小学生で活躍した選手が消えていく原因
こんにちは!
今日はこのテーマでお話していこうと思います。
写真は小学生のころより覚醒し大活躍している久保建英選手です。この記事には関係ありませんがかっこよかったので使ってみました(笑)
成功する選手のタイプ
まず小学生で成功する選手には
A 毎日毎日練習を頑張って技術が周りより向上するのが早い選手
B もともとのフィジカルで圧倒できてしまう選手
の大きく分けると2タイプに分かれると思います。
このうちのAタイプについてお話します。
ゴールデンエイジについて
Aタイプの選手は怪我がなければカテゴリーが上がっても通用していくタイプだと思います。
ゴールデンエイジといわれる(5~12歳)時期があります。この時期は神経系の発育が行われ、12歳になるとほぼ100%まで発育します。
つまり大人と同じ神経系だということです。
また、この期間は動作を見よう見まねでできてしまう時期です。
大人は初めて見る動きをひとつづつ理解し分析してから動こうとします。これに対し子供はパッと見た直感でその動作を習得しようとします。
大人は子供の動きを理解しようとし説明を求めても子供はうまく言葉にできなかったり擬音が多かったりしますよね。
これは考えてないからじゃなく直感で動くことが本能的に正しいとわかっているから考えるより先に動いているのかもしれません。
この時期にどれだけ多くの経験をし神経に刺激を与えることができたかが成長に大きく関わってきます。
なので毎日練習をすると技術が向上し成功につながることになりますね!
過度の練習での代償
ですがここで心配になることが 毎日の練習 です。
毎日練習するということは子供の体にはどれだけの負担がかかっているのでしょうか。
サッカーは”走る、減速する、止まる、蹴る”という動作で常に心肺機能と足に負荷がかかるスポーツです。
まず考えたいところが筋力です。
大人と比べ小学生の筋力は圧倒的に弱いですよね?
ボールを蹴るにしても遠くまで飛ばしたいと思えば思うほど力んで筋力頼みのキックになりがちです。
それを毎日全力で蹴っていたら筋肉への負担、関節への負担は大きすぎます。
これを筋力のある大人が”膝下の振りを強くしたら強い球が蹴れるぞ”とか気持ちをぶつけろだとか言ってしまうと小学生の体は持ちません。
また、成長期のこどもには骨の両端に骨端線と言われる軟骨がありそこが成長することで骨が伸び身長が伸びる場所があるのですが、そこに過度の負荷がかかると
骨端症といわれる怪我に繋がったり最悪の場合骨成長に悪影響を起こしてしまったりします。
骨端症とはオスグッド(膝を痛める)やセーバー病(かかとを痛める)などがあります。これになってしまうと長期間練習をすることができなくなったりすることもあります。
まとめ
その結果小学生では技術が高くても怪我が原因で中高でサッカーができなくなる選手はたくさんいます。
ですが間違えたくないことは練習をすることや毎日運動することが”悪”なのではなく高負荷の練習をたくさんすればうまくなるという風習が選手の将来を断っているということです。
同じスポーツを毎日すると同じ部位に負荷が多くなるので、別の競技を行うことも体の負荷を分散しながら神経系に新たな刺激を与えれるいい機会かもしれません。
今回は毎日の練習での体の負荷についてお話ししました。
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