会社の自販機に100円入れるのをやめてビットコインに投資してみた。(56日目)~ファクトフルネス 第1章~
こんばんは。
tatsu_kuです。
僕たちが『事実』だと思っていること。
果たしてそれは、本当に『事実』なのだろうか…。
◉第1章 分断本能
〜『世界は分断されている』という思い込み〜
これが分断本能である。
▶︎世界は分断されているという、勘違い
みなさんは、
『途上国』と『先進国』という言葉を使い分けるとき、頭の中にあるのは、
『貧しい国』と『豊かな国』ではないだろうか?
ここで、改めて質問。
◆質問1
現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?
A.20% B.40% C.60%
答えは、C.60%
この質問の正解率はわずか7%だった。
チンパンジーでも正解率は33%になるのに…(・_・;
一番多かった回答はA.20%だったのだが、初等教育を修了しない女子は、現在、世界で2%以下しかいないのである。
◆質問2
世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう?
A.低所得国 B.中所得国 C.高所得国
答えはB.中所得国
みな、世界の人口の50%以上が『低所得国』に住んでいると思っていたようだ。
正しい答えは、『9%』
今や、低所得国に住んでいるのは、世界の人口の9%しかいないのである。
そして、世界の人口の75%が『中所得国』に住んでいるのである。
ここまででお分かりのように、世界を『途上国』と『先進国』または『貧しい国』と『豊かな国』という言葉で分断すること自体、現在は間違っているということに気づくだろう。
▶︎所得レベルに応じて4グループに分ける
・レベル1
1日1ドルから。
裸足で数時間かけて歩き、ぬかるみに溜まった泥水をバケツに汲んでくる。
生まれてこの方、口にしたことがあるのは粥だけ。
誰かが病気になると、薬も買えず、ひと月後には命を落としてしまう現実がある。
こういう暮らしをしている人たちは、世界におよそ10億人いる。
・レベル2
1日の稼ぎは以前の4倍、4ドルになった。
お金を貯めれば、子供たちにサンダルやバケツの買い足し、自転車も買える。
それにより、1日分の水を汲んでこられる。
電気も通り始め、子供たちも学校に行けるが、誰かが病気になると薬を買うために周りの物を売り払わなければいけない。
そうするとレベル1に逆戻りだ。
こういう暮らしをしている人たちは、世界におよそ30億人いる。
・レベル3
仕事を掛け持ち、毎日休みなく働いて、1日の収入がまた4倍の16ドルになった。
水道管を引いたことで、水を汲んでくる必要がなくなった。
電力も安定し、冷蔵庫も使え、子供も毎日宿題ができるようになった。
バイクを買えたので、工場勤務ができるようになった。
こういう暮らしをしている人たちは、世界におよそ20億人いる。
・レベル4
収入は1日32ドルになった。
学校には12年以上通い、旅行のときは飛行機に乗る。月に1度は外食し、車を買うこともできる。蛇口からはお湯も出る。
こういう暮らしをしている人たちは、世界におよそ10億人いる。
僕も含め、みなさんはレベル4の暮らしをしているはずである。これは世界の7%にあたる。
現在、世界の大部分は真ん中のレベル2とレベル3に暮らしているということを理解しておいてほしい。
▶︎分断本能
ここまで読んで、『途上国』と『先進国』という呼び名はもはや正しくないということがお分かりいただけたと思う。
しかし、国連や他の国際機関は、未だに使い続けている。
どうして、ここまで分断が存在するという考え方が根強く残っているのだろうか。
理由は、人が持つ『ドラマチックな本能』が何事も2つのグループに分けて考えたがるからと言える。
そしてそれは、実際には分断がないのに分断があると思い込む原因となるのである。
▶︎まとめ
・この章のファクトフルネスとは、話の中の『分断』を示す言葉に気づくこと。
それが、重なり合わない2つのグループを連想させることに気づくこと。
多くの場合、実際には分断はなく、誰もいないと思われていた中間部分に大半の人がいる。
分断本能を抑えるには、大半の人がどこにいるかを探すこと。
①『平均の比較』に注意しよう
分布を調べてみると、2つのグループに重なりがあり、分断などないことが多い。
②『極端な数字の比較』に注意しよう
人や国のグループには必ず、最上位層と最下位層が存在する。2つの差が残酷なほど不公平なときもある。しかし多くの場合、大半の人や国はその中間の、上でも下でもないところにいる。
③『上からの景色』であることを思い出そう
高いところから低いところを正確に見るのは難しい。どれも同じくらい低く見えるけれど、実際は違う。
ながら聴きに最適なオーディブルもおすすめ!!
それでは今日の結果です‼︎