
「生き方」との出会いがあってもいいよね
1年間ぐふぐふと企んでた企画、つわの生き方留学 (@ikikataryugaku)がついに開催される。
なんだかまだ実感が湧いてないようなので、これまでの開催の経緯を振り返えってみる。
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さかのぼること1年。2019年2月、ある地域を訪れることになった。
そこでは地域と学校が連携し、学校内にとどまらず、地域での活動も活発だった。
そして、想いを持ったおもしろい人がたくさん暮らしていた。
それは、島根県津和野町。
私は「まち全体が学びの場」な津和野に魅力を感じた。
「ここにはおもしろい人はたくさんいるけど、大学生はおらんねん。」
その一声がこのプログラムをつくるきっかけとなる種でした🌱
それからのリリースまでの経緯を時系列で振り返ってみます^^
はじまり編1 -ヒッチハイクで初島根-
はじまりはただヒッチハイクをしたかっただけだった。笑
はじまり編2 -ナナメの関係-
なんだここは、未来か?と思った。
はじまり編3 -私たちの「やってみたい」-
真夜中の止まらない語り"合い"。
はじまり編4 -運命を変えた日-
2019年4月21日(誕生日前日)、まちがいなく運命を変えた。とんでもない誕生日プレゼントだった。
あゆみ編1 -準備-
津和野で「できること」、「やりたいこと」がありすぎてインプット過多な1週間。
あゆみ編2 -夏の報告会-
さきさん(@sakichaaan1123)が私たちの想いに共感してくれて、スタッフとして関わってくれることに。
主に夜の内省や振り返りを担当してくれる。頼もしい仲間が増えてうれしい🌷
(中央がさきさん)
あゆみ編3 -コラボが止まらねぇ-
魅力化コーディネーター、津和野高校生、津和野高校卒業生、地域の方など...コラボが止まらなくてさすが津和野だなと。
あゆみ編4 -blaboで全国からアイデアを-
213ものアイデアが集まった。
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- 多様な生き方に触れてみたい人
- 地域の暮らしや教育に興味がある人
- 津和野に行ってみたい人
そんな人に、このプログラムが何かの点になったり、点と点が線に繋がるきっかけになりますように...と想いを込めてリリースしました。
そこから続々と参加申し込みがあり、キャンセル待ちに...!
今回は、大阪、兵庫、広島、島根、大分から6人の大学生が参加してくれます。
そしてFacebookのいいね数は300を超え、(数字が全てじゃないと思ってるけど)思ったよりたくさんの人に応援してもらってると思うとうれしいのです。
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で、何をするの?
主に4つの活動をします。
1:大人との出会い
「津和野で暮らす大人との出会い」と称して、津和野で暮らす大人(Iターン、Uターン、地元の人)の3名に、これまでの人生や、今なぜ津和野で暮らしているのかなどの思いを伺います。様々な生き方を知ることで、自分自身の生き方の選択肢を広げるきっかけになればいいなと思っています。
2:内省
「振り返り、向き合い、問い直すことで、自分を知る。」
このプロセスを大切にしたいので、プログラム中は、参加者には1冊のノートを渡します。自分の感じたことを、ノートにたくさんメモしていくなかで、自分が今何を感じているのか、徹底的に向き合うことを大事にします。
3:対話
同じものを見たり、聞いたりしても、感じ方は人それぞれ。
自分の感じたことを相手に話したり、相手の感じたことを聞く中で、新しい気づきや疑問が生まれることも多々あります。だからこそ、対話を大切にすることで、より学びが深まる留学になります。
4:ふりかえり会
参加者の学びのアウトプットの機会を「報告会」として設けます。
発案者の2人が2019年4月に、津和野町にある養老館にて開催された「第1回つわのSOUP」でこの企画をプレゼンし、実現まで多くの方に助けていただいたという経緯があるので、そのお礼の意を込めて、養老館で行います。
それでは留学スタート!
\ DAY1 /
【 大人との出会い#1 】
〇プロフィール
ホタルイカで有名な富山県滑川市に生まれ、大学進学のため埼玉県へ!そのまま埼玉で公立小学校教員を7年務めました。頑張れば頑張るほど疲れてしまう教員。次から次へと湧いてくる○○教育。責任を押し付け合わずに、先生が抱え込みすぎず手放せる学校にしたい。そして、子どもたちにも、教員と家族以外の大人と出会って世界の選択肢を広げてほしい。老若男女みんなで育ちあう社会にしたい。大好きな地元でそんな環境を作ろう!と教員を辞めることを決意しました。退職間際にたまたま見つけた「島根県の教育魅力化コーディネーター」の記事。それをきっかけにトントン拍子で2か月後には津和野に行くことをが決まりました!
