Amazonのサクラレビューはどのようにして作られる?~人手と労力をかけてレビューを作る~
みなさんこんばんは、福田達也です。
先日の記事ではAmazonのサクラレビューの作られ方の一つとして、商品を後から入れ替えるという手口について紹介しました。
こういったステマ(ステルスマーケティング)商品を避けるためには、カスタマーレビューをよく見て、怪しい日本語じゃないかどうかをチェックするのが大事だと言われたものです。
今回は、このカスタマーレビューを増やしているコピペレビューや怪しい日本語について、調べてみました。
怪しい日本語のレビュー
Amazonの商品の中で、非常に評価が高い商品の中に、不自然な日本語が紛れていることがあります。例えば、下記の記事で紹介されている中身ですと、
不自然なほど多くのレビュー数と、☆5が集中している商品には、このように明らかに日本人以外の人が書いた日本語のレビューが散見されます。
そして、恐ろしいことに、こういった商品がAmazon's Choiceに選ばれていたりするようです。
自分が見たものの中では、これ以外にも、「妻にも買いました」「リピートしました」みたいなものがサクラレビューとして多いように感じました。また、異なるカスタマーレビューで全く同じ文言が使われている「コピペレビュー」もかなり注意が必要です。
低コストでよく見せるための「苦肉の策」
上記の記事にもありましたが、これらは弱小企業の苦肉の策だとのことです。
まっとうな企業であれば、しっかりと広告費をかけてYouTubeなどに広告を打つのですが、そのお金もないのでチマチマとレビューを書いているとのことです。
確かにAmazonで☆5がたくさんあるようなステマ商品のほとんどは、聞いたことがないような無名のメーカー(あるいはメーカー表示そのものがない)であり、公式HPもないものが多いです。
余談ですが、こういう無名なメーカーの本社を調べてみると、中国の深センであることが多いです。深センは中国のシリコンバレーと呼ばれるほど、特にハード面でのスタートアップ企業が多いエリアです。こういうステマのノウハウが蓄積されているのかもしれませんし、こういった企業から未来のユニコーン企業が出てくるのかもしれません(手段は褒められたものではありませんが…)。
終わりに
今回はamazonにはびこっているステルスマーケティング商品のうち、特に怪しい日本語でレビューが書かれているものについて何故なのかを調べてみました。
広告費がないからこそ、人手と労力でカバーする。こういうと聞こえが良いですが、その目的が消費者を騙すためなのであれば、まっとうなやり方とは言えません。長く繁栄していくためにも、誠実でありたいものです。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いできることを、楽しみにしています。