする人でした。
大体、「これに挑戦しろ」と言われることは「うわ〜、そんなことできないよう…」と思うことばかり。
実際、挑戦してもできないことの方が多いのですが(笑)、でも前向きに取り組めば成長できるということを教えてくれました。
だからこそ、6年前に副社長になり、あまり先代から口を出されなくなってからは、なるべく「やったことのないこと」「レベルが高いこと」を選択するようにしています。
むしろ、自分が「できたこと」「慣れちゃったこと」は、どんどん社員に任せる。
なるべく自分の中に余白をつくり、いつでも変化の波を受け止められるようにしているのです。
ちょうど今、大きな挑戦を行っています。
今月は休みなく取り組んでいますが、心の中は燃えている。
結果はどうなるかは分かりませんが、きっとこの1ヵ月真剣にやってきたことは、次の成長への大きな前進させてくれるはずです。
〜ということで、最後に私が「変化と成長」に関する名言で、最も好きな言葉をお届けして締め括りたいと思います。
「知性の尺度は変化する能力である」。
そうです、アルバート・アインシュタインが残した言葉ですが、知性の本質は適応力というわけです。
予測不能な状況や新しい情報に直面した際に、柔軟に思考や行動を変える能力が真の知性を示す。
変化を受け入れ、古い信念を手放し、新しい可能性に適応することで、人は成長し、不確実な環境で繁栄する力を得られるということを説いています。
まさに、今回の話を象徴する言葉ですね😊
皆さんも、平均18ヵ月に1回の割合で来る変化の波をポジティブに捉えて、知性を磨いていってくださいませ。
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!