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革新する「モビリティ」の世界

column vol.1074

中目黒のオフィスに移転して、通勤の時に感じることの1つが、よく「Luup(ループ)」を見かけること。

最近ではすっかりお馴染みになりましたが、Luup電動キックボードシェアリングサービスです。

Luup / Webサイト

目黒川沿いを颯爽と駆け抜ける若者たち。

ふと考えてみると、最近、モビリティのあり方も随分変わってきたと感じますね。

〜というわけで、本日は「革新する『モビリティ』の世界」と題して、進化する乗り物の形をお届けしたいと思います。


運転免許不要の乗り物が続々!

最初はLuupにちなんで運転免許が不要の乗り物から紹介させていただきます。

〈NHK NEWS WEB / 2023年6月13日〉

カワサキモータースが開発したのは、電動アシストの機能ペダルで走る自転車のような電動三輪ビークル「noslisu(ノスリス)」

カワサキモータースジャパン

2つの前輪ハンドルの動きに合わせて自然に傾くことで、安定した走行につなげています。

また、オートバイ向けに開発した技術を応用し、段差の上でもサドルやカゴを水平に近い状態に保つ機能を備えていることも特徴。

また、ホンダが出資するベンチャー企業「株式会社ストリーモ」が開発したのが、立った状態で電動で走る三輪モビリティ「ストリーモ」です。

NHK NEWS WEB

Luup同様、道路交通法の改正16歳以上が運転免許なしで利用できるようになった電動キックボードの基準を満たしています

人の重心の位置を感知してバランスを取る機能を搭載し、停止時や低速走行でも転倒しにくいのが特徴

こうした乗り物の開発は、これまでスタートアップ企業の間でその動きが活発でしたが、大手メーカーの相次ぐ参入でさらに活性化しそうですね。

イメージが作新される「カスタムカー」の形

一方で、モビリティの代表選手の1つである車にも新しい変化の兆しが表れています。

例えば、カスタムカーです。

昔はどちらかというと「改造車」というイメージでしたが、1995年のカスタムに関する法規制緩和以降、多様な形が生まれています。

〈日本海新聞 / 2023年7月31日〉

例えば、見た目も含めた「居心地の良さ」です。

外観レトロにカスタマイズしたり、インテリアLEDを使った間接照明にしたりするなどがそうです。

他にも、ステアリングを木目調にするなど、質感や利便性を高めるアイテムを装着して、自分が居心地が良いようにカスタマイズする人が増えています。

また、最近はキャンプがトレンドになっていますが、アウトドア用にカスタマイズする人も増加。

シールドカーテン虫よけの網外部電源がとれるシステムなどのアウトドアアクセサリーが売れているそうです。

こうした商品を販売するホンダアクセスでは、「わんこと一緒に楽しいおでかけを!」をコンセプトに、愛犬が車で快適に安心して過ごせるアクセサリーにも注力。

「速さ」「カッコよさ」から「個性アピール」「居心地の良さ」、さらに「趣味に合った使い勝手」「運転のしやすさ」「同乗者の快適さ」まで、車のカスタムが多種多様に広がっています。

いわば、車は単なる移動ツールではなく、ライフスタイルそのものとなっているのです。

どんな時間を過ごすのかという視点が重要な時代と言えるでしょう。

自動運転の「一人乗りタクシー」の実現へ

「車」といえば、もう1つご紹介したいのが、ベンチャー企業であるKGモーターズ株式会社の取り組みです。

1人乗り超小型EVを将来的に完全自動運転化し、ミニマムモビリティロボタクシーとして展開する計画を発表してます。

〈自動運転LAB. / 2023年7月29日〉

その車が、こちらです。

KGモーターズ

サイズは全長2,450×全幅1,090×全高1,500ミリで、航続距離は100キロ

今年1月に開催された「東京オートサロン」コンセプトモデルを発表しており、その際に事前モニター登録で5,800件の申し込みを受けたそうです。

販売価格は100万円以内を目標にしており、2025年の量産販売に向けて準備中とのこと。

同社では、人口減少時代では「1人乗りであること」が交通課題の解決につながると予測しています。

大型車による自動運転はコストが高く、何らかの迂回経路時間制約があり、利便性が低くなってしまうという欠点がある一方…

小型車による自動運転は、車両の維持費や償却コストが大型車と比較すると安くエネルギー効率も高く電気代も安価に抑えられるというわけです。

まずは、2027年から自動運転レベル4「ワンウェイ型シェアリングサービス」を先行展開する予定とのこと。

さらに2030年からは、レベル5完全自動運転のロボタクシーを走行させるという計画らしいのです。

その上で、自動運転ミニマムモビリティを購入したオーナーが貸し出せるプラットフォームをつくり、手数料収入を得るビジネスモデルを構築していくようですよ。

非常に興味深い新たなシェアモビリティの形なのではないでしょうか?

実現したら、ぜひぜひ利用したいところです😊

ということで、さまざまな新しいモビリティがデザインされています。

個人的には目下、大阪万博でお披露目される空飛ぶタクシーに乗ってみたいなと思っていますが、皆さんはいかがでしょうか?

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。


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