手帳は“ログ”の時代に
column vol.1307
この時期になると、ふと来年の手帳が欲しくなります。
Googleカレンダーでもスケジュールを管理しているのですが、それでも紙に落とさないと記憶が定着しないので併用してしまう…
特にGoogleカレンダーの場合は、他の人がスケジュールを共有してくれる場合もあるので、なおさらです。
これは私だけなのか…?と世の中を見渡してみると、意外とそうではないことが分かります。
そこで、本日は最近の手帳事情をご紹介しながら、ある傾向についてお話し思います。
手帳にまつわる耳よりな話もありますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ〜
お好みは小さめサイズ
「手帳の高橋」でお馴染みの高橋書店が昨年末に、16歳~69歳の1000人を対象に調査を実施。
〈PRTIMES / 2023年12月7日〉
手帳のスケジュール管理のメリットについて
という方が79.2%。
そして、私と同様、
という方が、85.7%もいらっしゃいました。
よく電子書籍やネット情報だと頭に入ってこないという話を聞きますが、そのことに通じる話でしょう。
もちろん、手帳を製造・販売している調査なので、少し冷静に見た方が良いとは思いますが、それでも手帳があることでスケジュール管理しやすくなるという人は少なくはないはずです。
ちなみに、小さめのサイズがポイントらしく
と思う方が61.8%とのこと。
そして、高橋書店の調査で一番注目したのが
という回答。
61.2 %もいらっしゃるのですが、いわゆる「ライフログ」と言われるものが人気のようなのです。
「ライフログ」が主流に
生活雑貨専門店「ロフト」広報室の滝田有貴さんによると
とのこと。
〈AERA.dot / 2024年9月23日〉
日々の体験や気づいたことを書き留めておける機能が重要で、「日付なし手帳」の売れ行きが好調。
渋谷ロフトでは取り扱いを増やし、ブースを昨年の1.5倍に拡大したそうです。
日付なし手帳は、時間の目盛りは入っているので、スケジュール管理にも使えつつ、自由度が高い。
ToDoリストを書いて目標達成の励みにしたり、絵を描いたり写真を貼ったりしてイベントを振り返るなど、各自がカスタマイズできる仕様になっています。
これまでの手帳は、未来の予定を書くものでしたが、今は日々の記録を書き残し、振り返るために活用されることが多い。
振り返ることで自分に向き合ったり、推し活の記録として楽しんでいるのです。
この「自分の活躍や楽しい時間を記録したい」というニーズを理解していけると、手帳以外にも転用していけるでしょう😊
ちょっとしたメモが100万円に
そして、この「記録」がお宝に変わるコンテストがあるのをご存知でしょうか?
先程お話しした高橋書店が、「手帳大賞」を開催しているのですが、大賞に選ばれると何と100万円が貰えるのです。
〈Walkerplus / 2024年10月15日〉
ということで、ふとした会話の中で相手が言った一言を募集しています。
例えば、高校入試の前に成績に伸び悩む学生が母親に「なんでもっと頭良く産んでくれなかったのか・・・」と愚痴をこぼすと
お母さんがすかさず
と返した一言が第12回の大賞に選ばれているのです(笑)
大賞の100万のほか、特別賞3点各20万円、優秀賞数点各10万円と、賞が続きます。
入賞できなくとも、上位365作品は、高橋書店より毎年発刊の『名言・格言日めくりカレンダー』に掲載。
今回で第29回という歴史あるコンテストなのです😊
応募期間は、2024年9月1日(日)~2025年4月30日(水)。
ぜひ、日常で生まれた名言をお持ちの方はエントリーしてみてはいかがでしょうか?
〜ということで、本日は最近の手帳事情と、そこから見えてくる「ライフログ」需要をご紹介させていただきました。
最近では、「自分史」の発刊など、手帳以外でも、こうしたニーズを捉えた商品やサービスは見られます。
note執筆も自分のライフログという部分もあるでしょう😊
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!