スマホで水中撮影!? ダイソースマホ防水ケースで水中撮影してみた!!ダイソー商品で果たして水中撮影を撮ることはできるのか??(釣りをしながら水中撮影)
どうも、龍キング釣りと申します。今回は釣り人に限らず、だれもがやりたいであろう水中撮影をスマホでしてみたいと思います。ダイビングやシュノーケリング時のスマホの水中撮影はよく聞きますが、果たしてカメラを釣り糸に取り付けて海に投げ込むような釣り時に役立つ水中撮影ではどうなのでしょうか? スマホでの前例がないため少し気になったので今回はこの水中撮影を行ってみたいと思います。
こういった釣り時の水中撮影は気軽に行うことができないのでやる人が少ないです。それもその機材が関係あるでしょう。特に今回行う、直接カメラを海に投げ込むスタイルの水中撮影をするなんて言ったら、高価な専用のカメラやケースがいりますし、他にもいろいろ必要になります。そこでスマホでこういった水中撮影ができたら...と考える人も少なくはないでしょう。スマホだといつも使い慣れているのに加えて、持っている方なら専用の機材を買う必要がないので安く済みますし、コンパクトで済みます。悪いことなしです。
ということで今回は、スマホ+100円で済む、釣りの水中撮影の方法を僕が発明してみたいと思います。では早速本題に入りますよ!!
1.ダイソー防水スマホケースを購入!!
まずはダイソーに行って、スマホ防水ケースを購入します。
いろいろある中、買ったのはこちら。
ダイソースマートフォン防水ケースです。
なんと値段は100円。税込110円。激安です。基本どこのダイソーにも売っていると思います。
サイズも大きめで基本どんなスマホでも入ると思います。
では早速内容の方を見てみましょう。
IP68,IP68とは簡単に言えば水深10m防水テストを合格した国際保護等級です。
IP68のIPとは、ほこりと水にデバイスがどこまで耐えられるかを表す規格です。
そしてその隣の6は、固形物の侵入耐性を表し、8は、水の耐性を表します。両方とも数字が大きくなればなるほど耐性力が高まります。そして両方とも最大値である6と8で表されているため、防水性能は非常に高く、水中での使用も可能ということになります。
つまり、水深10mまでのところであれば、防水できるということです。ということは、基本水深が10m以浅である、普通の漁港や砂浜等であれば水中撮影が可能ということですね。
そう思いながら色々読んでいると、「水中で使用しないでください。」という赤色で書かれた文字が目に入りました。
ただ、水深10mテストを合格したのであれば、10mより浅い限り水中で使用していいはず。と、僕は考えました。
そういう自分の考えを信じたいと思います。
2.開封する
ということで早速開封。
こんな感じの中身でした。いたってシンプルです。防水ケースに紐です。
これを組み合わせて、完成。すぐ出来上がります。
では早速防水ケースの方を開けてみます。
意外に簡単な構成ですね。これで防水できるとは信じがたいです。
スマホをケースに入れて、ふたを閉じて、レバーを利用して完全に閉じるだけです。普通のケースみたいな感じですね。
結構シンプルですが、実際にどうなのでしょうか。
では早速検証してみましょう。
3.実際に使ってみる!!
では実際に検証してみます。何事もやらないとわかりませんからね。
(ただスマホ防水ケースで水中撮影を行う場合は自己責任で。)
今回は釣りをしながらの水中撮影ということで仕掛けにスマホを取り付けた状態で撮影します。いわゆる海中の釣りの様子の水中撮影ですね。
最初は北海道十勝の港にスマホを投入します。漁港はこんな感じです。
早速始めます。ドキドキする初トライ。足元に投入します。
最初は水中にも太陽の光りもしっかり届いていましたが、徐々に降下するにつれて、緑に近い色になり、暗くなって行きました。
そして最終的に移ったのはこの画面。ケースが着地してからはこれがずっと流れていました。
スピーカーからはキーンという甲高い音にぶくぶくと水の音が響き渡ります。
そしてさらにこんな映像も映っていました。
撮影後、防水ケースを確認しましたが、水滴一粒たりともついておりませんでした。防水性能は認められて、水中撮影できることは証明できましたが、向きのコントロールができないため、撮影がうまくできないということもわかりましたね。
ただ、やはり何かを撮りたいという思いで、もっと水が濁っていなさそうな漁港に移動することにしました。
次はこんな漁港。
同じく北海道十勝の漁港です。ちなみにこの漁港では全く何も釣れなかったので、水中が気になります。
前回と同じくまずは足元に投入。
いい感じに撮れています。
ここで気づいたことは、たまに水に入れた瞬間に動画が止まってしまうこと。ここが弱点。
これは恐らく水圧のせいだと思います。水がケースの中のスマホに触れることで再生ボタンを自動的に押してしまい、停めてしまうと考えました。
最初使用したときはケースに空気が入っており、スマホとケースに間が空いていたのでこのようなトラブルが無かったのですが、恐らく今回は携帯の向きをコントロールしやすくして、浮かないようにするために空気を抜いたからこのようなことが起きたのだと思います。
そこで、手元にあった発泡スチロールなどをスマホに被せることで水の圧力で動画が止まらないようにしました。
無事成功。あとは撮影に期待。
しっかり仕掛けの餌も撮影できていますね。
そして着底。
お!!意外に上手く撮れている!!
