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リーダーシップにとってファシリテーションはいかに重要か【本から学ぶ】

みなさんこんばんは、福田達也です。

本日は、本から学ぶということで、

1章の要約

ファシリテーションとは、メンバーや関係者が、知恵とやる気を引き出し、納得感のある合意を得て、自ら動き出すようなるためのスキルである。また人を育成する上で肝となるコミュニケーションスキルでもある。この事から、コミュニケーションを通じて、メンバーに影響を与えることの多いリーダーシップにとって欠かせないススキルである。

メンバーが自ら動き出したくなるためには、腹落ち感が重要である。腹落ち感を得るためには、上位の方針の目的や理由を理解し、具体的なあるべき姿を自ら描き、ワクワク感や当事者意識を持てるレベルまで納得する必要がある。

ファシリテーションを身につけるためには、2つの壁を越える必要がある。1つ目は、自分にとって新しい課題や、よく知らないメンバーとの議論をリードできないということ。もう一つは、自分がよく知っている課題やメンバーに対して、意見を押し付けてしまうことだ。

この壁を越えるためには、仕込みとさばきの能力が重要となる。仕込みは、事前に十分な準備をしておき、本来あるべき議論の姿やその方向性をイメージしておくことだ。さばきは、一つ一つの発言に対して、どのように反応・対応するかということだ。

最後に、ファシリテーションの背景には、人の可能性を信じ、人の意欲、能力、知恵を引き出すという基本姿勢があることを忘れてはならない。

ファシリテーションとエンロールメント

今回はチャプター1の内容から、ファシリテーションとは何か、どういった結果を得るためのものか、ファシリテーションの壁や身につけるべき力は何か、その背景にある前提は何か、について紹介しました。

ファシリテーターというと、会議の進行役といったイメージが有りましたが、本書籍の中ではより広い概念で捉えているように感じました、ただ会議を進行するだけでなく、多くの人とチームを組んで仕事をしていく中で、仕事の結果を最大化するためにどういう関わりをしていくのかというところに焦点が当てられているように感じます。

だからこそ、ファシリテーション力がリーダーシップの中でも重要視されているとのことです。リーダーシップは、チームを率いて結果を作っていく力のことで、そのためにもメンバー全員のやる気やアウトプットを最大化する力が求められています。

ただ、ここで大事なことは、メンバーに無理やりやらせたり、無茶をさせるのではなく、メンバー一人ひとりができると信じて応援し、その可能性を引き出していくということです。

自分も、お世話になっている人との関係を思い返したときには、いつも信じて応援して貰っているからこそ、安心して力を発揮できていると感じています。

この話を読んでいる中で思い出した概念がエンロールメントです。エンロールメントは、直訳すると自己決断を引き出す状況環境を整えるということ。眼の前の人ならできると信じて関わり、自ら決断し動くようにしていく関わり方、まさにファシリテーションと同じだと感じました。

終わりに

今回は書籍の内容を通じて、ファシリテーションとは何かについて紹介しました。

ほとんどの仕事は一人ではできず、多くの人との関わりの中で結果成果を作っていく営みです。そのためには、自分一人でなんとかしようとするのではなく、コミュニケーションを通じて、一緒に働く仲間のアウトプットを最大化するための関わりが求められてきます。

自分も、仲間の力を最大限引き出せる力を身に着けていきたいので、改めて本を読み進めて行きたく思います。

本日も読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いできることを楽しみにしています。


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