テラコヤ「海風遊舎」

今日は、社会教育コーディネーターのミッションである「学校外の学びを耕す」ために実施した子どもの学校外での学びの活動のテラコヤ「海風遊舎」を紹介します。
4年間の活動なのでボリューミーな内容になっています。


(1)概要

why
・子どもにとっては、地域での活動を通して、地域の人を知ったり自分の興味関心を深めるとともに、地域への愛着を深める。
・地域の人にとっては、子どもとの交流を通して、未来の担い手となる仲間と繋がる。
how
・社会教育コーディネーターと公民館主事を中心に、地域を巻き込み子どもたちに学校外の学びの機会を作る。
what
・学習と体験活動を行う。
when
・長期休みに
where
・公民館や小学校で

(2)内容

2020年度

2020夏-1 学習

2020夏-2 タブレットで世界旅行

2020夏-3 たまねぎ染色

2020夏-4 囲碁教室

2020夏-5 釣り、魚さばき

2020夏-6 ドローン教室

https://www.canva.com/design/DAEGr1i5UfU/A8fPkhi1Gs99F80CpIO_-w/edit?utm_content=DAEGr1i5UfU&utm_campaign=designshare&utm_medium=link2&utm_source=sharebutton

2020秋-1 Youtuberになってみよう!~小野地区の魅力を発信しよう~

2020秋-2 家族バランスボール教室

2021年度

2021夏-1 大道山の模型をつくろう

2021夏-2 学習

2021夏-3 囲碁教室

2021夏-4 汽車旅

2021夏-5 釣り

2021夏-6 ドローン教室

(2021夏動画)

2021秋-1 けん玉教室

2021秋-2 SDGsってなぁに?〜ボードゲームで楽しく学ぼう〜

2022年度

2022春-1 卒業生限定海風遊舎

2022春-2 学習

2022春-3 ボッチャ

2022春-4 バドミントン

2022春-5 流木でフォトフレームをつくろう

2022春-6 スポーツかるた

2022夏-1 塩づくりチャレンジ

2022夏-2 釣り&海遊び

2022夏-3 染め物教室

2022夏-4 囲碁教室

2022夏-5 100歳体操

2022夏-6 パソコン教室

2022夏-7 学習

2022秋-1 ドローン教室

2022秋-2 親子料理教室

2022冬-1 書き初め&どんと焼き

2023年度

2023春-1 陶芸×カナダ教室

2023春-2 ボッチャ大会

2023春-3 防災かくれんぼ

2023春-4 1万個の洗濯バサミで遊ぼう

2023春-5 100歳体操とゴールボール

2023春-6 ジェンダーってなぁに?

2023春-7 学習

2023夏-1 釣り(津和野小との交流)

2023夏-2 タブレットでまちあるき

2023夏-3 海山交流(匹見小との交流)

2023夏-4 学習

2023秋-1 ドローン教室

2023冬-1 書き初め教室

2023冬-2 バレンタイン教室

(3)子どもの姿

3-1 対象

1年目は小4~小6を対象に行いましたが、2年目は中学生になった生徒らが「僕たちはもう行けなくなるんですか?」と行きたいけど行けない悲しいという声を聞いたので、2年目は対象を小4~中3に広げました。
すると、小1~小3からも「参加したい」という声が出てきたので、小1~中3に対象を広げました。
さらに、保護者さんからも「見学してもいいですか?」「参加したいです」という声が生まれたので、またまた対象を広げました。
内容によっては定員を設けることがありますが、基本的には「やりたい人がやりたいことをやる」スタイルです。
そうすると、来る子はどんな内容でも来るようになったので、いつものメンバー(約80%)だねという風になってきました。

3-2 振り返り

教室型からお祭り型にスタイルが変化していきました。
教室型では、子ども自身が未来の自分のためにキャリアパスポートのような一貫で感想を書いて、地域の講師さんからコメントをもらっていました。
お祭り型では、学びの要素<ワイワイ楽しいというようなバランスに変化したので、わざわざ感想を書く振り返りの時間を設けることへの違和感を持つようになりました。
誰の何のための振り返りなのか…
①子どもの未来のため
参加して気づきの種を記録する。
※キャリアパスポートなら高校生まで持ち上がれてよいが、アナログのファイルだと制限がありやりにくいため、デジタルのskymenuやteamsで記録を残すのが良い。
②地域講師の今後のため
子どもの反応や感想から企画者の今後に繋げることができる。
③企画運営のため
初めての企画をすることが多かったので、子どもの姿から次の企画に活かすためにアンケートを取ることもある。

(4)地域の声

講師として
参加者として

(5)コーディネーターとして大切にしてきたこと

5-1 企画が生まれるきっかけ

①子どものやりたいの声から。
学校に席があり、毎日会って、遊んで、話すので、子どものポロっとした
※「やりたいことは何?」と聞くのはなかなか出てきにくいので、「次やってみたいことは?「これならできそうじゃない?」と生活や授業の延長上に点を打つイメージで聞くことがコツかもしれません。

②地域の思いから。
「子どもにこんな経験をしてほしい」「自分が子どもの頃こんなことを学びたかった」「自分の趣味を子どもたちにも触れてほしい」「子どもたちと関わる機会がほしい」等の思いから生まれたものがあります。
※消費するのではなく、個人がやりたいことの小さな挑戦を応援するスタンスで任せる。伴走が必要な場合には一緒に汗をかきながら決めていく。

③授業から。先生の願いから。
「学校ではやりにくいこと」や「ここから先もやらせたいけどできない」等時間や評価の枠があるからこそ、社会教育の方がやりやすいことはバトンタッチをすることがあります。
※先生方のイベントの参加は願わず、来てくれたらラッキーくらいに思っておく。学校外の時間なので強制になるのは負担になる。しかし、子どもの姿を見たかったり、内容に興味を持って参加される先生もいる。会場を学校にすると、興味を持ってもらい参加する率は上がる。

5-2 当日までの準備

①依頼をする。
電話やメールでの依頼でOKの場合と、依頼書を送る場合がある。立場や関係性による。
②打ち合わせをする
「思いやテーマ」「場所」「対象」「内容」「準備物」等を決める。
③チラシを作成する
④学校を通して配布する
「もうすぐ楽しいお知らせあるよ」と予告をしておくのが超大事。
楽しみにしている姿
⑤当日のタイムテーブルを作成する
⑥参加人数を共有する
グループ分けが必要な場合は、学校と相談することがある。
⑦必要な物を準備する
⑧天気やコロナによる中止・延期を判断する

5-3 当日

①受付時に体調や気持ちを確認する
②レベルや意気込みの温度差の調整をする
③役割を与えて貢献の喜びを
受付や撮影をしたいという子が多い。
④決めすぎず余白を楽しむスタンスを持つ

5-4 終わってから

①子どもの声を地域に伝える
②子どもの姿、身に付いた力、変容を学校(担任)に伝える
方法は3つくらいあって、1⃣直接伝える2⃣職員朝礼で伝える3⃣回覧で伝える
のどれかで伝えてることが多かったです。
③当日の写真や作品を掲示する
参加していない子に「楽しそう」「行きたいな」と思うきっかけにする。
また、参加した子が写真を見て話題にしやすくする。

まだまだあって途中ですが、一旦ここで公開します^^

いいなと思ったら応援しよう!