ただ、向きがおかしくなりました。やはりスマホ防水ケースですと、空気を抜いたとしても、ケース自体の面積が大きいので、水の抵抗のせいか、水中で浮いてしまい、バランスが取れないので、正しい方向で撮影ができません。
そして、カメラがユラユラと揺れながら撮影したものに奇妙なものが移っていました。ゴカイとかイソメとかそういうものでしょうか。にょろにょろした細長い生物か何かが映っていました。
水中撮影では普段見れない、水中の世界が見えるからいいですね。
足元はこんな感じということがわかりましたね。では遠投したら何が起きるのでしょうか。リスクが高いことが分かっているも、好奇心に負けてしまい、遠投撮影することに。
3.遠投撮影もする
ドキドキします。
では遠投しちゃいます。
そして無事着底。
お!! いい映像だ!! これぞ僕が求めていたもの!!
ただし、次の瞬間スマホが倒れてしまい、映ったのは黒画面のみ。
残念。この後はずっと仕掛けを引きずりながら回収していたので、ずっとこの画面が映っていました。
そして無事回収を終えたと思ったものの、何か嫌な予感がします。
ケース内に水が入っています!!
その原因を突き止めるのに少し時間がかかりましたが、破れてしまっているということが分かりました!!
ちなみにスマホは無事でした。気のせいかは分かりませんが、あれから気になることならマイクとスピーカーの調子が少し悪くなったくらいでしょう。
ただ、防水ケースは破れてしまいましたね。スマホが無事なのは不幸中の幸いと言っていいでしょう。
恐らく遠投時に水に当たった時の衝撃、どこかでおもりが当たった、10m以上の深さだった(水圧がかかりすぎた)、そして最もあり得るのが、ケースを引きずっているときに、摩擦もしくは何かに当たり破れた。このような原因が考えられます。
皆さんも使用する最は今回のような失敗をしないようにしっかり考えてから行うよう気を付けてくださいね。
5.まとめ
では実際に使ってみたということで、検証結果をお伝えします。
まず、破れやすい。海に直接投げ込む水中撮影には向いていないということがわかりましたね。ただ、その反面に防水性能はしっかりしている。気を付ければ水中撮影も可能、ということがわかりました。
では今から良かった点と悪い点も解説していきたいと思います。
まずは良かった点から。
良かった点
1.安い
やはり値段が安いということが一番の長所でしょう。そもそも防水ケースが100円で買える時点でコスパ最強と言えます。
2.軽い
防水ケースといっても重たいのもあります。ただし、これは軽いため、使いやすいです。
3.防水性能がしっかりしている
100円のため、さすがに少しくらいは水が中に入ると思っていましたが、IP68テクノロジーのおかげか、袋が破れるまでは水一滴たりともスマホに触れていませんでした。
4.簡単に取り出し可能
やはりたくさんの防水ケースの短所は取り出しが難しかったり、そもそもカメラやスマホをケースに入れるのが大変だったりします。ただ、この防水ケースは比較的簡単な構造で、レバー2つを開き、スマホを中に入れて、最後にレバーを閉じれば良いだけなので、そこも長所と言えます。
5.ケースに入れたまま操作可能
スマホ防水ケースならほとんどのものがケースに入れたままスマホを使用することができると思いますが、ダイソーの防水ケースもしっかりその性能がついております。このせいで少しトラブルが起きましたが、僕みたいにスマホケースをそのまま海に投げ込まない限り、助かる性能でしょう。実際に僕もこのおかげで助けられたこともありました。
6.透明
ほとんどのスマホ防水ケースは透明だと思いますが、色がついているものもあります。この防水ケースは特に透明色をしており、水中撮影に適していると言えますね。
7.しっかり浮く
今回の水中撮影では実際は悪い点の一つでもありましたが、それ以外の使用では浮いてくれると助かることが多いでしょう。さらには、今回ケースが浮いてくれたおかげでカメラが正しい向きを向いていなくても、スマホが立ての向きを向いてくれていたので意外に良かったといえます。
では悪い点も解説していきます。
悪い点
1.破れやすい
今回の検証結果としては破れやすいということがわかりました。やはりケース自体がビニールのような素材でできていて、袋のような形状をしているのでしょうがないことですが、破れにくかったら、もう少し水中撮影にも使用しやすかったかもしれません。ダイビングや水泳なので自分がケースを持ったままの水中撮影ならまだましでも、破れる可能性が高くなる、水に直接投げ込むスタイルでの水中撮影は避けたいところです。
2.ケースの入り口までは浸水している
