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会社の自販機に100円入れるのをやめてビットコインに投資してみた。(63日目)〜ファクトフルネス 第2章〜


こんばんは。
tatsu_kuです。

僕たちが『事実』だと思っていること。
果たしてそれは、本当に『事実』なのだろうか…。

◉第2章 ネガティブ本能
〜『世界はどんどん悪くなっている』という思い込み〜

人は誰しも、物事のポジティブな面より、ネガティブな面に注目しやすい。
これはネガティブ本能のなせるわざだ。
そしてネガティブ本能もまた、世界についての『とんでもない勘違い』が生まれる原因になっている。
ファクトフルネス

これが、ネガティブ本能である。


▶︎世界はどんどん悪くなっている

まずは、質問をしよう。

◆質問3
世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?
A.約2倍になった 
B.あまり変わっていない
C.約半分になった

正解はCである。

過去20年の間に、極度の貧困にある人の数は半減していたのである。
だが、この事実を知っていた人の割合は、ほとんどの国で10%未満だった。

上記のグラフのように、この20年間で一気に右肩下がりになった。
にもかかわらず、まだまだ極度の貧困に苦しむ人たちが映し出されるテレビ番組をレベル4にいる我々が見ることで、世界は何も変わってないかのように錯覚しているのである。

◆質問4
世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?
A.50歳 B.60歳 C.70歳

答えは C.70歳
現在の世界の平均寿命は72歳になった。
しかし、最も多かった答えは『60歳』
しかも、高学歴になるほど正解率は低かった。

▶︎ネガティブ本能

人々が世界はどんどん悪くなっているという思い込みからなかなか抜け出せない原因は『ネガティブ本能』にある。

この、ネガティブ本能を刺激する要因は3つ。

①あやふやな過去の記憶

「あの頃に戻りたい。何もかもすっかり変わってしまった」
これは、半分正しくて半分間違っている。
たしかに、昔と今とでは何もかもが変わったが、今と比べて良かったわけではない。
むしろ、昔は今よりも悪い世の中だったが、それを正確に覚えている人は少ない。

過去、世界の85%がレベル1の極度の貧困だったが、
現在、世界の大部分がレベル2か3で暮らしている。

そう、実は良くなっているのだ。


人々は、生活水準が良くなるにつれて、過去の貧しかった頃のことを忘れているようなのだ。
思い出は美化されると言える。

②ジャーナリストや活動家による偏った報道

どれほど大規模で、多くの人に影響を与えるものであっても、ゆっくりとした進歩はメディアに取り上げられることはほぼない。
反対に、戦争・飢餓・自然災害・テロ事件…など悪いニュースは大々的に報道される。

報道がより自由になり、人々の暮らしが良くなるにつれ、悪事や災いに対する監視の目も厳しくなってきた。
それによって、皮肉なことに世界は全然進歩していないと思う人が増えてしまったのだ。

例えば、アメリカの犯罪発生率は1990年以降減り続けている。
しかし、どれだけ犯罪件数が減ろうとも、ショッキングな事件は毎年のように起こり、メディアはそれを大々的に報道する。
その結果、人々は犯罪は増えていると錯覚するのである。

③状況がまだ悪いときに『以前よりは良くなっている』と言いづらい空気

あるデータを見て、それが良くなっている結果だったとしても、『世界は良くなっている』と言いづらい空気があるのかもしれない。
もちろん、何もかもが良くなっているわけではない。
だから、一部の良くなっているデータだけを見て喜んでいる人は『楽観的だ』『無責任な言い方だ』と批判される。

しかし事実、良くなっているのだ。
良い部分にも同じように目を向けて未来への希望を失わないようにしよう。

▶︎まとめ

・この章のファクトフルネスとは、ネガティブなニュースに気づくこと。

ネガティブなニュースの方が、圧倒的に耳に入りやすいと覚えておくこと。
物事が良くなったとしても、そのことについて知る機会は少ない。すると、世界について実際より悪いイメージを抱くようになり、暗い気持ちになってしまう。
ネガティブ本能を抑えるには、『悪いニュースの方が広まりやすい』ことに気づくこと。

◉『悪い』と『良くなっている』は両立する

『悪い』は現在の状態、『良くなっている』は変化の方向。
2つを見分けられるようにし、この2つが両立し得ることを理解しよう。

◉良い出来事はニュースになりにくい。

ほとんどの良い出来事は報道されないので、ほとんどのニュースは悪いニュースになる。
悪いニュースを見たときは、「同じくらい良い出来事があったとしたら、自分のもとに届くだろうか?」と考えてみよう。

・ゆっくりとした進捗はニュースになりにくい
長期的には進歩が見られても、短期的に何度か後退するようであれば、その後退のほうが人々に気づかれやすい。

・悪いニュースが増えても、悪い出来事が増えたとは限らない
悪いニュースが増えた理由は、せかいがわるくなったからではなく、菅氏の目がより届くようになったからかもしれない。

・美化された過去に気をつけよう。
人々は過去を美化したがり、国家は歴史を美化したがる。

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それでは今日の結果です!!

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