今は、小中学校の先生と一緒に授業を作る手伝いや、新しく入ってくれた仲間のサポート。
津和野町の教育ビジョンの実現に向けてできることを日々試行錯誤している日々です。
〇津和野町教育魅力化とは
津和野町では「0歳児からのひとづくりプログラム」を掲げ、まち全体が学びの場となり、自ら学び続けるひとが育つ環境づくりを進めています。どうすればそれが叶うのか、様々な立場の人と対話をしながら事業を進めています。
👀石倉さんのインタビュー記事はこちら!
【 つわの×大学生 大交流会 】
津和野に滞在する大学生と地域の人が混ざり繋がる空間。30人以上が参加します。にぎやかになりそうだ。
\ DAY2 /
【大人との出会い#2】
○プロフィール
年は32歳。合併前の旧日原町で生まれ、受験や、就職でいまだ一度も津和野から出たことがない、田舎者です。小さい頃から餡子が好きで、中学生の頃に漫画の影響で本格的に和菓子に興味を持ちはじめました。高校卒業後に「和菓子処三松堂」に就職して、14年勤続しています。田舎は正直煩わしいです。「僕は相手を知らないけど、相手は自分の事を知っている」。僕の家族を知っている方がたくさん居てくれていると、表現の乏しい人間に育ってしまいました(笑)そんな人見知りな僕ですが、いまでは地域を活性化して町を救う為に、お店を観光資源にすることから始めています。いずれは黒字事業を会社と別にも増やします。また、地域で暮らす若手と共に任意団体を立ち上げ、教育現場の中間支援もさせて頂いております。津和野も日原もとっても大好きで、僕の中では境界線はありません。妻を笑顔にすることが好きで、今日も自分らしく胸を張って生きてます!
○三松堂について
創業68年になる「和菓子処三松堂」。太鼓谷稲成神社にほど近い場所に本店があります。こだわりの餡子は全て自家製。一子相伝の「こいの里」は初めてお召し上がりになった方がリピーターになって下さいます。「ひとときの幸せ」を感じて頂けるよう、菓子は心でつくり、お客様に喜んで頂けるよう努めております。
👀阿部さんのインタビュー記事はこちら
【 津和野高校の総合の時間 】
半年間探求してきた津和野高校の総合の時間に大学生が参加します。
16プロジェクトごとに分かれて、動画やマップ、ポスターなど何かしらの成果物を作っています。それぞれの活動を経て、何を学んだのか対話的に振り返り、動画にまとめるというゴールに向けて大学生は言語化の壁打ち相手になります。
どのプロジェクトも興味深くておもしろそう。
県外の大学生は「なにも知らない」という強みを生かして、「それって何?どういうこと?」等と言語化をするお手伝いをします。
【 アスギミック 】
おもしろい大人や大学生との交流の場を作ってる部活、アスギミックとのコラボ企画。高校生にとって「大学ってどんな場所なの?」「一人暮らしってどんな感じなの?」など進路を考える上での悩みや不安を相談して何かに繋がればいいなぁと思ってます。大学がない街だからこそ大学生ができることがきっとあるはず。
\ DAY3 /
【 大人との出会い#3 】
○プロフィール
1982年大阪生まれ・同志社大学卒。
2006年│㈱リクルートに入社。住宅(SUUMO)/ブライダル(ゼクシィ)事業部で営業・プロジェクト&チームマネジメントを担当
2014年│父の闘病をきっかけに東京から帰阪。㈱ワールドサービスにて新規事業のオペレーション構築とマネジメントを担当
2017年│香味園上領茶舗へ。2019年より香味園の代表として経営に従事
趣味はピアノと料理
イヤイヤ期真っ只中の2歳娘の母としても奮闘中!
○香味園
創業1930年。藩政時代から続く津和野の懐かしい味と香りの伝統を、創業以来こだわりの厳選茶葉・栽培方法で守り続けています。
香り・味だけでなく、ご体調、季節やシーンに合わせたオリジナルブレンド茶づくりも人気です。
店頭では中庭で泳ぐ津和野の風物詩〈錦鯉〉を眺めながら、各種お茶のご試飲も可能です。
👀上領さんのインタビュー記事はこちら
【 センセイオフィスの見学 】
参加者の要望で津和野高校の職員室を見学させてもらうことになりました。
【 本が好きな津和野高校生プレゼンツ、「当たり前」を疑おう 】
本が好きな津和野高校生の次郎くんとのコラボ企画。
参加大学生には「考えさせられる本」というテーマで1冊持ってきてもらう。
本をきっかけに対話が生まれたらいいなぁ。
みんなどんな本を持ってくるんだろう。
\ DAY4 /
【 合同ふりかえり会 】
最終日にはアウトプットと関わってくれた地域の人へ感謝を伝えるふりかえり会をします。
たまたま同じタイミングで全国から大学生のツアーを企画してる津和野高校卒業生の「津和野のマド企画」とコラボすることに。
全国から14人の大学生が津和野で何を感じたのか。
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このスケジュールに加えて、夜は内省と対話の時間を大切に振り返ります。
運営はひと足先に準備のために前日から津和野に来てるけど、すでに楽しい。
さぁ!!はじまるぞー!
追記(20210325)