これも短所の一つでしょう。ケース内にまでは水が入っていなくても、レバーが付いている入り口あたりまでは使用後、無数の水滴が見られます。そこが少し残念ですね。やはりダイソーなのでしょうがないことだと思いますが、このせいで取り出し時にスマホが濡れてしまったこともあります。
3.入り口部分に隙間があることが気になる
次にケースの入り口部分に隙間が空いていることが気になります。
こんな感じです。
このせいで入り口部分が浸水したのだと思いますが、水中での使用時にここが外れてしまうと考えると、水中ではなるべく使いたくないですね。少し面倒ですが、テープや輪ゴムを巻いたらまだましになるのではないかと思います。
4.防水10mがきつい
防水10mは十分すごいことですが、今回は水深何メートルか分からないまま行うような水中撮影だったので、投げ入れたところが10mより深い可能性も十分にあります。そうすると恐らく水圧に負けて袋ごと、下手するとスマホごと壊れてしまうでしょう。なので、本当は余裕を見て防水30,40m程のケースが欲しいところですね。ただし、ダイビングや水泳などの水中撮影や、直接水に入れないような使い方をするなら防水10mで十分でしょう。
5.傷がつきやすい
これも短所。折りたたんだり、使い込んだりしていると細かな傷が無数につきます。そしてさらに使い込んでいくうちに破れてしまうでしょう。どんだけ丁寧に使っていても傷がつくような素材なためしょうがないですが、これもやはりポーチタイプの防水ケースの悪い点の一つでしょうね。
6.水中撮影時バランスが取れない
これは最大の短所の一つ。水に投げ込む水中撮影では、撮影機材が常に正しい向きをしている必要があります。ただ、このケースですと、海中でユラユラと浮いているだけで撮影したい場所を撮影できません。そのため、下に重りを取り付けるといいと思います。
7.リスクがある
毎日使っている大切なスマホは無くしたくもないですし、壊したくもありません。万が一スマホが壊れたり無くなったりした場合は大量のデータや思い出も無くなるうえ、安さと引き換えに大きな代償も払う必要があります。そんなスマホを百均の防水ケースにすべてをかけると考えると、どんだけ性能が良くてもやはり不安です。さらに今回のような水中撮影はスマホが無くなる確率そして壊れる確率が高いうえ、毎日使っている大切なスマホをそんなことで無くしたくはありません。それならそれ用の予備の安い携帯や、専用の安いカメラを買ったほうが毎日使っている必須品であるスマホを無くしたときや壊れた時の悲しみや被害もやわらぐでしょう。こう考えてみると案外1万円以下の専用のカメラは安いのかもしれませんね。自分の携帯が壊れるリスクを負いたくないのであれば、専用のカメラを買ったほうが断然いいでしょう。
なので、悪い点としてはこのケースを使うならリスクがあるということでしょうか。
まとめ
悪い点と良い点はこんな感じです。では今回の検証結果を簡単にまとめてみたいと思います。
結果としては、ダイソースマホ防水ケースでは水中撮影が可能。ただし、直接投げ込む水中撮影スタイルはおすすめしない、でした。
それもケースの破損などのトラブルが起きたうえやはり不安な点もあったので今回のような海などに直接投げ込むような水中撮影はおすすめできないですね。ただし、プール、水泳、ダイビング、お風呂、スポーツ、雪遊びなど自分が常にスマホを持っている状態での使用、そして撮影は普通に大丈夫と思います。
ただ寿命もおそらく短いと思いますし、破れやすいため、そういったことはしっかり理解しておく必要があります。そして、今回のような雑な使用は好まれませんね。
今回のように直接カメラを海に投げ込むスタイルの水中撮影ならやはり専用の機材(カメラとケース)を買うのが一番でしょう。1万円以下で案外安いのも売っているのでおすすめしますよ。たとえばこれー>apex cam M80 air
ちなみにこの後も新しくダイソースマホケースを購入し、ウインタースポーツや水辺の撮影などで役に立ってくれています。なので、今回の検証を除けば結構使い物になると思います。
今回のテーマ、スマホでの水中撮影は可能か?の答えとしては、水中撮影は可能だけど直接投げ込むスタイルはおすすめしない。でした。皆さんも水中撮影をしてみてはいかがでしょうか。(自己責任でお願いします)直接投げ込むスタイルでは無い限り普通に大丈夫だと思います。ただ、ダイソーの防水ケースでも十分防水できるということが分かったので良かったです。
ということで
ではまた~!!
次回の記事も楽しみにしていてくださいね~!!(^^)
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