「知恵の実の作り方と、あの子の未来」
毎週土曜日。22:00あたり。地下鉄の中でいつも同じ車両に乗り合わせる、おそらく小学生だと思う女の子。
車両の中は仕事帰りの人、遊びに行く人、遊び帰りの人、様々な大人が乗っている。
わたしは車両を見渡す。全ての人はスマホを手にしている。
わたしとその女の子だけ、本を読んでいる。
初めて見かけた時、彼女は「赤毛のアン」を読んでいた。
その姿を見ながら、この子はどうゆう家庭に生まれ、育ち、未来を生きるのか、読んでいる本を閉じて考えていた。
読書家の親のもとで生まれ、読書する親の背中を見て育ち、読書を続けて大人になる。
彼女はもう気づいているのだろうか、知恵の実の作り方を。
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「知識+経験=知恵」
本にはたくさんの知識が詰まっている。古今東西ありとあらゆる知識の本がある。
知識人と話すのもいいが、都合よく知識人と出会える可能性は低い。やはり本の方が手っ取り早く、かつ自分に必要な知識をピンポイントで手に入れられる。
読むことで「知識の苗となる」
得た知識を「構想し実行する」
知ったことを考えてやってみる「経験という水をあたえる」
これを繰り返すことによって成長し、知恵を得る。
「知識+経験=知恵」わたしはこう考えます。
本を読む、または知識人と話すことで「知識の苗を植える」
構想し実行して「経験という水をあたえる」
これを繰り返し「知識の木を成長させていく」
するとある日「知恵の実がなる」
知識の木をたくさん育て、知恵の実をたくさん収穫すれば、人生は豊かになる。
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わたしは今日もお気に入りの場所で、本を読む。
今日はあの女の子の未来を、少し思いながら。
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