【ティム・アーバン】先延ばし魔の頭の中はどうなっているか【動画から学ぶ】
みなさんこんばんは、福田達也です。
前回の記事では、私たちにはみな先延ばしグセがあるということについて、行動経済学の書籍から紹介をしました。
今回のトピックも前回と同じです。TED Talkより、先延ばしの話で非常に有名になった、ティムアーバン氏の『先延ばし魔の頭の中はどうなっているか』です。
動画に興味がある方はこちらからどうぞ。動画は英語ですが、『Read transcript』より、『日本語』を選択すると、日本語訳を読みながら聞くことができます。
講演まとめ
論文を、締め切りのギリギリまで書かないように先延ばしにしてしまう自分に気づいた。その先延ばしは、お猿さんのように、何か難しい事に取り掛かろうとするとNoといい、それよりもこっちの「ラクで楽しいことをやろうよ」と舵を持っていってしまう。
こうなると時間はただ過ぎ去ってしまい、ひとしきり遊んで時間を潰した後に、「今日はもう時間がないからやめよう」といって先延ばしにしてしまう。
この猿にも天敵がいて、それがパニックモンスターである。締切が近くなるとパニックモンスターが突然現れ、猿が逃げ帰ると同時にハッと我に返って
理性的に物事が進められるようになる。
しかし、世の中にはこのように締切がある先延ばしと、締切がない先延ばしがある。パニックモンスターに頼り切っていると、締切がない先延ばしにはずっと手を付けることができない。その結果、私たちは、自分の夢に対して傍観者にようになり、置い始めることすらできなくなる。
先延ばしは誰にでもある
先延ばし(英語では、procrastinatorといいます)を感じたことは、後援者のティム・アーバン氏を含め、先延ばしは誰にでもある癖だと言うことです。いつも、理性的で長期の目標を達成することよりも、目先の欲望や「ラクで楽しい」事を優先したいお猿さんのような自分がいる。そして、眼の前の困難を避けるあまり、自分の人生の舵をそのお猿さんに渡してしまう。
これは執筆や片付けといった小さな事にも、人生の目標といった大きなものにも存在していると感じます。そして、目標が長期であればあるほど、お猿さんが「まだ大丈夫だよ」と誘いかけてくるのです。
締切に依存する仕事をやめよう
昔の自分は、締切ドリブンで仕事をすると嘯いていました。試験勉強や大学のレポートなど、それで乗り切ってきて、しかもそれが上手くいった成功体験があったからです。
しかし社会人になると、思うようにいかないことがたくさん出てきました。目標自体が直前では終わらないような高いものであったり、途中経過を作っていくことを求められたり。仕事をお願いする立場からしてみれば、直前になるまで期日通りに期待したものが出てくるかどうかがわからないのですから、当然です。
そして何よりも、自分の人生を考えた時に、やりたいことも目標もなく、どうして良いか分からず、ただ目の前の楽しい事を続けていました。そしてそのたびに、このままでいいのかと不安になる日々を過ごしていました。
目標・ビジョンを描いて行動し続ける
今は仕事のやり方を変え、ラクで簡単なことをしたいと思う自分は織り込み済みで、その上でどうやったら仕事が進むかの工夫しています。
一つ一つの仕事については、できる限り目標を明確にするように癖づけてきました。また、締切が無いものについては、自主的に期限を切って他の人に宣言をし、それに間に合わせることで、巨大なパニックモンスターを起こすことなく進められるようにもなってきました。
そして、自分の人生については、こうでありたいというビジョンを描いて、今の努力がそれにつながっているかという指針を持つようにしています。最初はぼんやりとしたものでも、描く努力と行動を続けていく内に、段々と不安が消えていったことを覚えています。
終わりに
今日はTED Talkのティム・アーバン氏の動画から、先延ばしがなぜ起こるのかを紹介しました。
正直な所、今でも長期の目標よりも、目先の欲望やラクなことをついつい優先してしまう自分に向き合うことはよくあります。そんなときこそ、この動画を思い出し、改めて「自分はどうなりたいのか?」「そのために今自分は何をすべきか?」を考える習慣をつけていこうと思います。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いできることを、楽しみにしています。